エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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カテゴリ:2005秋旅( 35 )


2005年 10月 27日

1027:日本へ

朝まで掛けてだらだらと出発準備。
日本は寒いだろうから、一張羅の黒い長袖のシャツを着る。
4時過ぎにタクシーで空港へ。
今回は久々のUA。
途中、うつらうつらしている間に空港。
空港ではセキュリティがやたら厳しい。
X線の前にハンドチェックで荷物見られ、航空券貰う前に質問される。
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「あなたはミャンマーに住んでいるのか?」
違う。
「ミャンマーで働いていたのか?」
違う。
「学生か?」
違う。
「なぜ、ミャンマー製のパスポートを持っている」
古いパスポートのページが足りなくなったからだ。
今まで、こんな質問されることはなかったんだけどな。
あったけど、セキュリティにここまでミャンマーのパスポートについて聞かれたのは初めてだ。
パスポートを持って、他の職員とごにょごにょ話し、やっと通される。
今回初めてEチケットだったが、プリントアウトした紙だけでチェックインができる。
楽だ。
航空券をもらって荷物を預ける。
以前エアポートバス乗り場で撮った写真を届けようとするが、時間が早すぎてまだバスが動いていないので、受付の人間も誰もいない。
来年こそ開港するのか疑問な、新空港の模型があった。
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コンビニで飲み物とメコンを買った。
なんだかあまり気分が優れない。
体調不良というよりも、ムカムカする。
出国してゲートへ。
ゲートの前でX線チェックの後、今度はまたパスポートチェック。
そしてやっと待合所へ。
アメリカの航空会社だけあって、西洋人が多い。
シカゴ行きだからか?
これがビーマンだとベンガル?人、とにかくインド風の人が多くて、チャイナだと中華系が多い。
窓の外に、これから乗る機体が見える。
しかしUA、機体色をもう少し明るくした方がいいんじゃないの?
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ちょっと地味だよ。
機内に通される。
もちろん朝早いので日本の新聞なんてない。
というか、どこの新聞もない。
いきなり日本人スッチーがいた。
チャイナより10歳以上は平均年齢高そう。
自分の席に行くと、隣は(たぶん)アメリカ人のカップル。
席について、明けるバンコクの空を眺める。
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うつらうつらしては目が覚め、鈍い感覚と共に離陸。
そしてまた眠る。
目が覚めると飯配給。
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オレンジ色のサングラスをかけた、短髪のガタイのいいおにーさんに、「飲み物は?」と聞かれ「ビールに決まってんだろぉ!」と言いたかったのだが、ムカムカが残るので「ペプシ」。
やっぱスッチーはチャイナだよなぁ、とつくづく思う。
なんかUAだと、女性より男性の方が色気とかオーラが漂ってるもん。
ふと窓の外を見ると、ラオスのメコン川上空。
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ちょうどパクセの上あたり。
ワット・プーへ想いを寄せながら、窓の外の光景を見ていると、小さな山が見えた。
山頂がぽっかり口を開け、火山のような山だった。
でもこんなところで火山なんて聞いたことないし、あまりにも小さいから興味を持った。
それからまた爆睡。
そりゃ夕べ寝てないから眠いさ。
今度は昼飯代わりの軽食登場。
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バナナ、凍らせてたのか硬すぎて全部食べれません。
飛行機は大阪の南の太平洋上を通過し、千葉へ。
九十九里上空から成田へ着陸。
機内から外を見ると、届いた荷物を車に文字通り投げ込むおっさんたち。
「あれ、荷物壊れたらそちらで保障してくれんですか?」とスッチーに聞くと、「さぁ、それはここだけではないので。あちら(タイ)出国の時に壊れたものかもしれませんし」
って、アンタの航空会社に荷物預けてるんですケド。
一度、バックパックが壊れたことがあるんですよねぇ。
着ていた黒いシャツに白い筋が…。
俺、乗り物でヨダレを垂らして寝る癖がるんで、懸念はしてたけどやっちまった。
黒は汚れが目立たないので好んで着るのだが、こうゆう濃い色だと、日本でも電車から降りるとヨダレの跡が…ということがしょっちゅうだ。
久々の日本。
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入国審査で係官に「ずいぶんと作った時と顔が変わって…」と言われた。
そりゃそうだわ。
見る人全員が「別人」って言うもん。
これで通すから凄い。
俺が係官だったら、こんな顔違う人間は間違いなく別室だ。
荷物を受け取り、税関へ。
カメラ機材のバックパックだけチェックされ、問題なし。
帰りはもうだるいからリムジンバスで横浜へ。
次のは満席のようで20分後のバス。
空港の外へ出る。
想像していたより寒くはない。
アジアの蒼々とした空ではなく、秋の寒空が広がっていた。
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リムジンバスで横浜へ向かう。
満席。
寝る。
カンボジアの夕焼けは6時。
でも日本は3時を過ぎると夕方の日差しになり、4時には夕闇に包まれる。
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横浜の景色を見ながらちょっと寂しくなった。
横浜から京急に乗り換える。
家まで約30分。
1ヶ月ちょいぶりの帰宅。
ちゃんと覚えているらしく、狂ったように犬が飛びついて来た。
届いていた荷物の中に、先日の結婚式の撮影のお礼に、陶器のタンブラーがあったので、早速それを使っておかんと乾杯をした。
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大学の卒業アルバムも届いていた。
届いた日付は、俺が出発した9月21日だった。
早速データの整理をして、寝た。
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by ong-bak | 2005-10-27 23:14 | 2005秋旅
2005年 10月 26日

