エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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カテゴリ:2006春旅( 37 )


2006年 03月 23日

0323:帰国。ばぁちゃん退院。

朝5時、朝飯で起こされる。
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時差は2時間。
ベトナム時間で3時。
飛んで軽食出たのが1時(ベトナム時間)。
って、2時間しか寝てないのか。
機外がだんだん明るくなる。
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でも眠い…
着陸と同時に目が覚める。
成田は雨。
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到着はほぼ定刻の6時38分。
入国はえらく混んでいた。
乗ってきたVNのと近い時間に、シェムリからの直行便が着てた。
恐らくチャーター機だろう。
パスポート新しいので、税関で質問されただけですぐ通される。
YCAT行きのバスのチケットを買うと、事故渋滞で木更津経由で2時間半掛かると言われた。
携帯は電池切れ。
PHSはまだ回線復帰させていないので使えない。
暖かいだろうと思い、長袖のシャツ1枚で、肌寒い。
フリースを出そうにもバックパックの中。
YCAT近くのコンビニで非常用電池を買って携帯に差すが反応しない…
10時半前に帰宅。
昨日の夜、シェムリ出てこの速さ。
深夜便は楽だ。
40日ぶりの愛犬との再会。
おしっこもらして喜んでいた。
とりあえずおかんに電話し、今日のばぁちゃんの退院の段取りを尋ねる。
中央にいるらしいので、中央へ。
近所の家の木蓮が咲いていた。
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駅前の桜も大分咲き始めていた。
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横浜から景色を眺めながら電車に乗っていたが、家に近付くにつれ、桜はどんどん咲いていた。
中央でおかんと合流し、上海亭でラーメンを食う。
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おじさんは「大きくなったナー」と言っていた。
注文取るおばはんは感じ悪い。
「メニューは一緒だよ!」
って言ってたけど、麺3玉選べたジャンボラーメンないじゃん。
野球で日本が優勝したことを知った。
車で病院へばぁちゃん迎えに行く。
約2ヶ月の入院生活も今日で終わり。
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全く動けなかったばぁちゃんが、すいすい歩いているのを見て驚いた。
看護婦さんも驚いていた。
もう二度と歩けないかと思っただけに、本当によかった。
家に帰ると、今日は2人も久々に帰ってきたもんだから、大喜び。
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ばぁちゃんも犬会いたさに「早く帰りたい」と言っていたので、それが回復の力になったのかもしれない。
寒いとは言え、今年は例年よりも桜が早い気がする。
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公園の花壇には、菜の花も咲いていた。
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日本の夕焼け。
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昨日の今頃は、まだシェムリで荷物まとめるのに忙しかったのに。
たった24時間でシェムリから日本で日常生活に引き戻された俺。
文字通り、夢から覚めたようだ。
日本の酒はやっぱり高い。
ビール4本がカンボジアだと1ケース以上も買える。
新しい大三のビールが出ていた。
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不味さだけは期待できるサントリー。
スパーブルーやマグナムドライはどこ消えた
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by ong-bak | 2006-03-23 22:42 | 2006春旅
2006年 03月 22日

0322:さらば愛しきシェムリよ

アンコール・ワット最終日…というかカンボジア自体最終日。
今朝もワットへ行くが、曇り。
乾季にしては上出来の朝焼け。
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ワットの前で、タケオのお客さんに、大学の場所を聞かれたので、1-2年は厚木で3-4年は中野と答えると、「それ、同じ学校の人、会いましたよ!」と言われた。
詳しく聞くと、今タケオにいるらしい。
しかも写真学科。
うちの大学生はまぁ、人数少ないから、そんなこっちに来ても他大学みたいに目立たないからかなりレアだ。
タケオに戻るとマンチが甘えてお出迎え。
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君とももうお別れなのだよ。
食われるなよ。
おばぁちゃんが来てたので挨拶をする。
具合がずっと悪いから、本当にいつも気になる。
最後のタケオバーガー。
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足癖の悪いカッカドゥー。
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先生のバイクのガワの取り付けとシートの張替えに修理屋へ。
原付がばらされて完全修理。
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ガワの取り付けと張替えを同時に頼む。
顔なじみの従業員が、デジカメを取り出した。
400万画素のオプティオ。
いいもん持ってるじゃん!
でも電池がへばってるらしい。
じゃぁ、いつも世話になってるからROWAで買って持って来てあげるよ、と言っておいた。
ROWAなら安いから。
鍵屋で鍵を作る。
昨日、サムナンが先生のバイクにまたがって、キー抜いてあるのに灯が入ってた。
後ろから覗き込むと、メチャクチャ驚くサムナン。
「オレジャナイヨ」と言うので見ると、使ってた鍵が磨り減ってバカになってた。
こりゃぁ、うっかりしてると盗まれると思い、新しい鍵を作る。
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タケオに戻ると、先ほど聞いた大学の後輩がいた。
ユータ君、新3年生。
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春から中野キャンパスでがんばれ。
10時半にカッカディーを迎えに幼稚園へ。
今日はなぜかカッカドゥーが行きたいとダダをこねたのでバイクの前に乗せて連れて行く。
バイク屋に寄って、げんべいの「まるげTシャツ」を持参した。
2枚しかなくて申し訳ないんだけど。
前から日本の服が欲しいと言っていたので、これでカンベンしてください。
幼稚園に着くとカッカドゥーが「500Rちょーだい」と言うので渡すと、敷地内の屋台で携帯電話の容器に入ったお菓子を2個買ってきた。
校舎から出てきたカッカディーもねだるので、500なかったから1000渡すと、袋菓子を買い込んでいた。
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前にカッカドゥー、後ろにカッカディーを乗せてタケオに戻る。
バイク屋の前を通ると、あげたTシャツ着てはしゃいでた。
先生の部屋でデータのコピーをやってもらう。
最後だし、愛ちゃんをモロ1に誘うとOK返事が。
バイクを預けに行き、愛ちゃんとこのバイクでモロへ。
電話でオーダーが入り、先生が来てモロでラスト昼飯。
先生は今日も梅干と味噌汁持参。
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モロラスト飯はボボーにしますた。
「なんか、アキラさんとえんえん、有名みたいよ。子供たちが言ってる。学校にえんえんの写真持って来てる子供がいるって言ってる」
はぁ?何で?
先生なら有名なの解かるけど、なんで俺?
クラランやコンポンプルックだと確かに面割れてるけど。
話していると、どうも「ホン」と呼ばれているらしいのと、通っている学校からタンホンかと。
午後は荷物まとめて、アンコールクッキーへ土産買いに行って、あいさつ回りとかしてるとすぐ夕方。
いつも世話になってるみんなに最後くらいはと、連中が愛してやまないアイスクリームを探しに行く。
いや、本当は愛犬マンチにペディグディチャムをやろうと思ったんだけど、1$以上すんだよね。
「マンチ金を使ってあたしらには金が使えないのか!」と言われるのを避けるためでも、ある。
ドリアン味のアイスクリームを探しに行くがこれが売り切れでどこにもない。
日本人的には、というか俺的にはドリアンなんて見たくもないのだが、前バニラを買って行ったら「ドリアンかジャックフルーツじゃなきゃイヤだ」なんて言われたことがあったんで、一応ソッピーに「何がいい?」って聞いたら「ココナッツならいい」と言うのでココナッツのアイスをスターマートで2箱。
2個買ったらやたら安くなったんだけど、まぁいいか。
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クーラーボックスを先生に返すので、中身のスーパードライは佐々木大先生へあげてもらう。
残ってるSPYを飲んだら、変なとこにはいったようで気持ち悪い。
先生の部屋に、返すもの、あげるものを置きに行く。
その中でも、デジカメケースを強く熱望するので俺は帰ればいつでも買えるのであげた。
どんどん時間が過ぎていく。
タンホンとラチャニーが出かけるときに、「帰るのか?」と聞かれた。
「もう、仕事があるから次はいつ来れるかわからないよ」と答えた。
「ああ、タンホン。学校に俺の写真持って行った?」とタンホンに聞くと、バツが悪そうに目を逸らしてからうなずいた。
シャワーを浴びて荷物を梱包する。
ハノイまでのベトナム航空は機材が小さいため、荷物制限がうるさいという噂だ。
20キロまでいけるのだろうかと不安になる。
先生が見送りに来てくれた。
最後に景気付けにアンコールビールをジョッキで飲んで帰ろうかと思ったら、冷えてなかったかなんかで飲めず。
缶で諦める。
「あげる!」と先生からケロロ軍曹(というキャラクター名しか知らない。
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ガンプラを作る漫画らしい)のキーホルダーもらった。マンチに買っておいた缶詰をやる。
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そこらへんに落ちてた木の棒で先生がほじくり出すと、わしわしと食べるマンチ。
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しまいには、ごそっと出た部分を丸ごと咥えて落ち着く場所で食っていた。
「何時の飛行機?」
「7時45分です」
「えええええ、もう1時間じゃん!何余裕ぶっこいてんだよ。早く行かなきゃ!」
と言われ、空港へ向かう。
モムさんはフロントでお客さんの相手で忙しかったので、挨拶だけして、待っていてくれたガーのトゥクに乗った。
トゥクトゥクがゆっくりと動く。
先生が手を振っていた。
ビールのアルコールと、ゆっくり走るトゥクトゥクの揺れが心地よい。
夜のシェムリを、ガーのトゥクトゥクは空港に向かって走る。
空港に着いたガーにお金を渡そうとするが、「いらん」と受け取ろうとしない。
手術のことがあったからか。
でも、ガーはモムさんの血族じゃないから、仕事の面であまり優位じゃないのは知っているし、もうすぐお正月だ。
父ちゃんは年なんだから、いいモン食って欲しいと思うのが、日本人の息子の願いだ。
ポケットに無理矢理5$突っ込んだ。
「20分だけ待っていて。もし、荷物がオーバーしたらタケオに持って帰ってアキラに渡して欲しい」 
そう言うと、「オーケィ、アイ、ウェイト、トゥエンティミニッツ」と言ってくれた。
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出発ロビーが新しくなって、送迎で何度か来ているが飛ぶのは初めて。
あ、かしわみが血吐いてぶっ倒れてバンコクに緊急搬送した時、中まで入ったか。
飛行機でシェムリから出ること自体が、初めての訪問時以来だ。
あの時は、安く帰るか、もう1日観光して飛行機でバンコクへ行くかと迷い、飛行機を選んだ。
しかし、今回はいつものバンコクでワンクッションでなく、ハノイ乗継ではあるが日本へ直で帰国だ。
チェックインカウンターで荷物を預ける。
重量は問題なし。
空港使用料25$。
払うと航空券の裏にスタンプが押された。
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日本人でごった返していた。
ロビーの片隅に、上智にある1000体仏のレプリカがあった。
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もう搭乗は始まっていて、そのまま滑走路へ向かう。
PGのプロペラとが悠然と並んでいた。
PGのジェットも。
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対するVNは塗装デザインが期待の古さをさらに浮き立たせていた。
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ああ、夢にまで見たベトナム航空に初乗り。
世界で一番いい航空会社のファーストクラスよりも、VNのエコノミニー乗りたかった。
理由?んなことアオザイスッチーに決まってんだろーー。
カンボジア+アオザイなんて飛行機の中でしか見れない最強の組み合わせじゃないですか。
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俺的には、夕方サイゴンへ飛んで、サイゴンでタオちゃんの店で酔っ払い、空港戻って深夜の飛行機日本…という鼻血が出そうなプランを考えていたのだが、サイゴン行きが取れなかったのでしょうがない。
こんあとこもアオザイ。
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ガリガリに傷ついたガラスを通して外を眺める。
ゆっくりと機体が動いて滑走路に向かう。
前、乗った時はロイヤル・エアーカンボージュのプロペラ機。
ぶんぶんプロペラを回転させ、滑走路の前でプロペラの回転が増し、一気に加速。
窓の外の羽根は激しく上下にたわんで、飛ぶよりか落ちそうだと思ったら、ふわっと飛んでいた。
VNの機材は、一応エアバスのA320だ。
エンジンもジェットだ。
ターミナルの前を通り過ぎ、ゆっくりとUターン…の途中でそこから加速。
身体に重圧が掛かる。
窓の外は真っ暗だ。
何も見えない。
機体が浮いた感触。
窓の外を見て灯を探すが何も見えない。
「サムナン・ォッ・ロー」
「帰る」と言った事に対して何人もの人から返された言葉。
その言葉の響きの美しさと、皆の顔が浮かび上がる。
目から涙が自然と流れ、頬を伝った。
窓の外を斜めに横切る光の線が見えた。
国道だ。
機体は一気に左へ90度旋回する。
何度も航路を下から眺めたから解かる。
シェムリの町の南だろう。
町の上は通らないと解かっていても、闇の中にシェムリの灯を少しでも見ようと身を乗り出すが窓の外は相変わらず漆黒だった。
さらば愛しきシェムリよ、また戻る日まで。
隣の席の初老の夫婦は静岡からのツアーで来たらしい。
あとハノイで2日過ごして帰国だそうだ。
機内食が配られる。
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パスタともうどんとも言えない麺料理。
牛肉の味は、カンボジアの牛のようだった。
うつらうつらしていたら、ハノイに到着。
タラップを降りてバスに乗る。
共産主義独特の鶯色の制服に、威圧感のる帽子の男が乗り込んで来る。
ターミナルでトランジットの受付をする。
しかし、バゲッジクレームのシールがない。
そういえばもらった覚えないや。
愛想悪いけどなんとか処理してくれた。
エスカレーターで上の階へ。
そこでX線検査をしてやっと待合所へ。
トランジットのスタンプをパスポートに押された。
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さて、ここからが問題だ。
VNとJLって共同運航なんで、VNでもJLの機材の場合がある。
その場合はもちろんスッチーはアオザイじゃない。
日本人のかわいこちゃんスッチーにもあこがれるが、日本の飛行機なんていつでも乗れる。
やっぱりVNでしょう。
これで成田までの機材がVNじゃなかったら泣きます。
本当は、日本人のスッチーで全員アオザイ(できれば色が濃くない方)が最高なんだけどなぁ。
恐る恐る上の階へ行って飛行機を見ると、よかったVNだった。
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心置きなくマリオカートで時間を潰す。
喉が渇いた。
日本だったら便所で水道水飲めばいいけど、ここじゃそうはいかない。
我慢したけど、水購入。
1$。
しかも冷えてない。
せめて冷やして欲しい。
冷えてないコーラなんて飲む気になれない。
売店のおねーさんを頼んで1枚撮影。
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しまった!斜めじゃないとアオザイの最高の魅力のスリットが見えないじゃないか。
失敗した。
座席は4割くらいしか埋まってない。
こんなスカスカな機内は、ミャンマー以来か?
ハリダービールなるベトナムビールと、555を飲む。
555を貰う時に、「バーバー」とスッチーに言ったら、最初はきょとんとしていたが、すぐに笑顔で「少々お待ちください」と用意してくれた。
現地時間じゃまだ1時だけど、日本時間だと朝3時だ。
アイマスクをもらった。
VNのロゴ入りだだった。
おやすみなさい。
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by ong-bak | 2006-03-22 08:28 | 2006春旅
2006年 03月 21日

