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2005年 10月 31日

1031:気が重い

11月かと思ったらまだ10月だった。
公園のグランドに描かれていた絵。
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ナスカの地上絵って空から見たらこんな感じなのかなぁなんて思ってしまう。
家のリビングから外を見ると電柱で何か工事していた。
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仕事のことで田頭姉さんと電話。
帰国してから編集部に連絡したのだが、すぐに仕事が来るような気配ではなかった。
担当の編集さんが退職してから、システムが変わって、「記事担当」だった前の編集さんだったのだが、今度はそうゆう担当ではなく、「アーティスト担当」に変わったらしい。
と、いうことは、色んな編集さんから依頼が来ることになるようだが、帰国して数日、依頼の気配は全くない。
ギャラとかよりも、面白いし、勉強になる現場なだけに、このまま続けたいが依頼がなければどうにもならん。
こっちの焦りを見透かしたのか、姉さんには「フリーなら、仕事がなくても胸張ってなきゃダメよ」と言われてしまった。
それでも忙しくないとダメな俺。

夜、ブックオフへ行ってから中央に路駐して中古屋へ。
FF10を前々からやりたかったのでFF10とFF10-2がセットになったボックス
購入。
ローソンにMS IGOOLの3巻をピックアップしに行き、リヴィンで頼まれた米と酒を買う。
無印のポスターみて、こうゆうデザインする人は好きだと思った。
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by ong-bak | 2005-10-31 20:41 | 写真日記
2005年 10月 30日

1030:学祭2日目

学祭2日目。
いやぁ、正直気分が悪い。
気持ち悪いのではなくて。

恒例のタルボット(大学内の公募コンペ)表彰式。
1席はユーダイ、2席ヤン兄、3席しんくん。
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表彰式の後は寿司。
さすが寿司。
握りだけあっという間に無くなる。
でも近寄りがたいテーブルの寿司だけは残っていた。
写真を撮る合間に汗かきながら食べる上ポン。
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昨日は飲みすぎたので今日は控える。
暇なので外でやっちんの屋台の手伝いしてる。
一応、ほとんどの展示を見た。
今年はパワー不足か?
よく考えれば、2年前は4人で実行委員(お手伝いの人もいたけど)よくやったと思う。
タルボット賞で1席を取ったユーダイ。
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賞金(30万)はそのまま財布の中へ。
ええええ、袋のままですか?
大学の近所には、某軍団の某さんが住んでいて、毎年学祭には遊びに来ているらしい。
「見た」という噂はよく聞くが、今まで見たことなかった。
そして、今日はじめてみました。
「エンドー、写真撮ってぇ」と言われたので、恐る恐るお願いすると快諾。
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ぽつぽつとやってくる同級生たち。
スエさんは、昨日酔っ払って電話したのだが、会って内容思い出した。
事故って、顔腫れてるし、手は吊ってるし、大丈夫なの?
今まで、自分の居場所だった大学。
卒業してそこに「いて当然」だったのが、「いなくて当然」になってしまった。
今まで、ここには自分の居場所があって、高みを目指す仲間がいて、馬鹿なこと毎日して、おもしろおかしく過ごしてた1年前。
今、それを進行形でできている後輩たちが、どうしようもないくらいうらやましかった。
「祭のあと」という言葉のように、時間が経つにしたっがって「もうすぐ学祭も終わりか」という想いが強くなる。
ただ流れて時間の中、日が暮れるのと同じように、自分の心ももどんどん闇に沈んでいった。
それでも、同級生に会えたのは嬉しかった。
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映像学科の学生の映像作品を見た。
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映像スタジオの奥に、日本風の舞台と、渋谷の短編映画館のような、配置をバラバラにした色んな椅子が並んでいた。
白黒で、内容的には「Jホラー」+「バイオハザード」のような作品。
2年時に製作したものだそうだかが、卒業制作ばりによくできていた。
面白かった。
実行委員会から振る舞い酒が支給される。
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6号館の奥では、HGが腰を振っていた。
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誰かがかぶっていたビールジョッキのカブリモノをみんなでかぶる。
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軽い打ち上げに行く。
駅前の飲み屋は、大学関係者でほとんど埋まっていた。
2日間お世話になりました、「カフェアドリアーナ」の皆さん、ありがとう。
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当事者でもないのに、なんか寂しい俺。
だからか、乾杯のビールはまずかった。
モルツだった。
最近、サントリーのビールは臭くて飲めない。
昨日のような悲惨な思いはしたくないので、先に帰らせてもらう。

カフェアドリアーナの皆さん、お疲れ様でした。

家に帰って、冷蔵庫に帰国した日におかんが買って来たケーキが入っていたのを忘れていた。
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遅い誕生日ケーキなんだろう。
腐らせるとマズイと思いつつ、食う機会が無くてそのままだった。
賞味期限はまだ大丈夫だったので、食って寝る。
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by ong-bak | 2005-10-30 22:53 | 写真日記
2005年 10月 29日

1029:飲んだくれ学祭

大学の学祭。
思えば、ユーダイに「エンドーさん来ないとはじまらないんで来てくださいよぉー」と言ってくれたのでこれに帰国を合わせた。
銀座のキヤノンへ。
17-35の修理を出す。
同じ箇所3回目だと言ったら修理データを調べて、それなりに優遇してくれた。
感謝。
大門まで戻って大江戸線で坂上へ。
久々の学校。
中庭で学生課の方々と小川先生に会った。
まずは写真展示販売の場所へ。
ひさびさにみかさんに会う。
これからたっちゃんも来るそうだ。
久々に4年生にも会った。
外で真央ちゃんがチアガール、ヤスエが婦警に化けていた。
コスプレ喫茶らしい。
とりあえず酒を…とチューハイ購入。
んで数杯飲んで、イモカリ食って…この辺から記憶が曖昧。
なので、デジカメのデータに頼るしかない。
どうやらコスプレ喫茶の部屋の方でベーグルを食べた。
これはうまかったから覚えてる。
んで、ユキちゃんやら大樹くんやら
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たっちゃんが来て、
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また酒を飲んだ気がする。
みかさんはこれからどっか行って実家へ戻ると言っていて、たっちゃんも帰った。
んで、あきらくんやらシンタやら、かしわみも来て、外で飲んでると眠くなって、気付いたら寝てた。
後でデジカメ見たら、寝ている間に大量にだれかが撮影してた。
しかもご丁寧に設定変更して、最低画質で数百枚。
まるでパラパラ漫画のようにウェーブやったりしてる画像が映っていた。
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この辺りで意識復活。
肩もみ頼まれてやり始めたら、「親子で背中を流すお風呂屋さんの図」みたいな感じになって、学祭の方が時間的に終わったんで研究室に行くと、ヤンさんやヤンさんのお友達が飲んでて、また飲む。
これでまた段々意識が遠のいて行く。
みんな酔っ払い。
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そんな脇で明日の仕込み。
使っているのはもちろん現像バット。
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いんです、写真学科だから。
そして酒を飲むコップ代わりは、もちろん現像タンク。
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いいんです、写真学科だから。
3研へ行くと、こっちは歴代OBが所狭しと並んで大宴会。
居場所がないので、1杯頂いて2研へ戻る。
そんな間に泥酔者が出たりとして、そろそろ帰らないとマズイ時間になったのであきらくんとシンタと帰るが、どこで飲むかがイマイチまとまらなかったので解散。
大門で久里浜行き乗ったのだが、気が付いたら久里浜。
当然終電も終わってて、気持ちも悪い。
ケンちゃん電話したら地元にいないそうで、恐る恐るおかんに電話し、久里浜でピックアップ。
無性にラーメンが食いたくてコンビニでグータを買ったが、気持ち悪くなって朝まで枕元にアクエリアスを置いて寝た。
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by ong-bak | 2005-10-29 23:51 | 写真日記
2005年 10月 28日