1026:インド人街

お土産をMBKで購入でもしてから、カンボジアのお土産をアンにでも届けようと思い、まずはMBKへ向かう。
帰る前日に撮影意欲が湧いた。
35ミリでモノクロ。
そう思って路地に出た。
路地で会う人を片っ端から撮影して、あっという間にフィルム2本消化。
でも、BTSの駅に着いたら、都会のバンコクの撮影意欲は失せていた。
菊野さんに戻ってきたことと明日帰国のことを電話しようと思ったのだが、SIMに電話番号入れてなくて、メールが残っていれば電話番号わかるかなと思い、MBKのネットコーナーへ。
家のアドレス開いて残っていなくて、ホットメールなら残ってるかと思って開いたら、ユキさんからメールが来てた。
あれ?まだいたの??
とっくに帰国したもんだと思ってた。
どうも27日帰るらしい。
27って、来た日も同じで帰国も同じじゃん。
奇遇すぎ。
電話をしてみると、今中華街の外れの、インド人街にいるらしい。
「来る??」と言われたので「行きます、行きます」と答える。
アンも来るらしいのでちょうどお土産も渡せる。
言われた番号のバスに乗ったのだが、車掌に行き先を言っても通じない。
「サンペーレン」とか「チャイナタウン」って言ったけど、ダメ。
近くに英語大丈夫そうな女性がいたので言うと、542のバスだと言われたので、次のバス停で降りた。
しばらく待って542番のバスが来て乗る。
同じように「サンペーレン」と言ったらすぐ通じた。
バスはチャイナタウンまでさほど時間もかからずに到着。
見慣れた場所で降りて、ユキさんの指定の場所へ向かう。
途中で電話して迎えに来てもらい、ユキさんと再会。
迷路のような市場の中で、「コスプレ専門」の裁縫屋を見つけたと言う。
辿り着いたそこには、日本の漫画の資料や写真が貼られていた。
脇で縫い物を手伝うアン。
お土産を手渡す。
「黒くなったね」と言われた。
最近はバンコクも「萌え産業」が凄いらしい。
バンコク滞在中に色んなイベントに行ったそうで、中にはタイ人が日本のアニメソングを日本語で歌うイベントなんてのもあったらしい。
裁縫屋のおばちゃんは、こーゆーものが専門なのか、「ピンクの怪獣の着ぐるみ」を作っていた。
近くのユキさんオススメの店で食事。
豚のステーキ。
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超大ボリューム。
店内には、おこぼれを待つ猫がじゃれあっていた。
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サパーレックへ行くために、細い路地を抜ける。
一瞬だけ見える青空。
空から降り注ぐ排水。
中華街とインド人街の臭いがうまくミックスされ、香港のチョンキンマンションを髣髴させる。
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バンコクにいながら意識は香港へ。
路地を抜けるとオールドサイアムだった。
「覚えてる?」とアンが言う。
去年、ユキさんと3人でここのマックで飯を食った。
「覚えてるよ」
ちょっと先の道路を渡るとサパーレックのオタクビル。
ユキさんが他店の値段のチェックをする。
階段を上がってカフェーへ。
「ここに1日いると、絶対誰か会うんだよねぇー」とユキさん。
野郎数人に混じった日本人顔の女の子が一人通り過ぎて行った。
「今の娘、かわいいっすねぇ」と言うと、一瞬間を置いて、
「あああああーーーー、この娘だよ、この娘!」
とデジカメを取り出して画像を探す。
カラオケイベントでコスプレしてた娘らしい。
「ホラ、この娘!」
と、言われても、面識のない人間の顔を見極めるのが苦手な俺。
モニターに3人で写っているおねーちゃんの真ん中にも見えるし、左にも見える。
「あの赤い髪の男は河童だよ、河童。こなだい河童のコスプレしてたんだよ」
確かに赤い髪のにーちゃんが河童をしている写真が出てきたが、葉っぱみたいなのを持って、服装は学ランなので、どこが河童なのかわからない。
「学ランあるんすか?」と聞いたら「全部資料集めてさっきみたいな所で作ってもらうんだよ」
ほぇー。
前はなかったようなカフェーだったが、どうも最近オープンしたらしい。
「テレビ○○」のような、小学○年生に対抗している子供向け雑誌の表紙が、大きくコピーされ、店内のディスプレーになっていた。
メニューの表記のアクセントには仮面ライダー。
一応、頭の上にティーカップを載せたようなオリジナルキャラもあるらしい(決してキン肉マンのティーカップマンではない)。
しかも働いている女性は、アンの昔の会社(←日本でも有名な某外資系PC関連会社)の同僚らしく、最近5年ぶりに会ったとか。
テーブルに入れ替えの商品を並べ、組み立てるのをお手伝い。
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しかし、「あしたのジョー」や「ゴジラ」はタイ人にウケるのかは謎。
あとでレンタルボックス経営のオーナーの店に寄ったが、ここのオーナーはミリタリーと仮面ライダーが大好きだそうで、店には国王の写真よりもでかい、藤岡弘、とのツーショット写真が飾られていた。
ユキさんが帰国の準備をしなければならないので、アンとはここで別れる。
バスでカオサンへ。
ユキさんの部屋でパッキング。
俺も、今夜で最後だなあ、なんて思うと、心ココに在らズ。
ユキさんのパッキングが終わって、レックさんへ。
ラーメンとギョーザを食ってビールを飲む。
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日本シリーズはロッテが優勝したらしい。
ユキさんと宿の前で別れ、セブンイレブンでおみやげのお菓子を買って、511のバスで帰る。
降りるバス停の手間でブザーも鳴らしてドアの前に立っていたのに、そのまんま通り過ぎて先のバス停へ。
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by ong-bak | 2005-10-26 23:13 | 2005秋旅
2005年 10月 25日