0321:お願い、俺に時間を

今日は春分なのでいつも以上に朝は人がワットに来ていた。
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秋分が雨季のため、恐らく新年に次に多い人出だと思われる。
しかし、あいにくの天気で曇りのまま終了。
ガーが正月に実家に帰るので、俺とヨシさんの写真が欲しいと言う。
手術の面倒を見てくれた日本人だと、奥さんに見せたいらしい。
ヨシさんの写真がないので、タケオのアルバムの昔の写真を写して、写真屋へ。
バイクの修理がてら、店の向かいのラーメン屋で朝飯。
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黄色の生麺でなくても、米のクィティウよりかインスタントのママーの方が好きだ。
修理が終わったかと店に戻ると、「鍵」と言われ、鍵を渡す。
エンジンかけないと直せなかったらしい。

「明日帰るの?」とあちこちで言われた。
そうだ、と答えると、「今回は帰るの早いね。次はいつ来る?」と言われる。
次は…
「次は、わからないんだ」
学生の頃は、年に2回定期的に来るのが当たり前だったのでみんなすぐに来ると思っているのだろう。
「寂しいねぇ」
そう言われると、日本に帰ることなんかどうでもよくなってしまう気がした。
ああ、俺はやっぱりこの町で死にたい、最近本当にそう思うようになった。
カッカディーを迎えに行き、帰りに両替屋で色々な支払い分の両替をする。
待ってる間のカッカディーの態度はZ!
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今日も人気のない時間を狙ってワットへ。
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一番暑い時間を狙って行くのだが、それでも人がまばらにやって来る。
よし、今だ!
そう思ったら正面から誰かやって来たりしてうまくいかない。
地元民はいいのだが、やはり観光客だと画にならない。
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第三回廊でプノンペンから観光に来た家族連れに会った。
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クメール人にとってもアンコール・ワットは憧れの場所であり、観光地だ。
プノンペンの人は裕福かもしれない。
でも、貧しくても、この国の誇りであるアンコール・ワットの近くに住む、シェムリアップの人たちは、プノンペンの人たちよりも幸せなのかもしれない。
バイクを北に走らせる。
タ・プローム・ケルをちょっと過ぎた辺りで、コンポンチュナンから焼き物を売りに来ているバイクを発見。
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おっちゃんのTシャツの背中まで焼き物。
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アイスを食べるノリのいいHCCのおねーさん2人を激撮。
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ワット・プリア・オンコンチュムへ石を撮りに行くと、小さな学校があって授業をしていた。
先生が手招きして授業風景を見せてくれる。
日本やヨーロッパの国々からかなり支援を受けているようで、壁に色んな国の人の訪問写真が貼ってある。
カンボジアの学校にしては珍しく、世界地図が書かれていたり、似顔絵が貼ってあったりと、非常に「日本っぽい」学校だった。
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バイヨンの前では今夜のアンコールナイトの準備が行われ、その先のテラスでは昨夜のステージの撤収が行われていた。
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簡易トイレが残っていることでその規模の大きさがわかるだろう。
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昨日はこれがもっといっぱいあった。
でもクメール人は暗闇で、テラスの前の広場で堂々と立ちションしていたが…。
小回りをぐるっと周って、タ・プロームを過ぎ、バンテアイ・クデイの前の看板が気になった。
なんて書いてあるのかはクメール語で読めないが、この周辺にクティスバラという遺跡があるはずだ。
道端で飲み物を売っていたおばちゃんい、「この辺りに遺跡ありませんか?」と聞いたら、「ああ、クティスバラね。この後ろよ」と教えてくれた。
子供が2人、案内をしてくれた。
民家の軒先を越え、乾ききった田んぼの先の段差の上に、レンガの祠堂が姿を現した。
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半壊した祠堂の脇に、彫りは甘いけどいい状態のリンテルが落ちていた。
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お礼におばちゃんの屋台で言い値でジュースを飲んだ。
こちらがある程度クメール語が理解出来ているのが解かると、「また遊びにおいで」と言ってくれた。
プラダックの昨日の家に写真を届ける。
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家の奥からお母さんが出てきて、「上がっていきなさい」と言われたが、明日の準備のことを考えるとそうもいかない。
丁重に断ると、「またカンボジアに来たら、寄りなさい」と言われた。
こうゆう出会いがあるからカンボジアっていいんだよね。

普段はボケーっと佐々木さんとロビーで過ごしている時は、時間がゆっくりと流れるように感じたけど、残りの時間がないという状況に陥ると、どうして時の流れはこんなに速いのか。
今日も1日が瞬く間に過ぎていく。