1028:引きこもりへの序章

まずはデータ整理。
調子の悪いHDを新しいHDにデータコピーしてフォーマット。
記録されているデータがDVD-RAMに記録されているかも確認。
最近は、データの保存はRAMを使う。
デジ一眼にしてから、CD-Rでは容量足りなすぎるし、DVD-Rは読み込みできなくなるのが怖いので、データ保存に関してはRAMを使う。
HD+RAMでの二重の保存。
データは命です。

編集部に帰国報告の連絡をする。
どうやら今までのシステムが変わったようだ。

電球の交換を頼まれたので、ユニクロ行きがてらラオックスで電球を買い、100均で電池チェッカーを買った。
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犬の散歩の帰り、夕焼けを見る。
日本の夕焼けはやっぱり寒々しくて寂しくなる。
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テレビでは自民党の処分についてやっていたが、生中継で現場の記者に書類を配っただけでおばちゃんは読もうとしない。
「お世話になった方、大先輩もいますので。読んでいただければわかると思いますので読み上げません」
って、こっちはテレビで生中継で見てるんで読めないんですけどー。
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帰国してまだ1日。
だるい。
何もやる気が起こらない。
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by ong-bak | 2005-10-28 22:33 | 写真日記
2005年 10月 27日

1027:日本へ

朝まで掛けてだらだらと出発準備。
日本は寒いだろうから、一張羅の黒い長袖のシャツを着る。
4時過ぎにタクシーで空港へ。
今回は久々のUA。
途中、うつらうつらしている間に空港。
空港ではセキュリティがやたら厳しい。
X線の前にハンドチェックで荷物見られ、航空券貰う前に質問される。
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「あなたはミャンマーに住んでいるのか?」
違う。
「ミャンマーで働いていたのか?」
違う。
「学生か?」
違う。
「なぜ、ミャンマー製のパスポートを持っている」
古いパスポートのページが足りなくなったからだ。
今まで、こんな質問されることはなかったんだけどな。
あったけど、セキュリティにここまでミャンマーのパスポートについて聞かれたのは初めてだ。
パスポートを持って、他の職員とごにょごにょ話し、やっと通される。
今回初めてEチケットだったが、プリントアウトした紙だけでチェックインができる。
楽だ。
航空券をもらって荷物を預ける。
以前エアポートバス乗り場で撮った写真を届けようとするが、時間が早すぎてまだバスが動いていないので、受付の人間も誰もいない。
来年こそ開港するのか疑問な、新空港の模型があった。
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コンビニで飲み物とメコンを買った。
なんだかあまり気分が優れない。
体調不良というよりも、ムカムカする。
出国してゲートへ。
ゲートの前でX線チェックの後、今度はまたパスポートチェック。
そしてやっと待合所へ。
アメリカの航空会社だけあって、西洋人が多い。
シカゴ行きだからか?
これがビーマンだとベンガル?人、とにかくインド風の人が多くて、チャイナだと中華系が多い。
窓の外に、これから乗る機体が見える。
しかしUA、機体色をもう少し明るくした方がいいんじゃないの?
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ちょっと地味だよ。
機内に通される。
もちろん朝早いので日本の新聞なんてない。
というか、どこの新聞もない。
いきなり日本人スッチーがいた。
チャイナより10歳以上は平均年齢高そう。
自分の席に行くと、隣は(たぶん)アメリカ人のカップル。
席について、明けるバンコクの空を眺める。
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うつらうつらしては目が覚め、鈍い感覚と共に離陸。
そしてまた眠る。
目が覚めると飯配給。
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オレンジ色のサングラスをかけた、短髪のガタイのいいおにーさんに、「飲み物は?」と聞かれ「ビールに決まってんだろぉ!」と言いたかったのだが、ムカムカが残るので「ペプシ」。
やっぱスッチーはチャイナだよなぁ、とつくづく思う。
なんかUAだと、女性より男性の方が色気とかオーラが漂ってるもん。
ふと窓の外を見ると、ラオスのメコン川上空。
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ちょうどパクセの上あたり。
ワット・プーへ想いを寄せながら、窓の外の光景を見ていると、小さな山が見えた。
山頂がぽっかり口を開け、火山のような山だった。
でもこんなところで火山なんて聞いたことないし、あまりにも小さいから興味を持った。
それからまた爆睡。
そりゃ夕べ寝てないから眠いさ。
今度は昼飯代わりの軽食登場。
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バナナ、凍らせてたのか硬すぎて全部食べれません。
飛行機は大阪の南の太平洋上を通過し、千葉へ。
九十九里上空から成田へ着陸。
機内から外を見ると、届いた荷物を車に文字通り投げ込むおっさんたち。
「あれ、荷物壊れたらそちらで保障してくれんですか?」とスッチーに聞くと、「さぁ、それはここだけではないので。あちら(タイ)出国の時に壊れたものかもしれませんし」
って、アンタの航空会社に荷物預けてるんですケド。
一度、バックパックが壊れたことがあるんですよねぇ。
着ていた黒いシャツに白い筋が…。
俺、乗り物でヨダレを垂らして寝る癖がるんで、懸念はしてたけどやっちまった。
黒は汚れが目立たないので好んで着るのだが、こうゆう濃い色だと、日本でも電車から降りるとヨダレの跡が…ということがしょっちゅうだ。
久々の日本。
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入国審査で係官に「ずいぶんと作った時と顔が変わって…」と言われた。
そりゃそうだわ。
見る人全員が「別人」って言うもん。
これで通すから凄い。
俺が係官だったら、こんな顔違う人間は間違いなく別室だ。
荷物を受け取り、税関へ。
カメラ機材のバックパックだけチェックされ、問題なし。
帰りはもうだるいからリムジンバスで横浜へ。
次のは満席のようで20分後のバス。
空港の外へ出る。
想像していたより寒くはない。
アジアの蒼々とした空ではなく、秋の寒空が広がっていた。
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リムジンバスで横浜へ向かう。
満席。
寝る。
カンボジアの夕焼けは6時。
でも日本は3時を過ぎると夕方の日差しになり、4時には夕闇に包まれる。
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横浜の景色を見ながらちょっと寂しくなった。
横浜から京急に乗り換える。
家まで約30分。
1ヶ月ちょいぶりの帰宅。
ちゃんと覚えているらしく、狂ったように犬が飛びついて来た。
届いていた荷物の中に、先日の結婚式の撮影のお礼に、陶器のタンブラーがあったので、早速それを使っておかんと乾杯をした。
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大学の卒業アルバムも届いていた。
届いた日付は、俺が出発した9月21日だった。
早速データの整理をして、寝た。
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by ong-bak | 2005-10-27 23:14 | 2005秋旅
2005年 10月 26日