1025:ポイペトまでの遠い道

ごそごそと4時半に起きる。
外はまだ雨。
荷造り。
まとめた荷物を下に降ろす。
ロッカーの整理などをして荷物をまとめる。
6時前。
東の空を見ると、雨が止んだ今朝の朝焼けはサイコーに綺麗そうだった。
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お手伝いさんも起き始め、朝の片づけを始める。
今日も1日が始まった。
ティーがちりとりで水を掃いていた。
「仕事ないの?」と聞いたらないと言う。
バイクをひろこさんのところに預けるのことになっている。
「ムリしないでいいよ、回収に行くから」と言われていたが悪いのでティーのトゥクについてもらってきてひろこさんの家に。
国道から裏道へ入って行くと…そこには巨大な水溜り!
みぎゃぁーー。
小学生が、通れなくなった通学路を見て、ぽけーっとしていた。
奥の沼地では、小学生がびしょぬれになって自転車を押していた。
ひろこさんの敷地内も微妙に洪水。
まだお休み中だったので、荷物とバイクを預け、ティーのトゥクで帰るが、これまたよくもまぁ本当に進めたものだ。
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ダメかと思った。
王宮の別荘の前で、ピックアップの荷台に載せられた外国人の一団を2台見た。
まさか、今着いたんじゃないよな。
そう思った。
外国人は、皆どよよんとした顔をしていた。
7時過ぎ、3人の泥だらけの青年がタケオに到着。
「今着いたんですか?」と尋ねると、昨日の朝カオサン出て、ついさっき着いたらしい。
道路状況を聞くと、途中で車のシャフトが折れて動かなくなって、泥の中を1時間歩いた、とのこと。
その日本語の会話を脇で聞いていたモムさんが、悲鳴を上げた。

今日からお手伝いのソカー出勤。
やはりお父さんを亡くして間もないせいか、顔に陰りが見える。
「俺、これから帰るからね」と言った時の顔が目に焼きついた。
アキラ先生も来て、佐々木さんも起きてタクシーを待ってくれた。
後部席を埋めてから来るので何時になるか判らない。
この待つ時間が嫌だ。

8時、タクシー到着。
後部席に荷物を入れて乗り込む。
皆が見送ってくれた。
「すぐ戻ってくるんじゃん」と先生には言われたが、この町を離れることはやはり辛い。
タクシーはそれほど速度を上げず、西へ。
同じような外国人を乗せたタクシーが走っていく。
ササ-ルスダムを越え、プレイチュルックで運転手と後部席のクメール人おばさんとおねーちゃんが、豚がいっぱいだか森がいっぱいだか話していた。
ここで、もう一人がバランだと気付く。
バランはクメール人のおねーちゃんと会話をしていて、その中から、スコットランド人で今はバンコクに住んでいると言っていた。
クメール人のおねーちゃんは、エカマイに住んでいて、バンコクの大学に通っているらしい。
10:00、休憩地点のクラランに到着。
いつもの休憩所で、すぐに娘に見つかった。
おばさんがコーラをくれた。
周辺の子供たちに写真を渡す。
トイレ休憩して、撮影をせがまれるがキリがないから適当に切り上げる。
ここからまた悪路。
まっすぐ進めない場所もあり、道路を右に、左に走る。
12:00、シソポン。
今のところ1/3を各2時間で走っている。
運転手の話だとあと1時間半らしい。
今まで、シソポン~ポイペトの道路状況はいい方だった。
しかし、今回はシェムリへ行くときも思いっきり市内迂回してたし、よほど道が悪いのだろう。
しかし、ポイペトへは、順調に走る。
モムさんの話だと、ポイペトまでの間でトラブってるようだった。
おしっこしたくなってきた。
車は快調に走っていたのだが…
道路の脇に大型車が目立ち始めた。
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やがてそれは完全な列になった。
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そして車が止まる。
渋滞。
前のドライバーが車から出て、手招きをしていた。
ぶわぁーーっとバイタクが群がってきた。
トイレにも行きたいし、様子も気になるので外へ出る。
足元はカフェオレ色の超ぐっちょんぐっちょんの泥道。
「ポイペト!ポイペト!」
ええーーい、昔の船着場か!ここは!
「ボッチュンだよ、ボッチュントゥーイッ!」とトイレに行くとアピール。
道の端で、木陰とかそうゆうのもないんで適当に済ませ、道路の先を見に行くが、こりゃ先が見えない。
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戻ると、おばちゃんとおねーちゃんはバイタクに乗っていた。
バランもバイタクに乗っている。
「バイタクで行くの?」とおばちゃんに尋ねるとそうだと言う。
時計を見ると、あんまりのんびりもしてられない。
国境までの値段を聞くと200Bだと言う。
バーツは今使いたくない。
ドルで聞くと5$。
4$にしてくれと言うと、OKだという。
バックパックを前に挟んで、俺は後ろに乗った。
ぐっちょんぐっちょんの道を、大型車が行列を作り、道路が細くなったところを、普通車が両方から抜けようとする。
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カンボジアに道路の譲り合い精神はない。
両方から同時に突入し、とにかく先に抜けた方が早いと思っている。
警察も来ていたが手に負えず。
車と大型車の間を、右に左に縫って走るバイタク。
そんな姿を見て笑うクメール人。
対向車線の外国人は、途方に暮れている。
2キロは続いただろうか?
渋滞を抜けると、バイタクのバイクのチェーンが変な音を立てて失速。
「壊れた?」と聞いたら、ちょっと間の後、「コォゥーイ(壊れた)」と。
それでも必死にバイクを押す運ちゃん。
その後を歩いて追いかける俺。
足元はこんな。
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他のバイタクやタクシーから乗れって声がかかる。
さっきのおばちゃんとねーちゃんも声を掛けて通り過ぎて行った。
そして少し先でタクシーを捕まえて、ここからはこれで行こうと言う。
代金は半分ずつ渡せばいいと言うので、バイタクに2$渡してカムリに乗った。
カムリはポイペトまでの道を、パリダカのように走る。
途中のでかい集落の前では、道路の真ん中が通れなくて、集団で大迂回して通り抜けた。
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なんとかポイペト市内に14時過ぎに到着。
モムさんに一応電話。
モムさんが扱っていない代理店でバスを頼んだ人は、途中で引き返してきたらしい。
イミグレはうちらカムリを使った人しか辿り付けなかったようで、まれに見るガラガラっぷり。
出国審査を済ませ、タイ側へ。
クメール人のおねーちゃんが手配した荷車に荷物を載せる。
国境でポーターを利用するのは初めて。
陽気なクメール人の兄ちゃんで、イミグレで待ってる間、目が合うと大きく手を振って、自分と荷物の場所をアピールしていた。
バスの時間が気になったがまぁ、大丈夫。
それにここで一緒にしていたほうが、トゥクトゥクの運賃なども安くなる。
スコットランド人も便乗して三人でタイ入国へ。
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こちらもガラガラなので審査はすぐ。
バスターミナルで水で足を洗おうかと思ったけど、二人ともイミグレ脇のトイレで足を洗い始めたので、俺も3B払ってトイレへ。
手流し用の水を出しまくって、足にザバザバと水をかける。
サンダルの方は、付いた色がなかなか落ちない。
ふくらはぎなどに跳ねた泥も落とし、いざトゥク乗り場へ。
おねーちゃんが交渉して乗り込む。
タイに留学しているだけあって、タイ語もベラベラ。
アランヤのバスターミナルへ。
15時発のバンコク行きがまだ停まっていた。
二人はモーチットまでチケットを買う。
俺は隣町のサケオまで。
バスは1時間もせずにサケオ着。
クメール人のおねーちゃんは寝てたので、スコットランド人にだけ挨拶をして降りた。
17時のエカマイ行きのチケットを買い、バスターミナル脇の食堂で、一人カンボジアを出国したことに乾杯。
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嬉しいことではないんだけど。
麺食ってバスを待つ。
バスは時間前に到着していたが、出発は10分ほど遅れた。
うとうとと、バンコクまで眠る。
冷房が強いせいか、若干冷える。