シェムリへ戻る。
ソカーホテルの壁に、日本食レストランの看板が作られていた。
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もう日本食レストラン飽和状態だからイラネ。
同じくソカーホテル内のアイリッシュパブなるノボリ。
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ここはなかなかイイという噂。
今回は時間ないので次回にでも。
まぁ、最後なのでソフィテルのバーに行ってビールを飲んでまったり。
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日経読んだ。
ビッチャラーにもらったTシャツでモロ1へ。
今日、ソフィテル以外は一日着ていたが、どうもピンク色は目立つ。
まるで林家ペー、パーだ。
でもせっかくのビッチャラーのプレゼントだから。

ベッドに横になって天井を見た。
ただの天井にSANYOのパクリの扇風機。
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この下で1ヶ月寝たんだなぁと思う。
最後の夜はそんなことを考えながら、寝た。
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by ong-bak | 2006-03-21 19:11 | 2006春旅
2006年 03月 20日

0320:遺跡三昧

カンボジア来てはや一ヶ月。
今更ながらチケットを買ったのでまともに観光。
チケットも観光目的というよりも、家の暗室に2001年から並んでいるので義務的に買っているという感じでもあるが。
今日はちゃんと夜明け前にワットへ。
暗い時間から行っているのに、大型バスがぶんぶん走っている。
アンコール・ワットに到着したものの、相変わらずものすごい人、人、人。
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そのほとんどが日本人。
「こりゃぁ、半分以上日本人だナァ」とどっかのおっさんがでかい声で言っていた。
その通りでございます。
朝日が尖塔を照らす。
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200ミリで朝日と尖塔を狙ってみた。
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ベタ過ぎて面白くないんだけど…

シェムリに戻ってロリュオスへ。
先日の写真を届けに村へ向かう。
途中で酔っ払いだったおっさんの家のにおっさんがいたので写真を渡す。
試しにスンの写真を見せて「この娘知ってる?」と聞くと、「ああ、そこの先だ」との答え。
田舎はご近所さんの顔がすぐわかる。
スンの実家へ行って写真を届ける。
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ついでに多く焼いておいたスンの写真をあげておいた。

帰りにバコンへ寄る。
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遺跡の中にある小学校を覗くと、子供たちは勝手に騒いでいる。
先生の姿は見えない。
アレですよ。
始業のチャイムが鳴ってるのに先生がいつまでも来なくて無法地帯になった教室。
そんなことありませんでしたか?
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一応遺跡も見る。
何度も何度も来てるけど、改めて見ると、その度に毎回新たな発見があるから面白い。
ふと、見上げると、壁の間に空いている空間から中央祠堂が見えるとか。
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阿修羅以外にも彫刻が残ってるとか。
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遺跡から戻ると学校の方が騒がしい。
覗くと、男子2名が取っ組み合いをしていた。
最初はじゃれ合っているのかと思ったら、どうもマジ喧嘩のようだった。
激しい殴り合いが続く。
周りはもっとやれと言わんばかりにまくし立てる。
片方の少年が、倒れこんだ。
しばらく動こうとしない。
こりゃヤバイか?と思ったら、大きく息をして立ち上がった。
目にはうっすらと涙を浮かべている。
負けた少年は教室の椅子に横に突っ伏した。
2人の男子が、シャツとノートで風を送る。
勝った少年の片腕を高々と上げる少年。
テレビのムエタイ見すぎじゃ。

帰り道、バコンの北側の民家の中にあるレンガの祠堂に違和感を感じた。
バコンの周りには、バコンの衛星寺院的な祠堂が周囲を囲んでいる。
バコンの周囲の村の中に、ひっそりと今でも建っている。
これらは、一基の祠堂で、向きはバコンに向いて建っている。
それに対して違和感を感じた祠堂は3基で構成され、東を向いていた。
おかしい。
遺跡レーダーに引っかかった祠堂を見に民家の軒先へ。
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写真を撮ってシェムリへ戻った。
10時過ぎを見計らって旅行代理店へ。
「明日のベトナム航空のチケットください!」と必死な俺。
25日のバンコクからのチケット持ってるけど、おかんの機嫌を損ねた今、金はいくら積んでも帰る方が得策だった。
普段ならばどうでもいいのだが、今回は何しろ入院したばぁちゃんの世話の上、犬の面倒まで見てもらっている。
さらに、とても仲良しとは言えない弟が24日に帰ってくるらしいということは、25に帰るとまた、気まずくなる。
さらに、おかんは俺が帰って来ると思っていたらしく、泊りで同窓会に行くつもりだったらしい。
これはマズイ。
幸い、明日はなかったが明後日のチケットならハノイ経由であると言う。
本当はサイゴンにして、4-5時間だけでもサイゴン滞在して、アオザイねーちゃんのとこにでも行こうと思ったのだが、そんな悠長なことは言ってられない。
「それでいいです、ください。カードで!」

昼過ぎの人が減る時間を狙ってワットへ向かう。
チケットゲートで日本語堪能なキムに捕まった。
「ねぇー、デジカメ、欲しいんだけどー」と日本語で言われる。
「私もさー、MP3欲しかったなー。今度ォ来る時ィ、持って来て」
「分かったから。じゃぁ、メールアドレス書いといて」
「前、あげたじゃぁーん」
ああ、それどっかいっちゃったんだよ。
さらさらとノートに書いたアドレスは、バプーオン@…って、「バプーオン!?」と聞いた。
なんてマニアックなアドレスを使うんだ。
「私ねー、昔ィ、バプーオンにいたのー」
「は?お土産売ってたの?」
「ウン、ソォー、ソォー」
キムの家からバプーオンって結構遠いのにな。
まぁ、いっか。
先月子犬を産んだ母犬が日陰でごろんと寝ていた。
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「子犬は?」と尋ねたら、「あげた」との答え。
ああ、母さん、辛い思いをしたのね。
アンコール・ワットへ行って、人が少なくなるのを狙って撮影。
お気に入りのいつもの場所で横になっていたら、1時間ほどウトウトしていた。
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バイヨンの顔なじみのレストランへ写真を届ける。
周辺にはでかい発電機が置かれていて、象のテラスの前には巨大なステージが作られている。
アンコールナイトは明日のはずなんだけどな。
「どしたの、これ?」
ジェネについて聞いたが、「知らん」とのこと。
テラスの前にホテルの厨房ので働いてそうな一団がいたので、聞くと夜8時に始まると言っていた。

大・プリアカンに行ったので、こっちのプリア・カンにも行ってみた。
そのままニャックポアンの前を通って、タ・ソムの近くのトイレへ。
そこで電動自転車の管理をしてた女の子に、「あなた知ってる」と言われた。
いや、俺は知らん。
タ・ソムを見て、東に向かうと道端にオイスカ森林公園の看板が。
日本人が植林したらしい。
東メボンからプラダックへ抜ける。
バンテアイ・スレイへ行く道を通り越して、プノン・ボック方面へ向かう。
この先まで行けば、プラサット・トーがあるんだよなー。
藪で道がなくて、遺跡の屋根の部分しか見えなかった遺跡だ。
その手前の祠には、石が祀ってあり、そこまで久々に覗こうと行ったら看板が建っている。
いやぁ、まさかなぁ、と思って近付くと、看板には「PRA SAT-TO」の表記が。
プラ サットトー…?
ああ、プラサット・トーか。
以前はやぶだった場所が刈り取られ、小さな橋も架かって50メートルほど進むと小さな祠堂が姿を現した。
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ラテライトを荒積みした3基の祠堂。
写真を撮って、元の道を戻る。
道はほぼ西を向いているために、逆光で視界が金色に輝いて見えた。
バンテアイ・スレイとの交差点にバイクを泊め、西へ行く子供や自転車の人の姿を撮影する。
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近くの民家で、子供が構って欲しそうだったので、構う。
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撮った子供のおねーちゃんと話していると、受け答えが、「うん、うん」と日本語だった。
日本語が解かるのかと聞いたら、「マダムマサコのところで働いていた」と言う。
マダムマサコ?マダムサチコなら聞いたことあるけどな…ああああああーーーー、雅子さんか!
「写真は頂けますか?」と言われたので、なんとかすると返事。
帰り道、とりあえずバイヨン付近の状況を先生に報告すると、「あとで情報ヨロシク」と言われておしまい。
暗くなった道を、小回りルートで象のテラスを目指す。
到着すると、プラサット・スール・プラサットが全基ライトアップされ、テラスも全部ライトアップされていた。
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バイクを木陰に停め、単身スール・プラサットの前に潜伏。
8時を待つ。
1時間以上、耐えて待った。
それでも暇だし、絵にならないのでステージ脇まで移動。
とりあえずアプサラダンスが始まる気配だったので帰ろうとしたら警察の集団と目が合った。
どうやって来たんだ?チケットは持ってるか?
「バイクで来た」「」チケット、ないよそんなもん」
そうか、写真が撮りたいのか…じゃああっち入るなよ。
なんとか許可をもらい撮影。
バイヨンを取り囲むように炎が灯され、ライトアップされたバイヨンが闇夜に浮かんでいた。
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先に走って行った消防車が、南大門で道をふさいでいた。
遺跡に大型車の体当たりから守るような車止めに必死になっていた。
自然とできる渋滞。
横にぶうん…とモトクロスが停まった。
アンロンベン帰りの西洋人だろーと思ってたら、よーく見たら先生だった。
今日はどうゆう風の吹き回しかモロ1へ行くことに。
先生の250の後を必死で追いかける。
やっぱり250は早いわ。
モロ1に行くと、普段いるはずのビッチャラーの姿がない。
「隠れたな」
2人で顔を見合わせる。
「ビッチャラーは?」と他の従業員に尋ねると、「頭が痛くて寝てる」と言い出した。
嘘つけ!
何で全員ニヤニヤしてんだよ。
「厨房ですかね?見てきましょうか?」
「いいよ、耐えられなくなって出てくるでしょ」
相変わらず全従業員がニヤニヤし続けている。
とカウンターに目をやるといきなりいるビッチャラー。
どうやらカウンターの下の、さらに奥の方に隠れていたようだ。
本人はすましているが、先生が来たことに驚いているのだろう。
なんだか、この前写真を持って来たら、しわくちゃにしたらしくて、それで腹を立てて先生はモロ1を避けてたらしい。
ガチャピンのかぁちゃんにも、「最近アキラはこっち来ないで3ばっか」と言われているくらいだ。
ビッチャラーも素直じゃないからブツブツと聞こえるようなケンカを売るような独り言をネチネチ呟いて、定規で先生の腕をひっぱたいてた。
まぁ、これで丸く収まるか?
もうすぐ正月だし。
ビッチャラーがビニールに入れたTシャツをくれた。
もうすぐ帰るからプレゼントらしい。
先日、何色が好きか?と聞かれ、黄色と答えたら「汚い」と言っていた。
「じゃぁ青」と答えたら、それも却下された。
「んじゃぁ赤」と言うと、にっこりと頷いていた。
赤いアンコール・ワットの絵柄のTシャツ。
どこでも売ってる物だけど、その気使いが嬉しかった。
せっかくだからもらった赤いTシャツと一緒にビッチャラーと写真を撮る。
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「おっかしいなぁ、ピンク色に写るよ」
先生に言われてモニターを見ると確かにピンク。
まぁ、フォトショップで直せばいいでしょう。
ところが…タケオに戻ってみるとTシャツは見事なピンク色!
どうもモロの光源で赤く見えていたようで、実際はシャァ専用色でした。
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by ong-bak | 2006-03-20 14:28 | 2006春旅
2006年 03月 19日