1026:インド人街

お土産をMBKで購入でもしてから、カンボジアのお土産をアンにでも届けようと思い、まずはMBKへ向かう。
帰る前日に撮影意欲が湧いた。
35ミリでモノクロ。
そう思って路地に出た。
路地で会う人を片っ端から撮影して、あっという間にフィルム2本消化。
でも、BTSの駅に着いたら、都会のバンコクの撮影意欲は失せていた。
菊野さんに戻ってきたことと明日帰国のことを電話しようと思ったのだが、SIMに電話番号入れてなくて、メールが残っていれば電話番号わかるかなと思い、MBKのネットコーナーへ。
家のアドレス開いて残っていなくて、ホットメールなら残ってるかと思って開いたら、ユキさんからメールが来てた。
あれ?まだいたの??
とっくに帰国したもんだと思ってた。
どうも27日帰るらしい。
27って、来た日も同じで帰国も同じじゃん。
奇遇すぎ。
電話をしてみると、今中華街の外れの、インド人街にいるらしい。
「来る??」と言われたので「行きます、行きます」と答える。
アンも来るらしいのでちょうどお土産も渡せる。
言われた番号のバスに乗ったのだが、車掌に行き先を言っても通じない。
「サンペーレン」とか「チャイナタウン」って言ったけど、ダメ。
近くに英語大丈夫そうな女性がいたので言うと、542のバスだと言われたので、次のバス停で降りた。
しばらく待って542番のバスが来て乗る。
同じように「サンペーレン」と言ったらすぐ通じた。
バスはチャイナタウンまでさほど時間もかからずに到着。
見慣れた場所で降りて、ユキさんの指定の場所へ向かう。
途中で電話して迎えに来てもらい、ユキさんと再会。
迷路のような市場の中で、「コスプレ専門」の裁縫屋を見つけたと言う。
辿り着いたそこには、日本の漫画の資料や写真が貼られていた。
脇で縫い物を手伝うアン。
お土産を手渡す。
「黒くなったね」と言われた。
最近はバンコクも「萌え産業」が凄いらしい。
バンコク滞在中に色んなイベントに行ったそうで、中にはタイ人が日本のアニメソングを日本語で歌うイベントなんてのもあったらしい。
裁縫屋のおばちゃんは、こーゆーものが専門なのか、「ピンクの怪獣の着ぐるみ」を作っていた。
近くのユキさんオススメの店で食事。
豚のステーキ。
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超大ボリューム。
店内には、おこぼれを待つ猫がじゃれあっていた。
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サパーレックへ行くために、細い路地を抜ける。
一瞬だけ見える青空。
空から降り注ぐ排水。
中華街とインド人街の臭いがうまくミックスされ、香港のチョンキンマンションを髣髴させる。
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バンコクにいながら意識は香港へ。
路地を抜けるとオールドサイアムだった。
「覚えてる?」とアンが言う。
去年、ユキさんと3人でここのマックで飯を食った。
「覚えてるよ」
ちょっと先の道路を渡るとサパーレックのオタクビル。
ユキさんが他店の値段のチェックをする。
階段を上がってカフェーへ。
「ここに1日いると、絶対誰か会うんだよねぇー」とユキさん。
野郎数人に混じった日本人顔の女の子が一人通り過ぎて行った。
「今の娘、かわいいっすねぇ」と言うと、一瞬間を置いて、
「あああああーーーー、この娘だよ、この娘!」
とデジカメを取り出して画像を探す。
カラオケイベントでコスプレしてた娘らしい。
「ホラ、この娘!」
と、言われても、面識のない人間の顔を見極めるのが苦手な俺。
モニターに3人で写っているおねーちゃんの真ん中にも見えるし、左にも見える。
「あの赤い髪の男は河童だよ、河童。こなだい河童のコスプレしてたんだよ」
確かに赤い髪のにーちゃんが河童をしている写真が出てきたが、葉っぱみたいなのを持って、服装は学ランなので、どこが河童なのかわからない。
「学ランあるんすか?」と聞いたら「全部資料集めてさっきみたいな所で作ってもらうんだよ」
ほぇー。
前はなかったようなカフェーだったが、どうも最近オープンしたらしい。
「テレビ○○」のような、小学○年生に対抗している子供向け雑誌の表紙が、大きくコピーされ、店内のディスプレーになっていた。
メニューの表記のアクセントには仮面ライダー。
一応、頭の上にティーカップを載せたようなオリジナルキャラもあるらしい(決してキン肉マンのティーカップマンではない)。
しかも働いている女性は、アンの昔の会社(←日本でも有名な某外資系PC関連会社)の同僚らしく、最近5年ぶりに会ったとか。
テーブルに入れ替えの商品を並べ、組み立てるのをお手伝い。
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しかし、「あしたのジョー」や「ゴジラ」はタイ人にウケるのかは謎。
あとでレンタルボックス経営のオーナーの店に寄ったが、ここのオーナーはミリタリーと仮面ライダーが大好きだそうで、店には国王の写真よりもでかい、藤岡弘、とのツーショット写真が飾られていた。
ユキさんが帰国の準備をしなければならないので、アンとはここで別れる。
バスでカオサンへ。
ユキさんの部屋でパッキング。
俺も、今夜で最後だなあ、なんて思うと、心ココに在らズ。
ユキさんのパッキングが終わって、レックさんへ。
ラーメンとギョーザを食ってビールを飲む。
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日本シリーズはロッテが優勝したらしい。
ユキさんと宿の前で別れ、セブンイレブンでおみやげのお菓子を買って、511のバスで帰る。
降りるバス停の手間でブザーも鳴らしてドアの前に立っていたのに、そのまんま通り過ぎて先のバス停へ。
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by ong-bak | 2005-10-26 23:13 | 2005秋旅
2005年 10月 25日

1025:ポイペトまでの遠い道

ごそごそと4時半に起きる。
外はまだ雨。
荷造り。
まとめた荷物を下に降ろす。
ロッカーの整理などをして荷物をまとめる。
6時前。
東の空を見ると、雨が止んだ今朝の朝焼けはサイコーに綺麗そうだった。
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お手伝いさんも起き始め、朝の片づけを始める。
今日も1日が始まった。
ティーがちりとりで水を掃いていた。
「仕事ないの?」と聞いたらないと言う。
バイクをひろこさんのところに預けるのことになっている。
「ムリしないでいいよ、回収に行くから」と言われていたが悪いのでティーのトゥクについてもらってきてひろこさんの家に。
国道から裏道へ入って行くと…そこには巨大な水溜り!
みぎゃぁーー。
小学生が、通れなくなった通学路を見て、ぽけーっとしていた。
奥の沼地では、小学生がびしょぬれになって自転車を押していた。
ひろこさんの敷地内も微妙に洪水。
まだお休み中だったので、荷物とバイクを預け、ティーのトゥクで帰るが、これまたよくもまぁ本当に進めたものだ。
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ダメかと思った。
王宮の別荘の前で、ピックアップの荷台に載せられた外国人の一団を2台見た。
まさか、今着いたんじゃないよな。
そう思った。
外国人は、皆どよよんとした顔をしていた。
7時過ぎ、3人の泥だらけの青年がタケオに到着。
「今着いたんですか?」と尋ねると、昨日の朝カオサン出て、ついさっき着いたらしい。
道路状況を聞くと、途中で車のシャフトが折れて動かなくなって、泥の中を1時間歩いた、とのこと。
その日本語の会話を脇で聞いていたモムさんが、悲鳴を上げた。

