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エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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2006年 08月 12日 ( 1 )


2006年 08月 12日

0812:水上集落コンポン・プルック

セルカードで携帯電話にチャージ。
1-3$のボーナスアップキャンペーン中らしい。
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朝飯食って8時半過ぎに先生を迎えに。
寝てたの起こすと、驚いて飛び起きてた。
「アポ無しで来て・・・」
とブツブツ言いながら支度をしていた。
ジュースをくれた。
やっさしー。
シャワー浴びて、腰と肩にバスタオルを巻いて、「今夜は寝かさないぞ」みたいなギャグをかましてた。
相変わらず宝の山。
青い耳の着いた傘を差し出して、「使う?」なんて言っている。
しっかりパンダみたいな顔の描いてある傘だ。
コンポンプルックヘ向かう。
先生はもちろんメットに長袖、手袋、安全靴と完全装備。
「日焼けしたくないもん」とのこと。

コンポンプルックは、ここでも何度も取り上げている、ロリュオス南に位置する集落である。
乾季はバイクで行くことも可能だが、雨季は道が水没し、途中から船で行くことになる。
集落の中央には寺があり、その南北500メートルに渡って集落が形成されている。
集落は高さ5メートルほどの位置で生活する巨大な高床式の家で、雨季になるとトンレサップの水が増え、床下は水に水没する。