0319:テンション下がりまくり

本日も朝、アンコール・ワットへ。
コニカのメンバーがだいぶ変わって融通が利かない。
普段から350でやってるのに、350は特別価格だと言う。
92枚も注文したんだからもうちょい融通利かせてよ。
1枚330にまでしか値段下げなかった。
コニカがコニカミノルタになったら、日本に比べたらこんな僻地なのに店の看板をコニカミノルタに変えたのに、フィルム撤退だからどうするんだろう。
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いい迷惑だと思う。
メールを確認し、一応帰国は25だとメールしたら、最初帰国すると言っていた22に合わせてばぁちゃんの退院も決またのふざけんなとお叱りのメールが。
25日に変更したのは確かにこっち来る直前か直後だったけど、言い出せなくて言えなかったら、ずるずるとこんな時期にまでなってしまった。
ああ、反省。
ごめんなさい。
テンション一気にダウン。
なんか全然面白くない。
タケオに戻ると、モムさんが慌てて「ちょっと待ってろ」と言う。
今朝出て行った誰かがパスポートを忘れたらしい。
電話が掛かってくるのでそうしたら話せと言うのだ。
そんなこと言われても俺知らんよ。
トマーがベッドの下でパスポートと円がちょっととバーツが入った袋を見つけた。
中身を確認すると、航空券も入っている。
今朝タイに向かった、口の聞き方知らんアホっぽい大学生のモノだ。
モムさんがバスの運転手とやり取りをして、中身をメモする。
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国境へ行くカムリを探しに行くというので、ガソリンスタンドまでモムさんを乗せて行き、そこにいたバイタクに頼んで、カムリのドライバーへ届けてもらう。
どう交渉したのかは知らないが、金などは渡していなかった。
これで無事届くのだろうか?
まぁパスポート忘れる方が悪いんだからシラネ。

中華がうまいと噂のアンコールホワードへ。
きょんちゃんを呼び出すが、今日は休みだと言われた。
教えてくれた電話番号が、携帯に登録してた番号と違う。
そりゃつながらんわ。
電話すると今着いて着替えたとこだと言う。
休みじゃなくて出勤らしい。
ロビーで待っててと言われたので戻って待っていると、ホテルの従業員が水持って来てくれた。
さすがいいホテル。
しばらく待って歩いてくるきょんちゃんの姿に、「今日は休みだ」と言ったレセプションの男が一番驚いていた。
くだらない話をして過ごす。
昼時になったのでレストランへ。
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庭には口から水を吐く石像が。
海鮮炒飯をオーダー。
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匂い、味共に、かつてのプノンペンにあった行きつけの台湾レストランを思い出させた。
きょんちゃんの計らいでスープも頂く。
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バチバチ写真撮ってると、「何、愛先生みたいなことしてるの」と言われた。
「いや、打倒食日記…、裏食日記だから」と言うと、「かなわないって」とあっさりと却下された。
愛ちゃんが食ったことない写真をがんばって撮影します。
きょんちゃんが餃子も頼んだが、いやぁ、マジでテンション低くて食えないですよ。
そうしたら箱詰めにしてくれて持ち帰るようにしてくれた。

写真屋に写真を取りに行くができてなく30分以上待たされる。
待ってる間、シーなの彼氏がシーナの写真入の何かをラミネート加工しにやって来て帰って行った。
コニカの向かいに資生堂の店を作っている。
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クメール人向けなのか日本人向けなのか。
明日からワットへ行くのでチケット購入。
写真を渡しにチャムの村へ。
モロまでまたマンチがストーキング。
「アキラは来てないよー」と言われタケオに戻ると、向かいのお寺から音楽が聞こえる。
もしかしてーと思って寺を覗くとスバエクトム開催中。
慌てて機材を取りに駆け上って、フル装備で寺へ。
何も知らない人、もったいない。
タケオの前でタバコに夢中でスバエクトムやってるのに気付かないなんて。
滅多に見れないとは言うものの、もう俺も相当見てる。
飽きたけど写真のネタにはなる。
普段はクメール人がわらわらと集まって見ているのだが今日は少なかった。
いつもの団体と違うのか、スクリーン豪華だった。
見ているのはチャーターしたツアーの人たち。
そこにふらふらと音を聞きつけてやって来たバックパッカーの日本人。
余っている椅子に座って鑑賞。
おいおいおい、空気読めや。
座るのはマズイだろう。
炎にめらめらと照らされ、独特のリズムと台詞が流れる中、スバエクは続いた。
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炎に照らされたバックステージを眺めるクメール人の家族のシルエットを見ていると、やっと平和になったこの国の姿を映し出しているように見えた。
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スバエク終わってモロに飯を食いに行く。
オーダーすると先生から電話。
「今、どこー?」
「モロですけど」
「渡したいもんがあるからちょっと帰り寄ってー」
出てきたペペロンチーノを慌てて食っていると、先生登場。
来るならゆっくり食べたのに!
「明日からワット行くんでしょ」
そう言って貸してくれたのはポータブルストレージ。
やっさしぃ!
オーダーする先生。
ええっ俺、食い終わっちゃったのに。
しばらくしたら日本人の男性が近付いてきて、
「あの、ブログ開設している方ですよね?」と言われる。
「…はい、そのような方です」と答えると、「いつも見てます」と言われた。
うしししと笑う先生。
「あの、いつもコメントされてる方ですよね?」と言われて驚く先生。
いやぁ、よく判ったナァ。

あー、シェムリからコンポンチャム行きのバスを発見。
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道がよくなったからあってもおかしくなかったけど知らなかった。
1日2便で4$だって。
時間は7時半と11時半。
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by ong-bak | 2006-03-19 10:47 | 2006春旅
2006年 03月 18日

0318:泳ぎたくなったらニャックポアンへGO!

今朝は曇りでワットはどんより。
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いつもの修理屋の前のラーメン屋で朝飯。
修理屋の建物は、隣の銀行とホテルに挟まれて、古い長屋状態の建物が残る。
昔はこのような建物がずらーと並んでいたのだろうな。
バイク屋のおっさんがこっちが飯食ってるのを見て指差して笑っている。
やがてやって来て飯食い始めた。
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雑談をしていると、おっさんの家が別にあるらしい。
てっきり修理屋の2階に住んでいるのかと思った。
飯食っておっさんの家に行く。
家はチャム人の集落の近くにあり、結構な敷地だ。
庭の奥に巨大なレンガの塀が…
あっれぇ~、もしかして…
「ワニ?」と尋ねると、「そうそう」と答えるおっさん。
柵の上まで連れて行ってくれた。
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でけぇーーー。
「アイツ、売ったら1000$」
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ほぼバイク1台っすか。
いやぁ、おっさんバイク修理屋やんなくてもいいんじゃない?
驚く俺にケタケタ笑うおっさん。