バンコクに近づくと雨だったが、スクンビットに到着すると雨は止んだ。
近々オープンするまんじさんのゲストハウスへ泊めて頂く。
急遽、寝れるようにしてくれたそうで、まだ仕上がってはいなかった。
それでも、先月聞いた宿のプランは、想像よりもかなりいい感じで出来上がっていた。
二段ベッドも、金属製でありながら、あの独特の「キィキィ」する金属音はしない。
これからオープンまで、見れないけど楽しみだ。
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by ong-bak | 2005-10-25 23:13 | 2005秋旅
2005年 10月 24日

1024:シェムリ最後の日

朝4時半起きでアンコールへ。
途中デジカメのメモリーを忘れたと思ったが、鞄の奥底に入っていた。
駐輪場にバイクを止め、ワットへ。
今日は一昨日と反対側の聖池にスタンバイ。
今日は淡い朝焼けではなく、暗雲の一部が赤く照らされ、今まで見たことのない、暗い雰囲気。
邪悪な雰囲気の夜明けだ。
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掃除のために出勤する人々を見ながら、今日も一日が始まると感じる。
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帰る人、見に来る人でにわかに参道は混んだ。
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第二回廊まで登って、昨日の夕方考えたことをもう一度考える。
そして、第三回廊まで行くか迷った。
第三回廊の真正面、西側の中心部分を見る。
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数年前から補修というか、補強が始まって、天井には派手な色のトタンが載せられていたが、トタンはなくなっていた。
今年はもう最後だから。
そう自分に言い聞かせ、手すりのない急勾配を登って第三回廊へ。
西側の中央階段を第三回廊から見てみたくなった。
ここで遊んだ子供たちや、初めて来た時の夕焼けを、今でも俺は求めているのかもしれない。
でも、内側から見ても、補強されて放置されているだけの空間だった。
参道を見下ろすと、ツアー客が帰った時間か、人数が一気に減っていた。
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手をつないで第二回廊に入っていく日本人カップルの後ろ姿を、羨ましそうに眺めてやった。
第三回廊をぐるっと回る。
舌をべろんと出しているデヴァターを見て、降りた。
駐輪場へ行くと、駐輪場の人間が来ていないのでお金の払いようがないからそうのまま出発。
バイヨン前の飯屋へ。
昨日渡し忘れていた子供の写真があったので届ける。
男が「俺の写真を撮ってくれ」というので「もうすぐ帰るよ」と言うと、「次に来た時でいいから」と言われたので撮影する。
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バイクを預け、バプーオンへ。
初めて来た時から未だに修復中のバプーオン。
早く修復して、上のほうまでちゃんと見てみたい。
正面からの光景は、大分修復が進んだように見えた。
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空中回廊を通って、遺跡の北側へ。
門の脇に、生活感あふれるレリーフを初めて発見。
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知らなかった。
北側からぐるっと回って裏へ。
遺跡の修復に、クレーンまで用いて大規模な現場だった。
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鼻歌交じりで草刈している作業場を覗く。
今日も笑ってくれてありがとう。
裏の寝仏の方へ行くが、こっちはまだまだ修復に時間かかりそう。
しかも逆光で写真トレネー。
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テキトーに諦めて戻る。
屋台へ戻って、今日もパンケーキを頼んでたまにはコーヒーを頼んだ。
「明日バンコクに行って日本へ帰る」と言うと、「次はいつ来るんだ?」と聞かれた。
「来年、来るよ」
バイクにまたっがって手を振ると、いつものおねーちゃんが「サムナン ○○ ロゥー」と言った。
真ん中の一呼吸の発音が聞き取れないのだが、誰かが教えてくれたので覚えている単語だ。
「グッドラック…幸運を」ということらしい。
その響きはどこか切なくて、そして嬉しかった。
手を振って屋台を後にした。
アンコール・トムの南門は、ツアー客のバスで大渋滞していた。
うまく通り越したと思ったら、チャリアの旦那の会社のバスが走っていたので、もしかしてと思ったら、1台はチャリアの旦那が運転手だった。
Uターンし、再び渋滞を待ちながら南門をくぐって、停車したバスの脇に着ける。
「どこ行ってきたんだ?」と聞かれたので「バプーオン」と答えた。
「明日帰るよ」
「そうかそうか」
チャリアも店をたたんでからタケオにいる時間が減ったので、旦那もいる時間は少ない。
会う機会がないかもしれないから、一応挨拶はしておきたかった。
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また南門を抜け、ワットの前を通ると、結婚式の一団。
ここ数日、シーズンでもないのに結婚式が多い。
「ドレミー!」(←ワットの前の子供たちは、数年前流行った曲を俺が歌うからドレミと呼ぶ)
呼ばれたのでバイクを乗りつけた。
「結婚式?」と尋ねると「そうだ」と言う。
「5分でも戻るからちょっと見てて」と言うと、「1000Rでそこ停めれるし、警官がうるさいよ」と一人が言ったが、他の子供が「いいよいいよ、見てやるよ」と言ってくれたので、バイクを置いて参道へ走る。
チケットチェックをされ、一団に近づくと、ビデオの撮影中。
SONYの3CCDのいいビデオを使って撮影している。
カメラマンが動きや目線を指示している。
新郎は西洋人だった。
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結婚式衣裳になっている近くの関係者に、「何人?」と聞いたら「アングレ人」と言われた。
英語を喋れるから「アングレ人」なのか、本当の「イギリス人」なのかわからなかったが、時間掛かりそうだったので数枚撮影して戻った。
タケオに戻ると、モムさんが「コレ、ホシイ!」と「大麻・薬物使用者宿泊お断り」の張り紙を指をさす。
一瞬大麻が欲しいと言っているのかと思ってビビる。
全部屋に貼るから部屋分プリントして来てくれとのこと。
了解です。
頼まれてた、洗濯についての張り紙を改定。
写真屋に行って、今日中に渡したい写真と、大麻お断りの出力依頼。
トゥムの店に行って、ネットをして、トゥムにクメール語で「靴を脱いでください」の文章を打ってもらう。
タケオに最近クメール人のお客さんも多いが、土足でズカズカ入る。
それよりか日本人。
どうして玄関にあれだけ靴が並んでいるのに、たまにいる土足のままの人。
目、節穴か?
佐々木さんと協議した結果、クメール語でもあった方がいいということで、トゥムに打ってもらった。
トゥムが「プレゼント」と言って、おかしとウサギのキーホルダーをくれた。
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嬉しいです。
タケオに戻ると、クンサムがマンチで遊んでいる。
今日は色々忙しいんですわ。
荷物まとめたりしなきゃいけないのに、うきゃーー何もできない!
とりあえずラチャナーが帰ってくるのを待って、ラチャナーの部屋へ。
パソコンで今日作った洗濯改定についてモムさんと会議。
モムさんの言い分を聞くと、結構適当なんだよねぇ。
ふと後ろを見ると、ゲームボーイやってんじゃん!
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ええええええええーー。
突っ込むと、
「私はパソコン使えないのよ!私はBOSSなのよ!」って…
まぁ、なんだかんだで改訂版を作成し、終了。
学校帰りのラチャニーがベッドの上でまったりしながら笑顔。
画的には美しいんですけど、コレ、けっこう禁断な感じが…
部屋で見つけた、遺跡の大きさ表。