国道を東へ。
あっという間に姿が見えなくなる。
「ドーナツ買ってましたよ」
後部席でともかちゃんがそう言う。
こっちもガス入れたいんだけど、どうしようかなー、なんて思ってると、あっという間に抜き去って走っていく。
追いかけていくと、国道脇のガソリン屋台で停車。
ちょうどこっちもガス入れたかったので停まる。
「ここ、安いんだよねー」
と、先生。
「混ぜ物だから」
どうやらガソリンに混合しているらしい。
「エンジン大丈夫なんですか?」
「あー、どうせガーに売るからいいの」
国道を東へ爆走。
ロリュオスの先から南下する。
道の入り口に数台いたバイクが1台追いかけてきて、ロリュオスの市場を過ぎた辺りで「コンポンプルック?」と声を掛けてきた。
船の客引きか、ああ、うぜーーー。
無視していると、スピードを上げて今度は先生に付いて走っていた。
先生もウザイ様で、とにかく引き離そうと走っているのが目に見える。
木々が途切れ、悪路がしばらく続く。
先生が停車し、「先に行って」と言われた。
バイクの男も停車して待っていたが、俺が動き出すと走り始めた。
わざと少し距離を置いて走っていると、男は結構なスピードで走っていく。
2年前と同じく、水の量は船溜まりの集落まで来ていた。
木陰にバイクを停める。
男がしきりに船の勧誘をしてくる。
20$と言っているらしい。
俺、10000Rで往復してんだけど。
ともかちゃんは鶏がだめらしく、声をあげて逃げていた。
くちばしが丸いアヒル系は平気らしい。
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モノクロと書かれたテレビの箱がある。
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すっげー、今時、モノクロテレビを作る方が難しそうだ。
どうやら村まで行く人間がいるようだ。
人が集まるのを待つ。
「虹!」
ともかちゃんに言われ、空を見ると、太陽を囲むように丸い虹が見えた。
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男を無視してコンクリの建物から周囲を見回す。
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ちょっと高さのある場所から眺める周辺の景色。
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しばらくして、やっと男は帰って行ったのでほっとしていると、ジープがやって来た。
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さっき出て行った男が笑顔で戻ってくる。
どうやらどっかの金持ちが来たらしい。
タイミング悪りぃ・・・
お金持ちはさっさと船に乗ろうとするので、これに便乗するしかない。
値段交渉するが1人往復5$。
仕方ない。
5$で約束し、船に乗る。
船は道と並行する川を下る
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木立の向こうの道は、時折大きな水溜りに侵食され、やがて水没した。
しばらく下ると、コンクリの水没した橋の脇を通る。
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乾季は余裕で通れる場所だ。
そこから水域は少し広くなり、船は航路をやや南西に変え、水没した木々の間を抜けていく。
やがて民家の屋根が見えた
村の端っこは既に水没しているが、それも100メートル強で、村の2/3はまだ陸地が残っている。
陸地の残っている端の部分に接岸するため、船は速度を落とし旋回する。
西洋人の姿もちらほら見える。
以前から何度も来て、村人に「西洋人はよく来るよ」とは言われていたが、実際にここで見るのは初めてだった。
地球の歩き方には載ってないけど、ロンリープラネットには載ってるので観光に来るのだろう。
それにしても多い。
子供たちが家からこちらを見て、「」ハロー、バイバイ!」と手を振る。
「早っ!」
先生は、「タオパイパイ~」と返していた。
早速写真撮影。
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2年前に撮った写真の家に行きたくて写真を見せると、小さな集落なだけに、あー○○さんね、とすぐに答えが帰ってくる。
そこらへんにいた男の子を呼んで、「船出してよー」と言うと、すぐにその場に停まってた船のもやいを解き、回してくれた。
ともかちゃんに「行く?」と聞いたら、行くと言うので一緒に船に乗る。
船は浸水こそ少ないものの、非常に揺れる。
バランスを取るのが難しい。
背中に機材のバックパック、首に20D+キヤノンに借りてる17-35をぶら下げ、犬のような格好で必死に船にしがみつく。
その様子を見ていた村人が、ゲラゲラと大笑い。
右に、左に揺れる度に、「ひぇーーー」と声を上げると、村人がゲラゲラ笑っていた。
なんとかその○○さんの家に到着
家にいたおあばぁちゃんが、ござ敷いて出迎えてくれた。
飾れるように6切りに伸ばした写真を手渡す。
飯食ってけとか泊ってけと言われたが、ありがたく気持ちだけ頂く。
今度来るときは電話しろ、と言われた。
携帯を見たら、昔は圏外だったので電波はしっかり入ってた。
高床式の家から、村を望む。
船の出た場所で先生は写真を撮ってたので、「アギラー、アギラー」と叫んだ。
村人が真似して「アギラ、アギラ」と言っていた。
ぐらぐら揺れる船に乗って岸へ戻る。
子供にお礼に2000R渡した。
その場で少し写真を撮ってから村を歩く
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子供たちがぞろぞろと着いて来た。
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裸で買い物する子供。
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上だけ服を着て、下丸出しのクマのプーさんみたいな子供がそこらへん走り回るのがカンボジア。
相変わらず家からは、「ハロー、バイバイ」の嵐。
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寺にもお坊さんの話を聞くバランが。
寺の先の雑貨屋で水購入。
500ミリのペットボトルを一気に飲み干し、さらにそのまま吸い込んでペットボトルを圧縮すると、笑いが取れた。
さっきから着いてくる少女が、しきりにトンレサップへ行かないのか?と聞いてくる。
トンレサップまで行ったってなんもないし、うちら湖を見に来た観光客でもないし。
その雑貨屋の上は少女の家だったらしく、2階へ案内される。
先生が、この少女がずっと着いてくることに疑問を持ち始めていた。
寺のほうへ向かう。
今日は日曜日だけど、学校では生徒たちによる自主授業のようなことが行われていた
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黒板の陰に逃げて、穴から頭を出す子供。
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お寺ではともかちゃんが子供たちとメチャクチャはしゃいでた。
船頭がやって来て、そろそろ戻ると言う。
わざわざ寺の脇にまで船を持って来ていた。
その隣の船を見て、「この人、トンレサップ行った時の人だ」と、言うともかちゃん。
どうもバランはプノンクロムの麓からそのままここまで来ているようだ。
船頭が金を先に払ってくれと言っていたが、上流に戻ってからだと拒否。
なぜかずっと付いて来た少女まで金をくれと言い出す。
バランが増えたせいか、ここも「金くれ集落」になってしまったのか。
なぜか少年が船頭の代わりに乗って船を動かす。
先生の話だと、雑貨屋の下で勉強してた子供だと言う。
確かに先生のカメラに勉強している姿が映っていた。
「うーーん、一家か?」
少年の操舵で上流へ
少女の漕ぐ舟とすれ違ったり、こちらを発見した子供たちが水に飛び込んだりする光景が見えた。
船は一度、村の入り口に戻り、おじさんを乗せる。
少年が中国製のエンジンのクランクを回し、エンジン始動
ドドドドド、という音を響かせ、船は上流を目指す
船の外側に張られた糸が、ハンドルと舵を繋いでいる。
先生がふざけていじると、ハンドルに違和感が伝わるのか、少年が振り返る
船は30分ほどで船着場に戻った。
少年に1人5$払う。
クメール人のおっさんが代金払うのを見ていると、札をさっと後ろに隠すおっさん。
見てると代金は1$。
「あああーーーー」
「あああーーーー」
と見て指をさすうちらににやっと笑うおっさん。
しかし、クメール人にとって1$は結構な金額。
以前、往復10000Rで行ったということは、外国人にとってそれはかなり破格な値段だったのだろう。