先生の家の前を通るとバイクが泊ってたので、遠出から戻って来たのだろう。
パソコンを取りに戻って先生の部屋に行くと、マンチが着いて来る。
バイクでプノンペン行った帰りに、そのままコンポントムから北上して、大プリア・カンの前を抜けて、クワウ経由で帰ってきたらしい。
「いるかなぁ~と思って」
それだけの理由でわざわざあんなジャングルの中を遠回りするなんて…
パソコンの状況を話すと、すぐに工具を出してくれたのでばらす。
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先生の余ってる2.5インチのケースを繋いだのだが認識せズ。
「25$で売ってたんですよねぇ」と言うと、「安いんじゃない?」と言われたのでソッコーで買いに行く。
マンチ着いて来るな。
途中で姿見えなくなった。
ケース買って戻るがマンチの姿が道にはない。
これで跳ねられたり、行方不明になったらイヤなんですけど…
先生の部屋に戻ると、しっかり待っているマンチ。
えらーい。
早速HDを詰め替え、動作確認。
動いた!
データも無事。
マンチはどうしたかなーと思ったら、座ってずっと待ってる。
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うーーん、忠犬。
どっか泳ぎに行こうという話になり、スナダイの近くにできたらしいプールの様子を見に行ってからモロで集合ということになった。
マティーニの前の通りをまっすぐ走る。
空らしき建物は姿を現さない。
6号方面への分岐をちょっと過ぎると、道路を跨るようにお手製の「AOUA」という表記が。
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中に入れてくれたので、覗かせてもらう。
使用料は2$で、飲食物の持ち込みは禁止らしい。
西洋人の個人経営らしいのだが、よく個人で作ったな。
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結論からすると、3$のニャックポアンホテルの方がいいな。
裏道を走っていると、こんなところを首から一眼レフを二台下げた日本人二人組。
こんなとこでどうしたるのかと思ったら、川を探してるようだった。
川は来た方向なんですが。
ワット・ボーの近くまで乗せ、タケオに戻る。
電話を貸せというので貸す。
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実家に電話を掛けたいといつも言うのでちょびちょび貸しているのだが、俺以上に使いすぎ。
今日も貸したら残高0.01$。
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先日代金追加したばかりなんですけど。
中庭でタンホンとトマーが飯食っていたのだが、見ると納豆のような豆が乗っていた。
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時間になったのでモロ3へ。
どうぜ水着で来てるだろうと思ったら、ゴーグル+スイムキャップで待機中。
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しまった、その手があったか!
プールの状況を話し、候補はニャックポアン3$か、アンコールスター4$になる。
先生はアンコールスターの4$の塩水プールが気になるようだが、以前行った時に常に監視されていたことを考えたら、やっぱり常に放置のニャックポアンでしょう!と言うことで、ニャックポアンホテルのプールに決定。
デジカメでの電池が切れたので、先に言ってもらう。
電池を持ってニャックポアンホテルの前に行くと、先生のバイクはない。
代わりに馬鹿NGOのバイクが停めてあったので裏へ周る。
プールサイドの駐車場に先生のバイクは停まってた。
プールサイドには客も、以前プールの受付していた建物に従業員もいない。
先生の姿もないナァ、これじゃぁタダで泳げるナァ、と思っていたらフロントにいるとの電話。
フロントに行くと既に代金支払った先生が待ていた。
「変なバイク停まってたでしょう。だから裏に停めた」
タオルをもらってプールへ。
早速WPiの水中撮影テスト。
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水中でこそ真の力を発揮するWPi。
まぁアッガイみたいなもんか。
水中の動画撮影が最高に楽しい。
いや、それだけ。
正月の水掛け祭には威力を発揮しそうだが、あくまでも記録写真だな。
作品には使えない。
プールサイドでDSのマリオカート対戦したりして無駄な時間を有意義に過ごす。
どうもWPiの調子が悪いらしい。
パッキンがうっすらと湿ったようで、動作不良。
水中撮影可能でも、ちょっと効果弱いのでは?ペンタックスさん。

プールから帰って両替へ。
リエルでもらうと出てきたのが2万リエル札。
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初めて見た。
下の5万リエルは、3年前にコポントムで見かけて、図面のプレア・ヴィヘアに先生と大興奮。
ピン札を両替してた先生を思い出す。
記念にはいいんだけど、5$分も取っておくのはもったいないしなぁ。
1万リエルにしてもらう。
鼻歌交じりでタケオに戻ると、モムさんが「ちょっとアンコール・ワットまで彼女を連れて行って来い」との指令が。
バイタクが出払ってるらしい…
まぁ、いいんだけど。
タケオのお客さんを乗せてバイヨンまで行く。
待っている間、バイヨンの馴染みのレストランへ。
「写真はー?」
ってそればっか。
タケオに戻って、晩飯はモロ。

昨日の月が綺麗だったので、8時過ぎにアンコール・ワットの前へ。
まだ少しピクニック客向けのゴザ屋がいたが、すぐに帰って行く。
脇で犬が残飯をバリバリと漁っていた。
まだ月は出ない。
三脚にカメラを載せて、月を待つ。
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9時過ぎ、東の空がうっすらと明るくなり、月が昇り始めた。
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ハッピアワーギリギリにバーストリートに行き、先日の店で飲み残していた最後のカンボジアをテーマにしたカクテル、アプサラ・アンコールを注文。
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by ong-bak | 2006-03-18 19:17 | 2006春旅
2006年 03月 17日

0317:トンレサップの満月と満天の夜空と蛍

今朝もワットへ。
大プリア・カンのデータをコピーしようとPCを起動するが、XP起動途中で動かない。
昨日までの悪路で、ぶっ壊れそうな気がしてたが、まさか本当にダメになるとは。
とりあえずデータのコピーをネット屋でやろうと先日プノンペンで買ったHDを箱に入れて出かける。
PCパーツ屋で2.5インチのケースがあれば、PCばらして移植するんだけど。
店を覗いたがケースはなかった。
バイクに跨って移動しようとした、HDが入ってる箱の底が抜けて地面に叩きつけられる250G。
ガッシャーン、ってマジかよ。
近くにいたトゥクのあんちゃんがばらけた付属品を拾ってくれたけど、ネット屋行ったらHDは変な音を立てるだけで絶望的。
トホホ。
たけしさんに頼まれてたバイク修理にいつもの店へ。
待ってる間、SPAを読んで時間を潰す。
昼飯ご馳走になって、一度タケオに戻る。
ドミの外で爆睡するバウ。
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行こう、行こうとして行ってなかったコンポンクリアンへ。
ダムデックまで走るのもそろそろ飽きてきた。
耐えられるのがギリギリダムデック。
ダムデックより先に行くのはちょっとめんどくさい。
2度目だから道も分かる。
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村の入り口まであっという間。
入り口から先は、そろそろと走って市場を目指す。
坂を登り切って、宝石屋の子供写真を届ける。
もう写真を見せる前から、「写真だ」と言われている。
母親に何度も礼を言われた。
近くでは賭けの真っ最中。
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子供が現金片手に熱中していた。
群がる子供たちに、プリア・ソバット(一番売れているカンボジアの歌手)のモノマネを披露。
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とりあえずウケてはいる。
対岸へ渡る橋へ。
コレ、バイクの重量耐えられるんか?と不安になった。
前を走ってた自転車のおばちゃんに、「すんません、ここバイク行けます?」と聞いたら「行ける行ける」と言われた。
恐る恐る木製の跳ね橋を渡る。
もうひとつ橋を越え、こないだ撮影した家の前へ。
家の前には両親がいて、写真を見せると見えるところにいる子供の名前を呼んで呼び寄せた。
とりあえずおばちゃんにまとめて渡し、「1人、1枚あげて」と頼んだ。
わらわらと集まってくる子供たち。
こないだ見かけた顔の子供には直接写真を渡す。
大きな子供が、「ありがとうは!?」と言うと、はにかんで「オークン」と恥ずかしそうに両手を合わせて走って行った。
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後は次から次に人が集まって、「撮ってくれ攻撃」が始まった。
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別にいいんだけどさー、俺、もう日本帰るよ。
「俺、日本帰るから写真持ってくるのいつになるかわかんないよ」
そう言うと、少し残念そうな顔をしたが、「それでもいい」と言う。
本当はバカバカ撮ってあげたいんだけど、PCとHDぶっ壊れてデータを退避してないから残弾少ないんだよねぇ。
適当に切り上げてお別れ。
跳ね橋を渡って市場の下にある、スヌーカー場で休憩。
となりのあんちゃんが食ってたラーメン見たら食いたくなったので頼む。
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インスタントなのにうまい。
村のことを色々と聞いた。
ここは1800世帯、10000人が暮らしていて、人種はクメール、中華系、ベトナムにわかれるそうだ。
ガソリンを入れると、おっちゃんが「ここをまっすぐ行けばトンレサップだ。それはとってもサバーイだぜ。距離?3キロさ」と言う。
前来た時、村のほぼ南端まで行ったけど、橋があったから行かなかった。
通行料を取る橋があるんだよね。
「橋あるでしょ?あそこいくら?」
「橋?ああ、あそこは金いらんよ」
そっかー、じゃぁ行ってみよっかな。
おっちゃんにお礼をいい、村の端まで行く。
橋を渡ってさらに先まで。
民家で「トンレサップ、どのくらい?」と尋ねたら、「まっすぐ3キロ」と言われた。
さっき3キロと言われ場所から2キロ近く走ったんだけどな。
荒れた大地をしばらく川沿いに走ると一面の畑に出た。
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川はかなり交通量があり、船が行き来している。
道をさらに突き進む。
平地に小さな民家が立ち並ぶ。
結構な距離を走ってトンレサップへ到着。
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結局、3キロが7キロだった…
なんもないので帰る。
村を抜け、そのまま土手道まで戻る。
雑貨屋でジュースを買って休憩。
子供をからかっていたら、それを見ていた村の子供たちがなんか言っていた。
どうも俺をしっているらしい。
ああ、そういえばこないだ小学校に乱入したからな。
多分ソレだろう。
日も傾いているので急いで戻る。
ドムダエクから10キロほど西から南へ4キロの寺へ。
この4キロがまた悪路で嫌。
寺の境内へ行くとお坊さんたちが集まっていた。
先日撮った小坊主の写真を渡す。
「兄坊主の写真は?」と言われ、ああすっかり忘れてた。
「ごめん、コンピューターが壊れちゃったんだ」(嘘ではない)
まぁ、今度持って来るから許してちょ。
国道まで戻ってシェムリへ。
トラム・ネアック辺りの寺が、こないだタケオ前の寺でやっていたような新築落成祭を1週間ほど
やっていた。
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タケオの前の寺よりもでかいので、人も多い。
ビール問屋のカウンターの上で寝る猫と、
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パソコンパーツ屋でだらける犬。
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モロ3に昨日の写真を届ける。
ちゃんと1人1人用に、ビニールにまとめて分類済み。
しかし、クメール人の写真に対する扱いは最低で、これだけは本当に許せない。
クメール人は、写真を見ると自分が写っていない赤の他人の写真でさえ「見せろ」とうるさい。
それを集団で繰り返すもんだから、周り回って紛失されたり折られたり。
だからあげる写真意外は絶対に見せない。
見せろと言われても断固拒否。
今日だってそうだ。
写っている子と写っていない子がいるので、分けて写真を上げたのに、別の人の分の写真までシーコンやシーナが勝手にぶん取る。
「それは違うから返せ」と言うと、「写っているのにもらってない」と言う。
これにはさすがにブチ切れて、「重ねて入れてあるからちゃんと見ろ!」と怒鳴った。
こっちは写真を撮る機会もないんだろうからと思って、写真屋で写真をプリントして、それをあげてるのに、ぶんどりあいの挙句写真をボロボロにして、「ない」とか言われたら腹だって立つわ。
今日はさすがに空気読めたのか、平謝りだった。
クラランで「自分が写ってない!」とかんしゃくを起こし、あげた写真を奪い取ってやぶいた子供もいた。
写ってない!って自分、いなかったじゃん。
あげて喜んでくれるのはいいんだけど、本人の前で醜い争いはやめてくれ。