今日からお手伝いのソカー出勤。
やはりお父さんを亡くして間もないせいか、顔に陰りが見える。
「俺、これから帰るからね」と言った時の顔が目に焼きついた。
アキラ先生も来て、佐々木さんも起きてタクシーを待ってくれた。
後部席を埋めてから来るので何時になるか判らない。
この待つ時間が嫌だ。

8時、タクシー到着。
後部席に荷物を入れて乗り込む。
皆が見送ってくれた。
「すぐ戻ってくるんじゃん」と先生には言われたが、この町を離れることはやはり辛い。
タクシーはそれほど速度を上げず、西へ。
同じような外国人を乗せたタクシーが走っていく。
ササ-ルスダムを越え、プレイチュルックで運転手と後部席のクメール人おばさんとおねーちゃんが、豚がいっぱいだか森がいっぱいだか話していた。
ここで、もう一人がバランだと気付く。
バランはクメール人のおねーちゃんと会話をしていて、その中から、スコットランド人で今はバンコクに住んでいると言っていた。
クメール人のおねーちゃんは、エカマイに住んでいて、バンコクの大学に通っているらしい。
10:00、休憩地点のクラランに到着。
いつもの休憩所で、すぐに娘に見つかった。
おばさんがコーラをくれた。
周辺の子供たちに写真を渡す。
トイレ休憩して、撮影をせがまれるがキリがないから適当に切り上げる。
ここからまた悪路。
まっすぐ進めない場所もあり、道路を右に、左に走る。
12:00、シソポン。
今のところ1/3を各2時間で走っている。
運転手の話だとあと1時間半らしい。
今まで、シソポン~ポイペトの道路状況はいい方だった。
しかし、今回はシェムリへ行くときも思いっきり市内迂回してたし、よほど道が悪いのだろう。
しかし、ポイペトへは、順調に走る。
モムさんの話だと、ポイペトまでの間でトラブってるようだった。
おしっこしたくなってきた。
車は快調に走っていたのだが…
道路の脇に大型車が目立ち始めた。
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やがてそれは完全な列になった。
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そして車が止まる。
渋滞。
前のドライバーが車から出て、手招きをしていた。
ぶわぁーーっとバイタクが群がってきた。
トイレにも行きたいし、様子も気になるので外へ出る。
足元はカフェオレ色の超ぐっちょんぐっちょんの泥道。
「ポイペト!ポイペト!」
ええーーい、昔の船着場か!ここは!
「ボッチュンだよ、ボッチュントゥーイッ!」とトイレに行くとアピール。
道の端で、木陰とかそうゆうのもないんで適当に済ませ、道路の先を見に行くが、こりゃ先が見えない。
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戻ると、おばちゃんとおねーちゃんはバイタクに乗っていた。
バランもバイタクに乗っている。
「バイタクで行くの?」とおばちゃんに尋ねるとそうだと言う。
時計を見ると、あんまりのんびりもしてられない。
国境までの値段を聞くと200Bだと言う。
バーツは今使いたくない。
ドルで聞くと5$。
4$にしてくれと言うと、OKだという。
バックパックを前に挟んで、俺は後ろに乗った。
ぐっちょんぐっちょんの道を、大型車が行列を作り、道路が細くなったところを、普通車が両方から抜けようとする。
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カンボジアに道路の譲り合い精神はない。
両方から同時に突入し、とにかく先に抜けた方が早いと思っている。
警察も来ていたが手に負えず。
車と大型車の間を、右に左に縫って走るバイタク。
そんな姿を見て笑うクメール人。
対向車線の外国人は、途方に暮れている。
2キロは続いただろうか?
渋滞を抜けると、バイタクのバイクのチェーンが変な音を立てて失速。
「壊れた?」と聞いたら、ちょっと間の後、「コォゥーイ(壊れた)」と。
それでも必死にバイクを押す運ちゃん。
その後を歩いて追いかける俺。
足元はこんな。
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他のバイタクやタクシーから乗れって声がかかる。
さっきのおばちゃんとねーちゃんも声を掛けて通り過ぎて行った。
そして少し先でタクシーを捕まえて、ここからはこれで行こうと言う。
代金は半分ずつ渡せばいいと言うので、バイタクに2$渡してカムリに乗った。
カムリはポイペトまでの道を、パリダカのように走る。
途中のでかい集落の前では、道路の真ん中が通れなくて、集団で大迂回して通り抜けた。
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なんとかポイペト市内に14時過ぎに到着。
モムさんに一応電話。
モムさんが扱っていない代理店でバスを頼んだ人は、途中で引き返してきたらしい。
イミグレはうちらカムリを使った人しか辿り付けなかったようで、まれに見るガラガラっぷり。
出国審査を済ませ、タイ側へ。
クメール人のおねーちゃんが手配した荷車に荷物を載せる。
国境でポーターを利用するのは初めて。
陽気なクメール人の兄ちゃんで、イミグレで待ってる間、目が合うと大きく手を振って、自分と荷物の場所をアピールしていた。
バスの時間が気になったがまぁ、大丈夫。
それにここで一緒にしていたほうが、トゥクトゥクの運賃なども安くなる。
スコットランド人も便乗して三人でタイ入国へ。
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こちらもガラガラなので審査はすぐ。
バスターミナルで水で足を洗おうかと思ったけど、二人ともイミグレ脇のトイレで足を洗い始めたので、俺も3B払ってトイレへ。
手流し用の水を出しまくって、足にザバザバと水をかける。
サンダルの方は、付いた色がなかなか落ちない。
ふくらはぎなどに跳ねた泥も落とし、いざトゥク乗り場へ。
おねーちゃんが交渉して乗り込む。
タイに留学しているだけあって、タイ語もベラベラ。
アランヤのバスターミナルへ。
15時発のバンコク行きがまだ停まっていた。
二人はモーチットまでチケットを買う。
俺は隣町のサケオまで。
バスは1時間もせずにサケオ着。
クメール人のおねーちゃんは寝てたので、スコットランド人にだけ挨拶をして降りた。
17時のエカマイ行きのチケットを買い、バスターミナル脇の食堂で、一人カンボジアを出国したことに乾杯。
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嬉しいことではないんだけど。
麺食ってバスを待つ。
バスは時間前に到着していたが、出発は10分ほど遅れた。
うとうとと、バンコクまで眠る。
冷房が強いせいか、若干冷える。