シェムリへ戻る。
市内の外れの空き地で、ノキアのイベントやってた。
昨日、シボタのノキアショップの前にいた、クメール人にしてはかわいい、恐らくプノンペンから来たらしきキャンペーンガールが入り口に立ってた。
中に突進するも、すぐに戻ってくる先生。
タケオに帰る。
「どこ行ってたのー」と聞かれたので、「コンプォン・プルック」と言う。
立て続けに、日本語発音で棒読みの「コンポン・プルック」と言うと、
「キャー、スケベー」
と言われた。
カンボジアには「コンポン」という地名が多いが、日本語読みの棒読みで発音すると、シモネタになるのでクメール人に笑われる。
カキ氷を頼んだら、モノスゲー量が出てきた。
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町外れの空き地のノキアのイベントに再度行ってみる。
みんなノキアのTシャツを着てた。
配ったようだ。
くそー、欲しかった。
ステージは客を呼んで風船割りゲームをしてた
アンコール・トムの西門の先の村へ。
こないだの写真を届けに行く。
すぐにわらわらと子供が集まる。
写真をカバンから出すと、「トーループ!(写真!)」と叫ぶ子供たち。
大人もやって来る。
おばちゃんに、「1人1枚あげてね」と写真を渡す。
向かいの家に写ってる子供がいたので、バイクで乗り付けて渡した。
前はあれだけ「金よこせ」と言っていたのが、「オークン、オークン(ありがとう)」と手を合わす。
「金くれ」と言わなくなった。
アンコール・トムの西門に戻り、南側に向けて城壁を登る。
新しい轍が残っていたので、バイクでの移動はできるのだろう。
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南門から南西端までは何度も行っているが、西門から南西へ行ったことはない。
アンコール・トムの城壁の上は、道になっていて通ることができる。
少し南へ走ると、城壁は崩れていたが、道はあった。

アンコール・トムの城壁の四隅には、「プラサット・チュルン」という名の遺跡が建っている。
西門から南門に掛けてのエリアは、整備されていて気軽に行ける場所だ。
城壁の上からアンコール・トムの堀を見渡す
雨季なので堀には水が波打っていた。
南西のチュルンには、景観が暇そうに座っていた。
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堀を見ると、船が浮いていた
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チュルンの東側には、「ルン・タデウ」と「ベン・トム」に降りる道がある。
降りる場所には、アンコール・トムの城壁を貫く排水口がぽかんと口をあけ、水がチョロチョロト外に向かって流れている。

シェムリは結構内陸だが、標高は20メートルちょっと。
アンコール・トムの南西と北東では確か2-3メートルの標高差があるのよ。
雨が降って地面を潤した水は、地中を移動して、このルン・タデウの近くにある、「大きな池」=ベン・トムに蓄積され、そしてルン・タデウを伝ってアンコール・トムの堀を満たすという設計になっている。
アンコール・トムの堀に溜まった水は、そのまま用水路から近隣の田んぼに流れていく。
昔の人って凄い。

城壁の上を東に走って、南門の脇に抜けた。

タケオに戻ると、ワンターが家に行って市場に行くと言う。
前から久々に妹のワンティーの顔が見たいと言っていると、「来る?」と言うので着いて行った。
アンコールホテルの先の路地を北にしばらく走ると、ワンターの今住んでいる場所に着いた。
「ワンティー!」
ワンターが呼ぶと、ワンティーが出てきた。
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少し喋って、ワンターが市場へ行くと言うので着いて行こうとすると眉毛犬発見!
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ワンターに着いて北へ行くと、新しい町ができている事に気付く。
シェムリはどんどん拡大している。
同じシェムリなのに、この辺りはクラティエとか、シソポンのような地方都市な感じがした。
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晩飯は先生と焼肉へ。
昨日買った大根を先生が持参したおろし金で摩り下ろす。
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店のタレはまずいので使わない。
これまた持参のポン酢に大根を入れて焼肉を堪能。
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デザートを食べにモロへ。
相変わらず混んでいる。
カウンターに陣取り、初「どうぶつの森」通信対戦(?)。
今日は花火大会の日だった。
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門番さんのところへ行って、先生の村へおでかけ。
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初通信対戦!
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先生の村には桃がいっぱい落ちててかっぱらって自分の村へ帰って売るとバカ売れ。
変わりに自分の村からさくらんぼを持って行き、そこら辺に捨てておく。
あとで高値になると気付いた先生が「スゲー」と言っていた。
ものすごく連れて眠いので今日は解散。
タケオに戻って、フロント前のタイルの上で横になる。
建て替える前の合宿所みたいな頃は、よくだらだらと床で寝たっけ。
口に潮を投げ込まれ目が覚めた。
しょっぱい。
中庭で今日到着した女性二人組みと話す。
どうも帰りの飛行機が同じようだった。
雨が降り出して、トタンの屋根に弾ける音が響いていた。
中庭は、何時の間にか泥棒避けのため、金網デスマッチ状態になっていた。

by ong-bak | 2006-08-12 08:52 | 2006夏旅