9時過ぎにトンレサップのビアガーデンへ。
電気が消えてたので諦めて帰ろうとしたが引き返してみると出てきた。
子供たちが「シュン、シュン」と言っていた。
何で知ってるんだ?
ちょっとだけ星が見たいから自家発電しなくていいからと言って奥へ。
子供たちが「ねーねー、月を写真に撮れる?」と聞いてくる。
W5をマニュアル設定にし、長時間露光で月を写してみた。
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夜なのに明るく写ることに喜ぶ子供たち。
月の下を赤い小さな灯が浮いていた。
どこかで灯篭を飛ばしたのだろう(名称不明。スマトラ大地震の追悼で空に放たれたのと同じようなやつ)。
緑色の光が目の前を飛んでいく。
蛍だった。
蛍がふあぁ、ふわぁと飛んでいた。
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by ong-bak | 2006-03-17 22:29 | 2006春旅
2006年 03月 16日

0316:メボンのガルーダがそりゃ美しいのなんのって

夜中に寒くて何度も目が覚める。
フリースを持参していたのだが、せっかく蚊が入らないように完全セットした蚊帳から抜けるのがめんどくさくて、凍える夜を過ごす。

村の朝。
ラーンさんの家から見た庭。
右の場所で昨夜水浴びをした。
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葉に当たる朝日が美しかった。
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村の中を散歩すると、お坊さんが歩いていた。
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どこからか音楽が流れてくる。
結婚式をやっているらしい。
見に行ってみる途中で結婚式に行く村人がいたので着いていく。
「遠いよー」と言われた通り、結構な距離。
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どんどん村はずれへ行く。
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村はずれの一角で結婚式の準備が行われていたが、まだ何もやってないので村へ戻る。
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歩いて村の中心へ。
クリーム色の軍服を着たおっさんが自動小銃を肩に、バイクの後ろに乗っていた。
巡回警備をしているらしい。
そういえば、シェムリを出てから警官を見ていない。
まぁ、6号沿いのコンポンクデイは別として、クワウからここまで、治安維持機関の人間を誰も見ていなかった。
それでも人民党とフンシンペックの連絡所だけはしっかりとあるのだが。
昨日の食堂は朝なのにやっていない。
ドーナツを売ってるおばさんがいた。
こんなところでチョコが掛かったドーナツが食えるとは。
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よくわかんないけど綺麗な花が咲く木が合った。
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少し歩いたところの屋台へ。
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今朝もラーメン。
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ティーが「薬になる」とかで、猿かなにjかの干物を買っていた。
以前、プレア・ヴィヘアで見たやつだ。
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「プノムデイまで何キロ」と聞いたら、答えたおばさんの答えがいい加減だったようで、バイクを整備していたおじさんが、「30キロだよ!」と言っていた。
距離はクワウまでとほぼ同じでも、やはりコンポントムから150キロはキツイ。
やはり同じ道で帰ろう。
村の中心。
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お世話になったラーンさんの家のベッド。
敷くものがないから体が痛かった。
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ラーンさん一家。
お礼を言い、少しばかりだがお金を渡す。
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別れを告げ、まずはプラサート・ダムレイ(プリア・ダムレイ?)へ。その名のとおり、象を祀ってある寺である。
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規模はさほど大きくないピラミッド型寺院。
遺跡最上部に祀られている象。
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北側にはテラスが残っていた。
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テラスの欄干のナーガ。
ガルーダタイプ。
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メボンが見渡せる場所に位置するので見晴らしがよい。
遺跡にいた人の話だと、対岸の「赤い木」の根元にも遺跡があり、そこには彫刻が残っているとんこと。
ティーの話だと、昨日の遺跡の辺りから行けるらしい。
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一度村まで戻って、村を抜け、昨日の看板がくくりつけてある木まで行く。
そこから恐らく北へ伸びる道をしばらく突き進む。
GPSを持っていないけど、こりゃぁ明らかにバライから外れてるなと感じた。
焼畑された茂みの中に石発見。
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さらに突き進むが、これやぁ見当違いだな。
道もどんどん悪くなる一方だ。
引き返し、先ほどの場所まで戻ると、別の道がもう1本あった。
「イク?」
ティーが尋ねた。
「ちょっと行ってなかったら帰ろう」
北西方面の延びていると思われる道をちょっと進むと、250CCのモトクロスの車体が見えた。
日の丸のステッカーが貼ってあることから、日本から寄付されたものだと思われる。
道端の道標の前に、ペンキを持ったCMACの隊員が座っていた。
ティーが遺跡について尋ねていた。
「ないよ」
彼はそう言った後に、「でも別にそこにあるけど…」と言った。
遺跡の名前を聞くと、「メボン」。
うっひょう、メボンか!
「200メートル先だよ」と教えてくれた。
メボンと聞いて元気になる俺。
ちょっと走るとラテライトの城壁に囲まれたメボンが姿を現す。
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この遺跡がまた面白い。
マニア的な要素がいっぱい。
正面の屋根の部分には、仏の顔が掘られていた。
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これは初めて見た。
そして、アンコール・トムのテラスのような彫刻が彫られている。
蓮の花を鼻で掴む象が印象的。
プラサート・ダムレイの南側に1個置かれていた象は、ここの象ではないか??と思う。
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何がすごいってガルーダがすごかった。
ガルーダ。
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顔の部分だけでも持って帰りてぇ。
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ガルーダのポーズで記念馬鹿写真。
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最後にいいもん見たわ、ほんとに。

昨日来た道を戻る。
今度は時間と距離がわかっているので不安ではない。
30キロ、2時間。
本当は外壁を見たかったのだが、どうやらアンコール・トムのような城壁がどかーんと建ってる訳ではないようで、諦める。
帰り際、走行中右足を地面からむき出しだった岩か切り株にぶつけた。
右足のブレーキの位置が、なんだか変ってて、ガニマタでないと乗れなかったのだが、その突き出た右足が引っかかった。
少しの間、動けないくらいの痛みに見舞われた。
なんとか気を取り直し出発。
距離系を見ながら進む。
3キロ…1/10
5キロ…1/6
10キロ…1/3…
途中でティーが道端の植物を掘り出した。
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芋だと言う。
その葉っぱの大きさの割には大振りの、球根系の植物が地中から姿を現す。
ティーは数株を引っこ抜き、バイクに括り付けた。
道は相変わらずこんな。
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予想通りクワウまで2時間。
途中にあった山の上にも遺跡があるらしいのだが、虎がこの辺りにいるとか。
でも虎以前に地雷があって道がないから、絶対行くの嫌。
クワウで休憩。
偽物のスプライト買って氷をもらう。
昨日は2000Rもした氷がタダだよ。
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偽物のクセに味は普通のスプライトだった。
食堂近くの子供たち。
ここでも「バラン」と言われる。
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カンボジアを旅しているとどこにでも来ている西洋人のバイク集団のステッカー。
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ラオスとの陸路国境の警察署にも貼ってあった。
ティーにバイクの前輪がパンクしてると言われて、見ると確かにパンク。
修理屋でチューブごと交換してもらう。
待ってる間、向かいの自転車屋のハンモックで、目を開いて寝てるあんちゃんがいたので激写。
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見てた人はヒーヒー笑ってた。ティーが主婦と話をしていた、「アキラ」という単語が聞こえたので聞いてみると、先生を知っているらしい。
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そういえば数日前に、ベン・メリアから抜けてクワウまで来たと言っていたな。
「色黒で、細くて、クメール語喋れる日本人でしょ?3回来た」
モトクロス集団よりもあちこち回ってる人がそう言えばいたよ。
先生、どこ行っても「アキラ?知ってる」と言われるからなぁ。
以前もアンコール・チュム(シェムリ北西地方)で休憩した時、「この辺り、外国人来るの?」と聞いたら、「3ヶ月くらい前に日本人が来たナァ」と言うので、まさかと思って特徴を言うと、一致…
後で先生に「このおねーちゃん知ってます?」と写真見せたら「あ、知ってる」と言われるし。
どこに行ってもぶち当たるのが「アキラの壁」。
凄過ぎ。
泣きたくなるような悪路を再び走ってコンポンクデイへ。
コンポンクデイから80キロ巡航。
シェムリまで1時間で着いた。
早速祝いの祝杯を二人であげる。
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コンポンクデイから1時間と聞いたモムさんは「それは車のスピードだ」と呆れていた。
足なんか日焼けしてるよ。
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本当は直行が望ましいんだけど、モロ3へ。
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アンコールというクメール語は読めるようになったけど、自分の名前でもと思って、ガチャピンやシーコンに教わって書いてみるがやっぱり難しいね。
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日が落ちてから凱旋記念にバーストリートに行ってみる。
この辺りなんてほとんど来ないからナァ。
1軒目でビール飲んで、2軒目のメニューにカンボジアにちなんだメニューがあった。
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シェムリアップアンコール。
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そしてアンコールサンセット。
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汚れを落とすためにモロで風呂。
飲みすぎで気持ち悪くて早く寝た。
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by ong-bak | 2006-03-16 22:09 | 2006春旅
2006年 03月 15日