バンコクに近づくと雨だったが、スクンビットに到着すると雨は止んだ。
近々オープンするまんじさんのゲストハウスへ泊めて頂く。
急遽、寝れるようにしてくれたそうで、まだ仕上がってはいなかった。
それでも、先月聞いた宿のプランは、想像よりもかなりいい感じで出来上がっていた。
二段ベッドも、金属製でありながら、あの独特の「キィキィ」する金属音はしない。
これからオープンまで、見れないけど楽しみだ。
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by ong-bak | 2005-10-25 23:13 | 2005秋旅
2005年 10月 24日

1024:シェムリ最後の日

朝4時半起きでアンコールへ。
途中デジカメのメモリーを忘れたと思ったが、鞄の奥底に入っていた。
駐輪場にバイクを止め、ワットへ。
今日は一昨日と反対側の聖池にスタンバイ。
今日は淡い朝焼けではなく、暗雲の一部が赤く照らされ、今まで見たことのない、暗い雰囲気。
邪悪な雰囲気の夜明けだ。
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掃除のために出勤する人々を見ながら、今日も一日が始まると感じる。
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帰る人、見に来る人でにわかに参道は混んだ。
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第二回廊まで登って、昨日の夕方考えたことをもう一度考える。
そして、第三回廊まで行くか迷った。
第三回廊の真正面、西側の中心部分を見る。
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数年前から補修というか、補強が始まって、天井には派手な色のトタンが載せられていたが、トタンはなくなっていた。
今年はもう最後だから。
そう自分に言い聞かせ、手すりのない急勾配を登って第三回廊へ。
西側の中央階段を第三回廊から見てみたくなった。
ここで遊んだ子供たちや、初めて来た時の夕焼けを、今でも俺は求めているのかもしれない。
でも、内側から見ても、補強されて放置されているだけの空間だった。
参道を見下ろすと、ツアー客が帰った時間か、人数が一気に減っていた。
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手をつないで第二回廊に入っていく日本人カップルの後ろ姿を、羨ましそうに眺めてやった。
第三回廊をぐるっと回る。
舌をべろんと出しているデヴァターを見て、降りた。
駐輪場へ行くと、駐輪場の人間が来ていないのでお金の払いようがないからそうのまま出発。
バイヨン前の飯屋へ。
昨日渡し忘れていた子供の写真があったので届ける。
男が「俺の写真を撮ってくれ」というので「もうすぐ帰るよ」と言うと、「次に来た時でいいから」と言われたので撮影する。
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バイクを預け、バプーオンへ。
初めて来た時から未だに修復中のバプーオン。
早く修復して、上のほうまでちゃんと見てみたい。
正面からの光景は、大分修復が進んだように見えた。
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空中回廊を通って、遺跡の北側へ。
門の脇に、生活感あふれるレリーフを初めて発見。
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知らなかった。
北側からぐるっと回って裏へ。
遺跡の修復に、クレーンまで用いて大規模な現場だった。
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鼻歌交じりで草刈している作業場を覗く。
今日も笑ってくれてありがとう。
裏の寝仏の方へ行くが、こっちはまだまだ修復に時間かかりそう。
しかも逆光で写真トレネー。
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テキトーに諦めて戻る。
屋台へ戻って、今日もパンケーキを頼んでたまにはコーヒーを頼んだ。
「明日バンコクに行って日本へ帰る」と言うと、「次はいつ来るんだ?」と聞かれた。
「来年、来るよ」
バイクにまたっがって手を振ると、いつものおねーちゃんが「サムナン ○○ ロゥー」と言った。
真ん中の一呼吸の発音が聞き取れないのだが、誰かが教えてくれたので覚えている単語だ。
「グッドラック…幸運を」ということらしい。
その響きはどこか切なくて、そして嬉しかった。
手を振って屋台を後にした。
アンコール・トムの南門は、ツアー客のバスで大渋滞していた。
うまく通り越したと思ったら、チャリアの旦那の会社のバスが走っていたので、もしかしてと思ったら、1台はチャリアの旦那が運転手だった。
Uターンし、再び渋滞を待ちながら南門をくぐって、停車したバスの脇に着ける。
「どこ行ってきたんだ?」と聞かれたので「バプーオン」と答えた。
「明日帰るよ」
「そうかそうか」
チャリアも店をたたんでからタケオにいる時間が減ったので、旦那もいる時間は少ない。
会う機会がないかもしれないから、一応挨拶はしておきたかった。
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また南門を抜け、ワットの前を通ると、結婚式の一団。
ここ数日、シーズンでもないのに結婚式が多い。
「ドレミー!」(←ワットの前の子供たちは、数年前流行った曲を俺が歌うからドレミと呼ぶ)
呼ばれたのでバイクを乗りつけた。
「結婚式?」と尋ねると「そうだ」と言う。
「5分でも戻るからちょっと見てて」と言うと、「1000Rでそこ停めれるし、警官がうるさいよ」と一人が言ったが、他の子供が「いいよいいよ、見てやるよ」と言ってくれたので、バイクを置いて参道へ走る。
チケットチェックをされ、一団に近づくと、ビデオの撮影中。
SONYの3CCDのいいビデオを使って撮影している。
カメラマンが動きや目線を指示している。
新郎は西洋人だった。
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結婚式衣裳になっている近くの関係者に、「何人?」と聞いたら「アングレ人」と言われた。
英語を喋れるから「アングレ人」なのか、本当の「イギリス人」なのかわからなかったが、時間掛かりそうだったので数枚撮影して戻った。
タケオに戻ると、モムさんが「コレ、ホシイ!」と「大麻・薬物使用者宿泊お断り」の張り紙を指をさす。
一瞬大麻が欲しいと言っているのかと思ってビビる。
全部屋に貼るから部屋分プリントして来てくれとのこと。
了解です。
頼まれてた、洗濯についての張り紙を改定。
写真屋に行って、今日中に渡したい写真と、大麻お断りの出力依頼。
トゥムの店に行って、ネットをして、トゥムにクメール語で「靴を脱いでください」の文章を打ってもらう。
タケオに最近クメール人のお客さんも多いが、土足でズカズカ入る。
それよりか日本人。
どうして玄関にあれだけ靴が並んでいるのに、たまにいる土足のままの人。
目、節穴か?
佐々木さんと協議した結果、クメール語でもあった方がいいということで、トゥムに打ってもらった。
トゥムが「プレゼント」と言って、おかしとウサギのキーホルダーをくれた。
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嬉しいです。
タケオに戻ると、クンサムがマンチで遊んでいる。
今日は色々忙しいんですわ。
荷物まとめたりしなきゃいけないのに、うきゃーー何もできない!
とりあえずラチャナーが帰ってくるのを待って、ラチャナーの部屋へ。
パソコンで今日作った洗濯改定についてモムさんと会議。
モムさんの言い分を聞くと、結構適当なんだよねぇ。
ふと後ろを見ると、ゲームボーイやってんじゃん!
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ええええええええーー。
突っ込むと、
「私はパソコン使えないのよ!私はBOSSなのよ!」って…
まぁ、なんだかんだで改訂版を作成し、終了。
学校帰りのラチャニーがベッドの上でまったりしながら笑顔。
画的には美しいんですけど、コレ、けっこう禁断な感じが…
部屋で見つけた、遺跡の大きさ表。