見ていると、バコンの高さ…105.5メートルになってるんですけどーー!
高すぎだろ、そりゃ。
階段下りると、バウが床で昼寝中。
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昼寝はわかるんだけど、腹の上の枕が理解不能。
写真3枚追加するためにコニカへ。
そのままモロ3で飯。
トンレサップ近くの民家へ、写真を届けに行くつもりでモロを出る。
シボタを南へ…ソキメックスの十字路で、東から行列発見。
よく正月に見かけるハリボテが踊っている。
どうするか一瞬考えるが、ソキメックスの前で道路を横切り、センターマーケットのバイタクがたむろしている場所へ乗りつける。
俺の姿を見たバイタクが「行って来い!行って来い!」と言っていた。
既に西洋人のカメラマン1人、混ざって撮影している。
さらに、国籍不明の坊主頭の男性が一人。
国籍は不明だが、恐らく日本人。
その身のこなしは素人ではない。
カンボジアで撮影するカメラマン…まさかと思うがAさんしかいない。
でも声を掛けられるような状況ではない。
自分の尻に火を点けられた気分だった。
自分も列に加わって撮影をする。
ハリボテに楽隊、リヤカーの上に数人が乗って、おばぁちゃんがマイクで喋っている。
歩きながらマイクで音頭を取るおじさん。
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時折、ボルテージが上がり、喚声と共にウェーブのような波が起きる。
集団は100人以上いるだろう。
女性は結婚式やお盆の時などに着るような、レースの服を着て正装している。
行列はシボタを北に進む。
ちょうどメモリーがフルになりそうだったので、近くのトゥムのネット屋に駆け込んで、かばんを預け、飛び出した。
さっき飯食ったばかりのモロ3の前を通る。
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行列を眺めていたシーコンがこっちに気付き、笑っていた。
子供たちは、アプサラダンスのように、両手の指先までをくねくねと曲げて、歩きながら踊る。
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リヤカーの後部に、若干スペースがあったので、乗ろうとした。
乗っていた人が察してくれたので、乗り込むことができた。
リヤカーの上から撮影をする。
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コニカでも、ソキメックスのスタンドでも、知っているあんちゃん、ねーちゃんが行列にまぎれて撮影をする俺に気付いて指をさしていた。
建設中のホテルの工夫も、窓からシボタを移動する行列を眺めている。
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行列は信号をさらに東へ移動する。
とりあえずそこで追うのは止め、バイクを取りに戻る。
途中でモトクロスにまたがって移動しようとしている西洋人のカメラマンと、クメール人の助手っぽいカップルに、「行かないのか?」と聞かれた。
「バイクを取りに行く」
礼を言って分かれる。
まず、トゥムの店まで戻って荷物をピックアップして、バイクに乗って移動。
行き先はわからないが、あのまま国道を東へ行くか、どこからか北上だろう。
まずは川を越えて北に行き、国道に合流することを考えた。
国道に合流するガソリンスタンド前で行列と再会。
ビンゴ!
ガソリンスタンドにバイクを置いて、撮影。
歩いてた人に「どこ行くの?」と聞いたら「ワット・ボー」と言われたので、バイクにまたがって、ワット・ボーへ先回り。
やや待つと、向こうから行列が歩いてやってきた。
土煙を立て、ワット・ボーに流れ込んでいく。
若いあんちゃんたちが、おねーちゃんにマイクを渡して音頭を取らせる。
おねーちゃんの音頭に盛り上がる若者衆。
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ワット・ボーの境内で行進はおしまい。
ハリボテは子供やおねーちゃんにパンパン叩かれていた。
どこでも同じ光景。
Aさんらしき人物は、本堂の中で撮影を続けていた。
時間もないので、ワット・ボーを後にして、トンレサップへ。
先日写真を撮った民家へ行くが誰もいない。
向かいの民家の人が出てきて、「バッタンボン」と言っていた。
ええええーーーマジですか。
帰りにビソットの家に行って、コーケーの警官の写真を預ける。
ちゃんと渡すか心配だが、警官の方からビソットを見たら催促するだろう。
変な裏道を通って足が汚いので、タケオで1回足を洗って、コニカへ。
さっき受け取った写真の中にない写真があるんで回収に。
しかしできてないので聞いたら再プリすると言う。
奥の機械で読み込んだので奥へ通される。
するとそこには、小学生くらいの子供が、パソコンの前でフォトショップをさくさくと操作していた。
年齢を聞くと、「たぶん、15」と少年は答えた。
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この少年、働きっぷりもよく、感心してしまう。
後で取りに来ようとしたが、「すぐ出すから待て」と言われ、カウンターで待たされる。
カウンターで待っている間、3人による逆セクハラ攻撃。
「後で来たいんだけど」と時間がないので遠まわしに言うが、「もうちょっと待て」の一点張り。
しかも、ばったりひろこさんと愛ちゃん登場。
腕掴まれてるこっちを見て、たっくんに「ダメやでぇ~、邪魔したら」って、助けて。
「ちょっと待て」のちょっとが全然ちょっとでなく、結局大分待たされて写真が出てきて解放される。
その足でシボタで行われている、アンコールフォトフェスティバルへ。
会場は小奇麗な雑貨屋+レストランのの一角。
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フェスティバルなんていうもんだから、大勢の作家の写真が展示しているわけでもなかった。
モロ1へ行って、ビッチャラーの写真渡す。
ガチャピンがカウンターにいて、ビッチャラーは寝てるらしいが起こしてくれた。
あと、来た時に渡しそびれていたお土産を、今更渡す。
その足でモロ3へ。
今度はこっちのカウンターにガチャピンがいる。
忙しいのね。
こっちでおみやげを渡す。
「今夜は来れるの?」と聞かれたが、荷物片付いてないし、わからない。
タケオに戻って、さっきの部屋で撮影した写真をラチャニーにあげたら、メチャクチャ怒ってた。
片付けもままならないまま、6時過ぎ、
まずはトゥムがやって来た。
ラチャナーも帰ってきて、とりあえずラチャナーは飯。
そんなこんなで、ひろこさんと愛ちゃんも来た。
トゥムがお別れ会をしてくれると言っていたのだが、とりあえず飯食ったらと言われたので、どう進行するのかわからない。
そして大雨が振り出す。
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どこにも行けない状況で、屋根の下のテーブルでトゥムとラチャナー、ティーとアバン、中村さんで飲んだ。
モムさんが、「明日のバス出ないってよ!」と言い出した。
なんか道路状況が悪いとかで、道がふさがってるそうな。
どうしようかなーと考えてると「タクシーならOK」と言うので、乗り合いタクシーの後部席を埋めてから来てもらうことに。
ソッピーは見れば見るほど「室井さん」みたいな顔になっていく。
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最凶のお手伝いは何を隠そうトーンだろう。
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うちが今まで見てきた歴代お手伝いの中で、一番何もしねぇ。
食ってるか、寝てるか、シャワー浴びてるしかしてないんじゃないかと思うくらい。
そして、笑いながらからんで来る。
サロンより働かないってどーゆーことよ?
いや、どーゆー経緯でここまで来たのよ。
しかも日本人のおじいちゃんに気に入られ、給料数か月分のチップまでもらっていた。
おいおいおい、もっと働いてくれぇ。
そんなことしている間にT氏がやって来たりして、トゥムはバイタクで帰り、シェムリ最後の夜は更けていったのであった。
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by ong-bak | 2005-10-24 21:42 | 2005秋旅
2005年 10月 23日