0315:最後の6大遺跡、大プリア・カンへ

今日も朝からワットを見に行く。
朝食のバリエーションが飽きたので、スターマートでホットドック。
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さぁーて、今日は大プリア・カンへ行こう。
大プリア・カンは、バカンともプリア・カン・コンポンスヴァイとも言われる遺跡だ。
以前NHKでは、バンテアイ・チュマールベン・メリア、サンボール・プレイ・クック、大プリア・カン、コー・ケーを「5大遺跡」としていたが、実際はこれにプレア・ヴィヘアが加わって「6大遺跡」である。
大プリア・カンは1辺5キロの城壁に囲まれた遺跡である。
イメージ的にはアンコール・トムのようなもので、城壁の中にいくつか遺跡が点在している。
数年前までは、コンポントムから北上し、ジャングルのような道を西へ突き進まなければ行けなったらしい。
もちろん乾季でしか行けない。
現在は3つのルートが主にあり、
①前述のコンポントムから北上し、プノム・デイから西へ向かうルート
②コンポンクデイから北上し、クワウから東へ向かうルート
③ストゥンから北上するルート
に別れる。
①はコンポントムまで150キロも走った上で、北上し、さらに西へ戻ると言うかなり遠回りなルートだ。
②は途中のクワウまで以前行ったことがあるので道は分かるのだが、そこから30キロが先生曰く「泣きたくなるような寂しい道」だと言う。
以前通った、ベン・メリアからクワウまで抜けるような道らしいのだが、そこよりももっと「寂しい」らしい。
村が何にもないそうな。
③は本当にひどいみたいで、先生ですら途中で引き返してきたらしい。
先生的には、データがない③を通って欲しいらしいのだが、とりあえず安全第一で①で行くことを昨日のミーティング?で決めていた。
念のためにネット屋でルートの検索などをするが、出てくるのは自分のページだし…
しかも衛星写真の載ってる写真集を買ったことをすっかり忘れていた。
現地で1泊するつもりだったので、のんびりと出るつもりだったが、そろそろ行かねばと身支度をする。
フル装備なので、当然のごとく、モムさんに「どこ行くの?」と聞かれる。
まぁ嘘ついてもしょうがないので、「バカン…プリア・カン」と答えた。
ハァ?なんて顔をされる。
チョムナンがアンコールのプリア・カンと混同して、頭に???がいっぱい浮いていた。
モムさんが、「プリア・カンって遺跡はふたつあって、アンコールとコンポンスヴァイにあるの」と説明するが理解できないようだ。
「雨が降ったから水で行けないぞ」と言われるが、カンボジアの雨なんて局地的だから、あっちでは降ってないかもしれない。
「ダメだったら帰ってくるよ」
そう言うと、ビソットが「お前もタイゾーのように死んじまうぞ、そうしたらシュンゾーだ」と笑った。
「ドコ、イク?」
トゥクトゥクのティーが聞いてきた。
「プリア・カン」
「エー、トオイヨ」
「うん」
「ワタシもイキタイ。デモ、ガソリン代ナイ」
ティーが遺跡に興味を示すとは思わなかった。
「ガス代!?いいよいいよ、出すよ!行く?」
それを聞いていたビソットが「飯代も出してやれよ!」と言う。
いやいや、そんなん当然でしょ。
「飯代も出すよ」
「…イク」
そう言ってトゥクトゥクを分離しだしたティー。
マジで!?
でも1台よりも2台で行く方が心強いのを何度も経験しているし、日本語が少し喋れるティーと一緒に行くのは、かなり強みだ。
ただ心配なのは、「6号でティーが走ってるのを見たけど、自転車に抜かれるくらい遅かった。ティーのVIVAは大丈夫なのか?」と先生が行っていた事だ。
「バイクは大丈夫なの?」と尋ねると「ダイジョウブ」だと言う。
ガスを満タンにして、いざ大プリア・カンに向け出発!
町外れの修理屋で、着替えをくくり付けるゴムひもを買って、東へ向かう。
さっきの心配をよそに、ティーは80キロ走行でしっかり走っていた。
ドムダエクを過ぎ、モムさんの実家の近くの工事現場へ。
停車していたかと思ったカムリは、道に積んであった工事用の砂利に突っ込んだ事故車だった。
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間抜けすぎ。
一度通り過ぎたものの、ティーが「写真、トル?」と言うのでUターンして撮影。
「タブン、夜、ブツカッタ」
その通りだと思う。
コンポンクデイは、やっと古代橋を保存する気になったようで、道の付け替え作業が急ピッチで進んでいる
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あと数ヶ月で付け替えも終わるだろう。
コンポンクデイからクワウに向け北上する。
一度通ったことのある道だが、メチャクチャ道が悪い。
以前は未舗装ながら50キロ巡航で苦労せずにクワウからコンポンクデイまで走れたのに、現在はかなりの悪路だ。
途中の沼がある辺りの景色が美しかった。
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道の両側に木が生える道をかなり進む。
橋の工事現場の脇を抜けると、バイクというよりもほとんど車のような、そうモビルアーマーのような巨大なバイクに乗った西洋人カップルが休憩をしていた。
バイクなのに日用品を全て持って移動している感じ。
後部にはスポークごと予備のタイヤがくくり付けられていた。
コンポンクデイから1時間半、シェムリから105キロでクワウ着。
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昼飯。
唯一食えるクメールローカルフードの、卵とメンマ料理。
田舎料理は本当にこれしか食えん。
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1時間ほど休憩し、出発。
クワウから200メートルくらいのところに、スピアン・ボラン。
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この道はかつての王道で、東に行くと大プリア・カンだが、西にずっと行くと、ベン・メリアまで行くことができる。
以前、ベン・メリアから王道をずっと走ってこのクワウまで来たことがある。
道と言えない様な場所を突き進む。
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うっそうとした森の中に、道が延々と続く。
40分ほど走った山のふもとにも小さな古代橋が残っていた。
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そこからさらに15分ほど走ると、もう1つ古代橋が残っていた。
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途中に川があって、乾季だったので枯れ上がってバイクで走行できたものの、こりゃぁ雨季は通れないな。
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やっと森から抜け、青空の下を走る。
それでも森が林になったレベルだが。
ここまでひとつも村はなかった。
と言うか、民家がない。
しかし人の姿は見えないのに、焼畑で大地が焼かれているのは不気味だった。
誰かが火を点け、ちかくにいるはずなのだが、姿は見えない。
確かに、ここよりもまだ村のある、ベン・メリアからクワウの道を1人で走った時、かなり怖かったのも確かだ。
道端に何かが転がっていた。
クラクションを鳴らして先行していたティーを停め、バイクを停めて歩いて戻ると、そこにはナーガが転がっていた。
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遺跡レーダー感度良好。
盗掘途中に落としたのだろうか?
周囲に他に石はないし、遺跡も見当たらない。
さらに道を東へ向かう。
道路が開けた場所で、乾季の乾いたこの状態なのに、道路の土が深くえぐれている場所があった。
距離計を見ると30キロを過ぎたくらいだ。
先生の話だと、クワウから約30キロとのこと。
先生はGPSも持っているし、バイクの距離計でも距離を測っているはずだからそんなに誤差はないと思う。
そろそろ大プリア・カンのはずだ。
道は再び森の中へ入った。
右側に砂岩が平積みされていた。
建造物…という雰囲気ではない。
さらに進むと、砂岩の寺院が姿を現した。
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ついに辿りついたぜ大プリア・カン。
彫刻もないサラな状態だった。
中央祠堂らしき場所の上部は、四面仏塔を掘る前の段階をうかがわせる。
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どこかに城壁があるはずだ。
そんな期待をしながらバイクを進める。
道はT字路にぶつかった。
右へ行ってみると、左手の木々の間から堀が見え、その堀の向こうに城壁が見えた。
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これが、プリア・カンの城壁か!と感動しつつ、道に沿って走る。
しかし、その城壁はあまりにも短く、小さい。
アンコール・トムほどの巨大さもない。
道は右に堀と城壁から離れるように分離し、四面仏塔の中央祠堂を持つ寺院の前に辿りついた。
クメール語で書かれた看板と、コー・ケーと同じく、CMACが地雷除去をを完了したことを示す看板が建っていた。
看板には、プリア・アン・トムと書かれている。(しかし他の文献には全て、プラサート・プリア・ストゥンと記されている)
地雷除去チームのCMACが、トラックの荷台に乗って去って行く。
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四面仏塔は地方だからか、小ぶりでバイヨンのような力強さを感じなかった。
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そこからさらに奥へ行くと、先ほどの堀の中にあった寺院に出た。
どうやらここが大プリア・カンの中心らしい。
アンコールのプリア・カンによく似た堀に掛かる橋を渡る。
堀を降りて端の下へ降りると、壁一面にハムサと蓮の花を前に向かい合う蛇の彫刻が施されていた。
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この蛇の彫刻、左側は向き合っているのだが、アニメーションのように、右側に行くとだんだんと絡み合って行く構図だった。
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遺跡の中かr2人の若者が出てくる。
手にはお手製のチケット。
アプサラではないようだ。
チケットを借りて見ると、日本人の訪問がやたら多い。
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最近は日本人がかなり頻繁に来るようだ。
門をくぐり、中に入ると右側にダルマシャーラが、左側に診療院が建っている。
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両方が向かい合って建っているの初めて見た。
境内の奥から漁帰りの村人が歩いて行った。
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正面から遺跡の本堂方面を望む。
テラスは背が低いものの、空中参道になっていた。
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最初の建造物は原型がわからないくらい左側が崩れており、そこから内部に入ると、ほとんどの建造物がぶっ壊れまくっている。
右側のラテライトの建造物が、ラテライトの割に美しかったので正面へ回ってみたが、正面は汚かった。
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中央祠堂へ回るが、これがもう、本当に何にもない。
周りを囲んでいる祠堂が建つのみである。
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形はどことなくタ・プロームの祠堂のような「ずんぐりむっくりタイプ」だ。
そして何よりも興味深かったのは、ほとんどのリンテルが仏陀の彫刻であった。
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普通のクメール遺跡のこの部分は、火炎樹などを背景にカーラなどのデザインが多いのだが、どこを見ても仏陀の彫刻ばかりだった。
だからと言って、クメール的な彫刻が全くないわけではなく、壁面にはデバターやドバルパーラの彫刻も施されていた。
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先生の「見所ないよ」の言葉どおり、本当に見所ねぇ…
6大遺跡で最も来るのが大変な場所(プレア・ヴィヘアも大変だけど)で、一番見所がない…
唯一の見所は東側の門と言われていたが、それもイマイチだった。
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時間も5時だし日が暮れる。
近場のタセン村へ向かった。
ぽつぽつと高床式の住居が姿を現し、村の中心と思われる十字路には店がいくつか。
ティーが飯屋を聞いてくれたが、朝しかやっていならしい。
なんつー村だ。
そこの十字路にあるおばちゃんの雑貨屋は、やたらガメツイと聞いていたので利用を避けたかったが他に店はない。
試しにコーラの値段を聞くと、冷えてなくて1500、冷えてて2000だと言う。
ビールもあるらしい。
とりあえず寝床を探さないと。
ティーがそこいらにいた人たちに聞くと、お寺の近くのラーンさんがよく人を泊めているらしい。
そこでとりあえずラーンさん宅を探す。
ラーンさん宅でティーが交渉し、なんとか寝床GET。
奥さんの話だと、先月もシェムリから来た西洋人を泊めたとか。
とりあえず祝杯を挙げようという事で、ティーが氷とお酒を買いに行った。
その間ふらふら寺へ。
寺の門番はペンキを塗られたシンハ。
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近くの店の人に、「これ、どこから来たの?」と聞いたら、あっさりと「プラサット(遺跡)」との答えが。
ああ、脱力。
飲み物と氷をティーが買って戻ってきた。
「コレシカノコラナカッタ」
2万リエル渡したお釣りが2000リエル。
「氷、タカカッタ」と氷を差し出すティ-。
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「いくら?」
「…2000リエル」
はーーーーーーーーーーーーー!?
「コンポントムカラ、モッテクル」
まじっすか。シェムリじゃこの大きさなら200だなぁ。
だからさっき、冷えたコーラと冷えてないコーラで値段が違ったのか。
まぁ、それでもめでたいからいいや。
2000Rの氷にビールを注ぎ、乾杯。
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うひゃぁー、うめぇー。
2000Rの氷の味は格別だべー。
お向かいの家の子供が、珍しそうに「バラン、バラン」と言って見ている。
バランとは正確にはフランスなんだけど、西洋人の総称みたいな使い方をするのだが、田舎では外人はどこでもバランらしい。
これは、漫画「東南アジアのディープな歩き方」で、主人公杉田君が、タイの田舎で同じように「ファラン(タイ語でのバラン)」と呼ばれたのと同じ感覚だった。
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ビール片手に惜しみなく、クメールコントのネタを連発していると、子供たちはこっちの家までやって来て笑っていた。
家から出てこない女性人をからかうため、こちらから出向いてご挨拶。
両手で顔を隠して、指の間を開き、その間から覗くと大爆笑。
近付くフリして、何もないところで落とし穴に落ちるジェスチャーをすると、大声を出して笑っていた。日は傾き、だんだんと落ちていった。
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水浴びは井戸でしようと思っていたら、ラーンさんの家の水浴び場のカメに入った水は透き通っていて何ら問題はなかったので、借りることに。
以前は学校にしか井戸はなかったらしいのだが、村のあちこちに井戸はあり、ラーンさんの隣の家の裏にも一基井戸があった。
バナナの葉っぱの囲みの中で全裸になる。
大自然の中の開放感。
なんて気持ちいい。
数年前に、元タケオのシェイク娘、チャンティをプノンペン郊外の村で探し出し、泊れと薦められた時も、真っ暗な闇の中、全裸になって水がめから水をすくって水浴びをした。
ティーも水浴びして、晩飯をごちそうになる。
クメール飯がとにかくダメだから、出されてゴメンナサイするよりかは食べれるもん食べた方がよかったので、「何が食べたい」と聞かれたときに「ママー(インスタントラーメン)」と答えておいた。
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ラーンさんの家は、全ての動物大集合な家だった。
牛、豚、鶏、犬、ネコ。
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村の様子を見に村の中心まで行ってみた。
ひとつの小屋に、大勢の人が集まってVCDを見ていた。
「いくらなの?」と近くにいた子供に聞いてみると「50$」などと言う。
何度繰り返して聞いても、酔っ払いだと馬鹿にしてるんか「50$」と繰り返す。
でも最後に「100R」と教えてくれた。
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外人が珍しいのか、「バラン、バラン」と子供たちがわらわらとやって来る。
デジカメの写真を見ると、「撮って、撮って」の大合唱。
撮っては見せを繰り返す。
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2000Rの氷で結構酒飲んだのでいい感じに酔ってる俺。
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月が綺麗だったので長時間露光で撮影。
ラーンさんの家に戻ってからも、階段の上に置いて長時間露光で撮影。
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田舎でなんもやることがないので、8時半に寝た。
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by ong-bak | 2006-03-15 08:07 | 2006春旅
2006年 03月 14日