見ていると、バコンの高さ…105.5メートルになってるんですけどーー!
高すぎだろ、そりゃ。
階段下りると、バウが床で昼寝中。
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昼寝はわかるんだけど、腹の上の枕が理解不能。
写真3枚追加するためにコニカへ。
そのままモロ3で飯。
トンレサップ近くの民家へ、写真を届けに行くつもりでモロを出る。
シボタを南へ…ソキメックスの十字路で、東から行列発見。
よく正月に見かけるハリボテが踊っている。
どうするか一瞬考えるが、ソキメックスの前で道路を横切り、センターマーケットのバイタクがたむろしている場所へ乗りつける。
俺の姿を見たバイタクが「行って来い!行って来い!」と言っていた。
既に西洋人のカメラマン1人、混ざって撮影している。
さらに、国籍不明の坊主頭の男性が一人。
国籍は不明だが、恐らく日本人。
その身のこなしは素人ではない。
カンボジアで撮影するカメラマン…まさかと思うがAさんしかいない。
でも声を掛けられるような状況ではない。
自分の尻に火を点けられた気分だった。
自分も列に加わって撮影をする。
ハリボテに楽隊、リヤカーの上に数人が乗って、おばぁちゃんがマイクで喋っている。
歩きながらマイクで音頭を取るおじさん。
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時折、ボルテージが上がり、喚声と共にウェーブのような波が起きる。
集団は100人以上いるだろう。
女性は結婚式やお盆の時などに着るような、レースの服を着て正装している。
行列はシボタを北に進む。
ちょうどメモリーがフルになりそうだったので、近くのトゥムのネット屋に駆け込んで、かばんを預け、飛び出した。
さっき飯食ったばかりのモロ3の前を通る。
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行列を眺めていたシーコンがこっちに気付き、笑っていた。
子供たちは、アプサラダンスのように、両手の指先までをくねくねと曲げて、歩きながら踊る。
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リヤカーの後部に、若干スペースがあったので、乗ろうとした。
乗っていた人が察してくれたので、乗り込むことができた。
リヤカーの上から撮影をする。
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コニカでも、ソキメックスのスタンドでも、知っているあんちゃん、ねーちゃんが行列にまぎれて撮影をする俺に気付いて指をさしていた。
建設中のホテルの工夫も、窓からシボタを移動する行列を眺めている。
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行列は信号をさらに東へ移動する。
とりあえずそこで追うのは止め、バイクを取りに戻る。
途中でモトクロスにまたがって移動しようとしている西洋人のカメラマンと、クメール人の助手っぽいカップルに、「行かないのか?」と聞かれた。
「バイクを取りに行く」
礼を言って分かれる。
まず、トゥムの店まで戻って荷物をピックアップして、バイクに乗って移動。
行き先はわからないが、あのまま国道を東へ行くか、どこからか北上だろう。
まずは川を越えて北に行き、国道に合流することを考えた。
国道に合流するガソリンスタンド前で行列と再会。
ビンゴ!
ガソリンスタンドにバイクを置いて、撮影。
歩いてた人に「どこ行くの?」と聞いたら「ワット・ボー」と言われたので、バイクにまたがって、ワット・ボーへ先回り。
やや待つと、向こうから行列が歩いてやってきた。
土煙を立て、ワット・ボーに流れ込んでいく。
若いあんちゃんたちが、おねーちゃんにマイクを渡して音頭を取らせる。
おねーちゃんの音頭に盛り上がる若者衆。
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ワット・ボーの境内で行進はおしまい。
ハリボテは子供やおねーちゃんにパンパン叩かれていた。
どこでも同じ光景。
Aさんらしき人物は、本堂の中で撮影を続けていた。
時間もないので、ワット・ボーを後にして、トンレサップへ。
先日写真を撮った民家へ行くが誰もいない。
向かいの民家の人が出てきて、「バッタンボン」と言っていた。
ええええーーーマジですか。
帰りにビソットの家に行って、コーケーの警官の写真を預ける。
ちゃんと渡すか心配だが、警官の方からビソットを見たら催促するだろう。
変な裏道を通って足が汚いので、タケオで1回足を洗って、コニカへ。
さっき受け取った写真の中にない写真があるんで回収に。
しかしできてないので聞いたら再プリすると言う。
奥の機械で読み込んだので奥へ通される。
するとそこには、小学生くらいの子供が、パソコンの前でフォトショップをさくさくと操作していた。
年齢を聞くと、「たぶん、15」と少年は答えた。
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この少年、働きっぷりもよく、感心してしまう。
後で取りに来ようとしたが、「すぐ出すから待て」と言われ、カウンターで待たされる。
カウンターで待っている間、3人による逆セクハラ攻撃。
「後で来たいんだけど」と時間がないので遠まわしに言うが、「もうちょっと待て」の一点張り。
しかも、ばったりひろこさんと愛ちゃん登場。
腕掴まれてるこっちを見て、たっくんに「ダメやでぇ~、邪魔したら」って、助けて。
「ちょっと待て」のちょっとが全然ちょっとでなく、結局大分待たされて写真が出てきて解放される。
その足でシボタで行われている、アンコールフォトフェスティバルへ。
会場は小奇麗な雑貨屋+レストランのの一角。
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フェスティバルなんていうもんだから、大勢の作家の写真が展示しているわけでもなかった。
モロ1へ行って、ビッチャラーの写真渡す。
ガチャピンがカウンターにいて、ビッチャラーは寝てるらしいが起こしてくれた。
あと、来た時に渡しそびれていたお土産を、今更渡す。
その足でモロ3へ。
今度はこっちのカウンターにガチャピンがいる。
忙しいのね。
こっちでおみやげを渡す。
「今夜は来れるの?」と聞かれたが、荷物片付いてないし、わからない。
タケオに戻って、さっきの部屋で撮影した写真をラチャニーにあげたら、メチャクチャ怒ってた。
片付けもままならないまま、6時過ぎ、
まずはトゥムがやって来た。
ラチャナーも帰ってきて、とりあえずラチャナーは飯。
そんなこんなで、ひろこさんと愛ちゃんも来た。
トゥムがお別れ会をしてくれると言っていたのだが、とりあえず飯食ったらと言われたので、どう進行するのかわからない。
そして大雨が振り出す。
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どこにも行けない状況で、屋根の下のテーブルでトゥムとラチャナー、ティーとアバン、中村さんで飲んだ。
モムさんが、「明日のバス出ないってよ!」と言い出した。
なんか道路状況が悪いとかで、道がふさがってるそうな。
どうしようかなーと考えてると「タクシーならOK」と言うので、乗り合いタクシーの後部席を埋めてから来てもらうことに。
ソッピーは見れば見るほど「室井さん」みたいな顔になっていく。
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最凶のお手伝いは何を隠そうトーンだろう。
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うちが今まで見てきた歴代お手伝いの中で、一番何もしねぇ。
食ってるか、寝てるか、シャワー浴びてるしかしてないんじゃないかと思うくらい。
そして、笑いながらからんで来る。
サロンより働かないってどーゆーことよ?
いや、どーゆー経緯でここまで来たのよ。
しかも日本人のおじいちゃんに気に入られ、給料数か月分のチップまでもらっていた。
おいおいおい、もっと働いてくれぇ。
そんなことしている間にT氏がやって来たりして、トゥムはバイタクで帰り、シェムリ最後の夜は更けていったのであった。
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by ong-bak | 2005-10-24 21:42 | 2005秋旅
2005年 10月 23日