1023:カンボジアアホアホ珍道中

昨日疲れたので朝日はお休み。
行った人の話しだと、今日はダメだった模様。
ここ数日出勤していなかった、お手伝いさんのソカーのお父さんが亡くなったらしい。
昼前に葬式に行くかと誘われたが、葬式用の服がない。
黒のシャツはダメらしい。
アンコールのチケットもあるし、正直何時になるか判らない。
昨日の写真も届けに行かねばならないし。
申し訳ないが断った。
先生とドリームで写真を届けに行く。
ヘルメットに手袋と完全装備する先生。
しかも「コンタクトだからさぁ」と言う。
こりゃぁ、どっか遠出するなー。
昨日のアンコール・トムの中の寺へ。
昨日の姉妹?らしき二人がすぐいたので、昨日の写真を渡す。
渡すと、待っていたかのように、バイクで去って行った。
境内では何かの儀式が始まる。
托鉢のように、お供え物をする人々。
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お金持ちの集団なのか、デジカメやビデオカメラを持っている人も数人いた。
わき道から抜けると、バプーオン近くのレストランの真裏だった。
昨日撮影しきれなかった、南クリアンと、プラサット・スール・プラサットの南側撮影。
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いつもの屋台へ二人で寄る。
先生の顔なじみの屋台はバイヨンに最も近い辺りらしく、こっちの方は来たことがないとか。
店のおねーちゃん、おばちゃんも知らないみたいで、「友達」と紹介しておいた。
しかし、二人揃ってデジタル一眼持っているもんだから、いつも通り「撮って」と言われる。
「持ってこなきゃダメ?」と先生は言っていた。
「ここ、丸見えだから、前通る度に呼ばれますよ(笑)」
バナナパンケーキを食べた。
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「そんじゃバコン行くかー」と、出発。
ソカーのお父さんの葬式にちょっとだけでも顔出そうという事で、バコンに向かう。
家は知らないけど、最終的にバコンに葬列は来るのでは?とにらんでバコンに向かったが、葬儀の白いのぼりは寺に出ていなかった。
バコン周辺で耳を澄まし、スピーカーから流れているであろう、音を探すが聞こえない。
ロレイに向かってみる。
プリア・コーの前で、チケットチェックのお兄ちゃんが、バイクのシートに突っ伏して、さっき通った時と同じ格好で寝ていた。
面白いので撮影しようとバイクを停めて降りようとしたら、起きたので「あーー、もう!空気読んでよぉー(←日本語で)」と愚痴をこぼして去った。
ロレイも同じくのぼりは出てなくて、葬儀はしていない。
諦めると、「うちの菩提寺行くわ」と先生が言い出して、ぶーーんと国道東へ。
橋越えた集落を北上。
道はあまりよくないのでケツが跳ねる。
この辺は、以前遺跡探しに行った帰り、バイクぶっ壊れて道端の修理やで修理した辺りだ。
そこから先にさらに入ってしばらく走り、寺へ。
「来たことあるーー?」
と聞かれ、境内を見回す。
以前撮影した覚えのある遺跡の石があったので思い出す。
「あります、あります」
「これはー??」
境内の一角に、死体を貪り食うカラスと白骨死体。
不気味な壁画。
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以前先生の写真を見せてもらったことがある。
境内のすぐ外の民家から「アギ~ラ!アギ~ラ!」と呼ばれている。
「うちね、よくここ来るの。ここね、よくイベントとかやってんの。綱引きとか。んでよく一緒にやってんの」
「…」
「んじゃ行こうか」
バイクにまたがって出発。
「こっちいこーっと」
同じ道じゃ嫌だそうで、別の道から。
よほど外国人が珍しいようで、道端の子供がきょとーんとこっちを眺めていた。
途中一箇所、道が水に覆われてた場所を越え、T字路を右へ。
しかし、すぐ先に水溜りがあり、丸太で作った橋があるだけ。
迂回路も水で沈んで橋を越えるしかない。
「嫌な予感がする」(←スターウォーズ?)
と言うことで、戻る。
と言っても、本当に同じ道が嫌なのか、そのまま直進。
もう、どこをどっちに走ってるのかわからない。
「太陽の位置があっちだからー…」
いやぁ、太陽真上にしか見えないんですけど。
それでも方向感覚はバッチシのようで、ずんずん進む。
バイクが大通りに飛び出した所は、砂利舗装の道。
砂利舗装ってことは、ベン・メリアへの途中の村だ。
こんな地図で空白のような場所をよく突っ切りましたよ。
そのまま南へ向かう。
南にいくつかの寺があり、そのうち一箇所が何かやっていたらしく、片づけをしていた。
バイクを止め、境内を見回す。
特に石はない。
本堂を調べると、ナーガの上で座禅をする仏像と、削られた石の一部を発見。
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以前来た時は工事か何かをしていて本堂までチェックしていなかったらしい。
境内に石がなくても、本堂内に祀られていることも多い。
二手に別れ、境内で撮影してると、おばさんからお呼びがかかった。
おばぁちゃんたちを撮れと言うので撮影。
おじいちゃんも撮影。
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モニターに移る写真を見て大喜びをしていた。
先生は、正装した女の子に捕まって、撮影をさせられ、しかも「明日の2時にダムデックの学校前に持って来て」と指定されたらしい。
撮影後くれとは言われるが、日時指定で持って来いと言われるのは初めて聞いた。
しかもダムデックの学校って超でかいからメチャクチャ日と目に付くじゃん!
ダムデックまで南下して休憩。
「遺跡あるの知ってる?」と言われ、ワット・バンテアイスレイかと思った。
ワット・バンテアイスレイは、アンコール遺跡群のバンテアイ・スレイとは違う遺跡で、遺跡としてはかろうじて「建ってる」という程度の場所だ。
「別にあるんだよ」と言われ、休憩後バイクで行ったのが、国道沿いにある、市場の隣の人民党の事務所。
事務所の前の国旗掲揚代の下に、確かに石がぁぁあぁぁ!
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こりゃぁ気付かねぇーよ。
寺でも池の近くでもないんだもん。
しかも、誰だよ、後からこんな顔削ったのは!