0314:バンテアイスレイでMP3プレイヤーを売る

朝、珍しく棟梁が来ていた。
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こっちに気付くと、「シンチャオ!シンチャオ!(ベトナム語のこんにちわ)」と声を掛けてくる。
「ああ、棟梁。ベトナム行って来たんだよ。新しい硬貨できたの知ってる??」と硬貨を見せると珍しそうに見ていた。
モムさんにだいたいいくらくらいっていうのを説明していた。
まだ渡していなかったMP3を届けに行く。
チケットゲートで確認すると、ほくろのおっさんは今日はバンテアイ・スレイらしい。
「5時半に戻ってくるぞ」と言ってたけど、まぁ暇だからドライブがてらバンテアイ・スレイへ。
バンテアイ・スレイに着いても、ほくろのおっさんがいなーい。
他のおっさんに聞くと今飯休憩らしい。
しばらくどっかで待とうと、ふらふらしてるとビサがいた。
今日は3人乗せて、ぐるりとこれからベンメリアまで行くそうで、大金が入るから超ご機嫌だった。
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ジュースを飲もうとクーラーボックスを開けると、ものすごい整列していた。
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新型のトゥクトゥク発見!
オープンカータイプ。
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こりゃぁキモチよさそうだ。
雨が降ったら最悪だけど。
バスに追突されて屋根が壊れたらしい。
象さんの巾着を買った。
3$。
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「言い値は7$よ」と言っていた。
まぁ3$ならいいか。ハンモックに揺られながら贅沢に無駄に時間を過ごす。
俺はカンボジアが大好きだ。
カンボジアの人は心が素敵だ。
だからクメール人が大好きだ。
と言っていると、運転手らしきおじさんが、
「俺たちも日本が大好きだ。日本は道を作ってくれた。日本は、友好橋、キズナ橋…他にもいっぱい橋を掛けてくれた。だから俺たちはみんな日本が大好きだ」と力説していた。
そこまで力説されると嬉しいです。
まぁ、カンボジアで反日感情を持ってるクメール人を探す方が大変なくらいで、何せ前王であるシハヌーク殿下が親日だ。
「ボコールのバラ」とかいう日本軍将校とクメール人の恋愛映画を、自ら将校役までやって監督するくらいの親日家で、何せ第二次世界大戦の日本に対する補償を、最初に放棄してくれたのもカンボジアである。
おっさんを探しに行くがいない。
もう一人の係員が、指差す方へ行く。
このまま行ったらタダで入れちゃうよー。
でも示された場所にいないので戻ると、ちょうど警察の詰め所の方からやって来た。
「おおートモダチッ!」
「MP3プレイヤー持って来たよ。12$のは3個しかなかったからこっち2個は15$だった」
おっさんは、うんうんとうなずいて、全部でいくらだと聞く。
66$と答えると、「今日、アイツ(5個くれ!と言った係員)はプノン・クロムなんだよ」と言う。
ほとんど北と南じゃん…
おっさんは無線のスイッチを入れ、プノンクロムの係員を呼び出す。
「おーい、おーい、返事シロー」
ああ、この会話、全遺跡の係員と警官に垂れ流しなんだろうナーとふと思う。
「日本人のトモダチが、MP3プレイヤーを持って来たゾー」
会話が終わると、「ちょっと待て」と言ってどこかへ行き、66$持って来た。
すげーよなー。
66$すぐ用意できるんだから。
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さっきから待ってる間喋ってたお店のおねーちゃんが、「これはあなたの友達」とクマのぬいぐるみを出してきた。
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1日1日がものすごく貴重なのに、ハンモックでだらだらしてて、俺ってダメだなぁなんて思う。
シェムリまで戻ってモロ1で飯。
最近3ばっかでたまには1にも顔出さないと、と思う。
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午後は写真を持ってバライへ。
去年撮影した写真の女の子に写真を届けに行く。
バライの屋台へ行くが姿がない。
そこいらにいたおばちゃんに写真を見せると、学校行ってるよー」と言われた。
案の定「この人がかぁちゃんだ」と言われたので、「じゃぁ渡しといて」と写真をあげる。
「どうだ、お前、愛してるか?」
愛してるかって?そりゃぁストレートだなぁ。
結婚させる→結納金たんまり→ウハウハな構図が見え見え。
「金、ないもん」と言うと、
「2000$でいいぞ」
カンボジアは日本と違って、とにかく金ですよ、カネ。
結婚する=カネ
「ないないない」そう言ってバライを後にした。
帰り道で見つけた植木屋で働いているおねーちゃんたちと、近くの子供たちと戯れてシェムリへ帰る。
突然の大雨。
どよよーんとした雲が、東から西へ流れていた。
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by ong-bak | 2006-03-14 22:33 | 2006春旅