1023:カンボジアアホアホ珍道中

昨日疲れたので朝日はお休み。
行った人の話しだと、今日はダメだった模様。
ここ数日出勤していなかった、お手伝いさんのソカーのお父さんが亡くなったらしい。
昼前に葬式に行くかと誘われたが、葬式用の服がない。
黒のシャツはダメらしい。
アンコールのチケットもあるし、正直何時になるか判らない。
昨日の写真も届けに行かねばならないし。
申し訳ないが断った。
先生とドリームで写真を届けに行く。
ヘルメットに手袋と完全装備する先生。
しかも「コンタクトだからさぁ」と言う。
こりゃぁ、どっか遠出するなー。
昨日のアンコール・トムの中の寺へ。
昨日の姉妹?らしき二人がすぐいたので、昨日の写真を渡す。
渡すと、待っていたかのように、バイクで去って行った。
境内では何かの儀式が始まる。
托鉢のように、お供え物をする人々。
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お金持ちの集団なのか、デジカメやビデオカメラを持っている人も数人いた。
わき道から抜けると、バプーオン近くのレストランの真裏だった。
昨日撮影しきれなかった、南クリアンと、プラサット・スール・プラサットの南側撮影。
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いつもの屋台へ二人で寄る。
先生の顔なじみの屋台はバイヨンに最も近い辺りらしく、こっちの方は来たことがないとか。
店のおねーちゃん、おばちゃんも知らないみたいで、「友達」と紹介しておいた。
しかし、二人揃ってデジタル一眼持っているもんだから、いつも通り「撮って」と言われる。
「持ってこなきゃダメ?」と先生は言っていた。
「ここ、丸見えだから、前通る度に呼ばれますよ(笑)」
バナナパンケーキを食べた。
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「そんじゃバコン行くかー」と、出発。
ソカーのお父さんの葬式にちょっとだけでも顔出そうという事で、バコンに向かう。
家は知らないけど、最終的にバコンに葬列は来るのでは?とにらんでバコンに向かったが、葬儀の白いのぼりは寺に出ていなかった。
バコン周辺で耳を澄まし、スピーカーから流れているであろう、音を探すが聞こえない。
ロレイに向かってみる。
プリア・コーの前で、チケットチェックのお兄ちゃんが、バイクのシートに突っ伏して、さっき通った時と同じ格好で寝ていた。
面白いので撮影しようとバイクを停めて降りようとしたら、起きたので「あーー、もう!空気読んでよぉー(←日本語で)」と愚痴をこぼして去った。
ロレイも同じくのぼりは出てなくて、葬儀はしていない。
諦めると、「うちの菩提寺行くわ」と先生が言い出して、ぶーーんと国道東へ。
橋越えた集落を北上。
道はあまりよくないのでケツが跳ねる。
この辺は、以前遺跡探しに行った帰り、バイクぶっ壊れて道端の修理やで修理した辺りだ。
そこから先にさらに入ってしばらく走り、寺へ。
「来たことあるーー?」
と聞かれ、境内を見回す。
以前撮影した覚えのある遺跡の石があったので思い出す。
「あります、あります」
「これはー??」
境内の一角に、死体を貪り食うカラスと白骨死体。
不気味な壁画。
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以前先生の写真を見せてもらったことがある。
境内のすぐ外の民家から「アギ~ラ!アギ~ラ!」と呼ばれている。
「うちね、よくここ来るの。ここね、よくイベントとかやってんの。綱引きとか。んでよく一緒にやってんの」
「…」
「んじゃ行こうか」
バイクにまたがって出発。
「こっちいこーっと」
同じ道じゃ嫌だそうで、別の道から。
よほど外国人が珍しいようで、道端の子供がきょとーんとこっちを眺めていた。
途中一箇所、道が水に覆われてた場所を越え、T字路を右へ。
しかし、すぐ先に水溜りがあり、丸太で作った橋があるだけ。
迂回路も水で沈んで橋を越えるしかない。
「嫌な予感がする」(←スターウォーズ?)
と言うことで、戻る。
と言っても、本当に同じ道が嫌なのか、そのまま直進。
もう、どこをどっちに走ってるのかわからない。
「太陽の位置があっちだからー…」
いやぁ、太陽真上にしか見えないんですけど。
それでも方向感覚はバッチシのようで、ずんずん進む。
バイクが大通りに飛び出した所は、砂利舗装の道。
砂利舗装ってことは、ベン・メリアへの途中の村だ。
こんな地図で空白のような場所をよく突っ切りましたよ。
そのまま南へ向かう。
南にいくつかの寺があり、そのうち一箇所が何かやっていたらしく、片づけをしていた。
バイクを止め、境内を見回す。
特に石はない。
本堂を調べると、ナーガの上で座禅をする仏像と、削られた石の一部を発見。
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以前来た時は工事か何かをしていて本堂までチェックしていなかったらしい。
境内に石がなくても、本堂内に祀られていることも多い。
二手に別れ、境内で撮影してると、おばさんからお呼びがかかった。
おばぁちゃんたちを撮れと言うので撮影。
おじいちゃんも撮影。
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モニターに移る写真を見て大喜びをしていた。
先生は、正装した女の子に捕まって、撮影をさせられ、しかも「明日の2時にダムデックの学校前に持って来て」と指定されたらしい。
撮影後くれとは言われるが、日時指定で持って来いと言われるのは初めて聞いた。
しかもダムデックの学校って超でかいからメチャクチャ日と目に付くじゃん!
ダムデックまで南下して休憩。
「遺跡あるの知ってる?」と言われ、ワット・バンテアイスレイかと思った。
ワット・バンテアイスレイは、アンコール遺跡群のバンテアイ・スレイとは違う遺跡で、遺跡としてはかろうじて「建ってる」という程度の場所だ。
「別にあるんだよ」と言われ、休憩後バイクで行ったのが、国道沿いにある、市場の隣の人民党の事務所。
事務所の前の国旗掲揚代の下に、確かに石がぁぁあぁぁ!
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こりゃぁ気付かねぇーよ。
寺でも池の近くでもないんだもん。
しかも、誰だよ、後からこんな顔削ったのは!
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絵心なさ過ぎ。
党事務所から道を見ていると、ベン・メリア方面からやって来た、荷台に人を満載したトラックが、西へ、シェムリ方面に走っていく。
数も数台と多い。
どこかでイベントでもやっていたのか?
国道を西に、トラックを追うように戻る。
手にはカメラを持って。
感度400にして、被写体がブレないように設定。
フォーカスも動体予測にする。
先生がトラックの後部に速度を合わせて並び、まずはこちらの存在をアピール。
「ウォーーーー」と叫んで、カメラを持っていることを向こうに認識させる。
先生が速度を上げ、ゆっくりとトラックを追い越しながら、撮影。
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トラックの荷台もハイテンション。
「ウォーーーー」と叫んで両手を挙げ、手を振ってくれる。
b0003143_12565720.jpg
後輪で軽く波を描いて、速度を上げ、前方の次のトラックへ。
数台撮影したところで、バッテリーもメモリーも切れたので、道沿いに停車。
降りてバッテリーとメモリーを交換。
先生はD2Xに70-200を装着し、路上に立ったので、トーテムポールのように並んで先ほど追い越したトラックを待つ。
あっちは路上で待ち構えるこっちに気付いて、大声を上げて手を振って通り過ぎて行った。
b0003143_12571427.jpg
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道端で二人の日本人がカメラ構えて、たぶん俺なんかケツ振ってたと思うんで、道沿いの民家でぎゃははははと笑い声が聞こえていた。
トラックを見送った後、先生が先に突入。
おばちゃん笑いすぎ。
死んじゃうよ。
民家の中のほうに行って、おばちゃんい色目を使ってウインクなんかしたらもう、カンボジアのおばちゃんのハートはがっちしイタダキですよ。
b0003143_12573950.jpg
うひー、うひーと大笑いしてた。
じゃぁ、うちら帰るわ、バイバイ。
国道を西へ。
途中でガス給油。
ガス給油の屋台の女性は顔に何かの実をパックのように塗り立てて、おばちゃんだかねーちゃんだかまったく不明。
怖いものもある。
今日もいつもどおり、「お出かけ後はモロッポー」。
1か3かどっちに行くかということで、最近は3ばかりで1に行ってないので1にということに。
最近、おばちゃんにまで「あんたら3にはいかないの!」と言われるくらい3ばかり。
うちは、こぢんまりした1が好きなんだけど、やっぱ3が近いからなぁ。
珍しくビッチャラーは私服だった。
もう帰るからちょっと撮影させてもらった。
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よーく見ると、ビッチャラーの目って、マンチ(しかも犬だし)によく似てる…
先生は仕事をすると言うので、時間も遅かったがワットへ行ってみる。
ワットの第二回廊を出たところで、天にそびえる第三回廊を見ながら、ふと思った。
第二回廊の時点で、石を積み上げ、地上からの高さはかなりあるので、こんな高い空間に、これだけの広場・空間を作った昔の人に感動した。
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第一回廊からテラスへ出てまったりしていると、東南アジア系の女性に声を掛けられた。
「写真を撮ってください」と頼まれる。
渡されたカメラは10Dと1D。
「どこの国の人ですか?」と聞くと「フィリピン」と返ってきた。
一人はフィリピンの新聞社の写真らしい。
「あなたも、フォトフェステバルに来たの?」と聞かれた。
まぁ、それが狙いじゃないけど、帰る前に見れるので「明日行く」と答えておいた。
晩飯に中華へ誘われたのでウッドハウスへ。
そこそこの人数がいると、メニューが沢山で豪華に見える。
食卓を撮影しまくるうちら。
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近くのテーブルで食事をしていたツアーの日本人が、じーーっとこっちを見ていた。
帰りに甘いものを食べに行く。
すぐ近くで今日から開催された写真展の会場では、オープニングパーティのような飲み会が開催されていた。
昔、モックの屋台がプサルーの前にあったころ、甘味屋には毎日行ったが、今回は初めてだ。
そういえば、タケオで今回シェイクを一杯も飲んでいない。
かつてのシェイク娘、チャンティが作っていたころのタケオのシェイクはそりゃぁ最高だった。
1日数杯は飲んでよく腹壊したもんだ。
その後、モックに変わって、モックが辞めた後は、ほとんど飲まなくなった。
毎晩モックの店まで飲みに行っていた。
コンデンスミルクいっぱいで、値段は上がっていたがうまかった。
んで、モック姉妹が行方不明になり(つい最近の情報で、ポイペトの薬局にいることが判明)、それ以来、どこでも屋台でもシェイクを飲んでいない。
モロでたまに飲むけど、フルーツシェイクよりも、もう少しお洒落な感じの、「ハニーレモン」とか「ヨーグルト」だから比べられないからなぁ。
甘味屋で待っている間に、先生から連絡あったので、モロ3へ。
カウンターにいた先生がピザを差し出してくる。
「うちおなかいっぱい。食べていいよ」
食いかけじゃないっすかぁ。
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「注文間違えたから食べてだって」
(それでも代金は請求されるんだけど)
ピザ食って、昨日来れなかったマッサージを受けに3階へ。
着替えて横になる。
今日はちゃんと足の裏を洗って、ゴリゴリとマッサージ。
先日のソックサン入り口のマッサージは「豪」だと、モロは「柔」か。
柔といってもナヨナヨはなく、肘で足裏をゴリゴリしたりと、また違う。
気が付けば睡眠…
ダメだな、マッサージ行くと寝てばっかやん。
降りると先生は既に帰っていた。
外は大雨。
雨が止むのを待つ。
ラーメンさんと雑談しながら雨が小降りになるのを待って帰った。
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by ong-bak | 2005-10-23 22:41 | 2005秋旅
2005年 10月 22日