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絵心なさ過ぎ。
党事務所から道を見ていると、ベン・メリア方面からやって来た、荷台に人を満載したトラックが、西へ、シェムリ方面に走っていく。
数も数台と多い。
どこかでイベントでもやっていたのか?
国道を西に、トラックを追うように戻る。
手にはカメラを持って。
感度400にして、被写体がブレないように設定。
フォーカスも動体予測にする。
先生がトラックの後部に速度を合わせて並び、まずはこちらの存在をアピール。
「ウォーーーー」と叫んで、カメラを持っていることを向こうに認識させる。
先生が速度を上げ、ゆっくりとトラックを追い越しながら、撮影。
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トラックの荷台もハイテンション。
「ウォーーーー」と叫んで両手を挙げ、手を振ってくれる。
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後輪で軽く波を描いて、速度を上げ、前方の次のトラックへ。
数台撮影したところで、バッテリーもメモリーも切れたので、道沿いに停車。
降りてバッテリーとメモリーを交換。
先生はD2Xに70-200を装着し、路上に立ったので、トーテムポールのように並んで先ほど追い越したトラックを待つ。
あっちは路上で待ち構えるこっちに気付いて、大声を上げて手を振って通り過ぎて行った。
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道端で二人の日本人がカメラ構えて、たぶん俺なんかケツ振ってたと思うんで、道沿いの民家でぎゃははははと笑い声が聞こえていた。
トラックを見送った後、先生が先に突入。
おばちゃん笑いすぎ。
死んじゃうよ。
民家の中のほうに行って、おばちゃんい色目を使ってウインクなんかしたらもう、カンボジアのおばちゃんのハートはがっちしイタダキですよ。
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うひー、うひーと大笑いしてた。
じゃぁ、うちら帰るわ、バイバイ。
国道を西へ。
途中でガス給油。
ガス給油の屋台の女性は顔に何かの実をパックのように塗り立てて、おばちゃんだかねーちゃんだかまったく不明。
怖いものもある。
今日もいつもどおり、「お出かけ後はモロッポー」。
1か3かどっちに行くかということで、最近は3ばかりで1に行ってないので1にということに。
最近、おばちゃんにまで「あんたら3にはいかないの!」と言われるくらい3ばかり。
うちは、こぢんまりした1が好きなんだけど、やっぱ3が近いからなぁ。
珍しくビッチャラーは私服だった。
もう帰るからちょっと撮影させてもらった。
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よーく見ると、ビッチャラーの目って、マンチ(しかも犬だし)によく似てる…
先生は仕事をすると言うので、時間も遅かったがワットへ行ってみる。
ワットの第二回廊を出たところで、天にそびえる第三回廊を見ながら、ふと思った。
第二回廊の時点で、石を積み上げ、地上からの高さはかなりあるので、こんな高い空間に、これだけの広場・空間を作った昔の人に感動した。
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第一回廊からテラスへ出てまったりしていると、東南アジア系の女性に声を掛けられた。
「写真を撮ってください」と頼まれる。
渡されたカメラは10Dと1D。
「どこの国の人ですか?」と聞くと「フィリピン」と返ってきた。
一人はフィリピンの新聞社の写真らしい。
「あなたも、フォトフェステバルに来たの?」と聞かれた。
まぁ、それが狙いじゃないけど、帰る前に見れるので「明日行く」と答えておいた。
晩飯に中華へ誘われたのでウッドハウスへ。
そこそこの人数がいると、メニューが沢山で豪華に見える。
食卓を撮影しまくるうちら。
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近くのテーブルで食事をしていたツアーの日本人が、じーーっとこっちを見ていた。
帰りに甘いものを食べに行く。
すぐ近くで今日から開催された写真展の会場では、オープニングパーティのような飲み会が開催されていた。
昔、モックの屋台がプサルーの前にあったころ、甘味屋には毎日行ったが、今回は初めてだ。
そういえば、タケオで今回シェイクを一杯も飲んでいない。
かつてのシェイク娘、チャンティが作っていたころのタケオのシェイクはそりゃぁ最高だった。
1日数杯は飲んでよく腹壊したもんだ。
その後、モックに変わって、モックが辞めた後は、ほとんど飲まなくなった。
毎晩モックの店まで飲みに行っていた。
コンデンスミルクいっぱいで、値段は上がっていたがうまかった。
んで、モック姉妹が行方不明になり(つい最近の情報で、ポイペトの薬局にいることが判明)、それ以来、どこでも屋台でもシェイクを飲んでいない。
モロでたまに飲むけど、フルーツシェイクよりも、もう少しお洒落な感じの、「ハニーレモン」とか「ヨーグルト」だから比べられないからなぁ。
甘味屋で待っている間に、先生から連絡あったので、モロ3へ。
カウンターにいた先生がピザを差し出してくる。
「うちおなかいっぱい。食べていいよ」
食いかけじゃないっすかぁ。
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「注文間違えたから食べてだって」
(それでも代金は請求されるんだけど)
ピザ食って、昨日来れなかったマッサージを受けに3階へ。
着替えて横になる。
今日はちゃんと足の裏を洗って、ゴリゴリとマッサージ。
先日のソックサン入り口のマッサージは「豪」だと、モロは「柔」か。
柔といってもナヨナヨはなく、肘で足裏をゴリゴリしたりと、また違う。
気が付けば睡眠…
ダメだな、マッサージ行くと寝てばっかやん。
降りると先生は既に帰っていた。
外は大雨。
雨が止むのを待つ。
ラーメンさんと雑談しながら雨が小降りになるのを待って帰った。
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by ong-bak | 2005-10-23 22:41 | 2005秋旅
2005年 10月 22日