失われた景色

飽き飽きしつつ、堀を渡っている時に、初めて来た時のアンコール・ワットが脳裏に甦った。

早朝、アンコール・ワット正面に着いた俺のチケットを係員がチェックした。
「お前はラッキーだ」
係員はそう言った。
「今日はお前が最初の客だよ」
誰もいないアンコール・ワットを歩く。
紫色に染まった朝焼けが世界を包んだ。
朝まで雨が降っていたのか、参道に水溜りができ、そこに5つの祠堂が反射していた。
2日目は、アンコール・ワットの第三回廊に登って夜明けを待った。
誰もいない、静かな回廊に、「ズル、ペターン」とサンダルの音が響いていた。

当時は遺跡内へ物売りの子供が入ることが許されていて、アンコール・ワットの中でも「オニーサン、コーラ、ミズ、イチドル」なんてやっていた。
勝手にストーキングして扇子で扇いで金を請求する子供とか。
今のように、5時半過ぎると「今日は終わりだから帰ってください」なんて言われずに、西の空が赤く染まって太陽が沈むのを、今は入れない西側の中央部分から子供と一緒に眺めていたっけ。
タップという少年がいて、ちょうどタケオのお客さんも第三回廊にいて、一緒に手を繋いで参道を歩いて帰った。
「1、2、3!」と両方から手を引っ張って、持ち上げてきゃっきゃ喜んでいた。

一番最初に思い出した光景、それは、堀に掛かる橋部分だった。
なぜ、ここを思い出したのだろう。
多分、かつてフランスが修復したところと、今上智が修復している境目の段差を見て思い出したのだと思う。
その光景は美しかったのに、なぜ忘れていたのか。

日も暮れてアンコール・ワットの楼門を出ると、道路までの数十メートルの空間に、油ランプを照明にしたお土産を売る人が並んでいた。
薄暗い空の色と、ゆらゆらと揺れる火が幻想的だった。

あの失われた景色を、もう一度見てみたい。
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by ong-bak | 2005-10-22 22:48 | ★カンボジアあれこれ★