1022:1年ぶりのアンコール遺跡群

4時半にセットした目覚ましで目が覚める。
既にレセプションには明かりが灯っていた。
バイクにまたがって、薄暗い町を走る。
チケットゲートで3日券を作って、アンコール・ワットへ。
アンコール・ワット南側へ続く道を疾走し、アンコール・ワットへ。
遺跡の前の駐車場へバイクを停め、遺跡へ。
懐中電灯を持った係員が日付を確認する。
周りは、日本人、韓国人の朝日目当てのツアー客でいっぱい。
早足で堀を渡り、第一楼門をへ。
門が自然のフレームとなって、闇の中にアンコール・ワットの尖塔が浮かび上がっていた。
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参道を進み、右側の南側の聖池のほとりに陣を構える。
だんだんと空が明るくなり、アンコール・ワットがその姿を現す。
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皆、朝日にこだわるが、本当に美しいのは朝日ではない。
朝日が出るまでの、夜明けの、この一瞬の時間が最高に綺麗なのだ。
朝日なんか見えなくていい。
夜が明けると、アンコール・ワット内部へ。
実に1年ぶり。
レリーフを見て回る。
南西部分のドイツの修復は終わっていた。
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東側のドイツの修復現場を眺めていると、足に激痛が走る。
凶暴な噛み付くアリが足を噛んでいた。
ゴミ箱の中の甘い何かを求め、無数のアリたちが行列を作っていた。
赤いアリは凶暴でしつこいため、サンダルを脱いではたき落とす。
第二回廊、第三回廊と一気に登った。
南側から中央塔を眺める。
第三回廊周辺の光景は、好きな場所のひとつである。
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愛ちゃんのお友達が登って来たので、お話をして下へ降りた。
下から見上げると空が綺麗だった。
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飽きた。
40$ものチケットを買って、既に飽きた。
今回も時間的にどうしようか迷ったのだが、2001年くらいからのチケット、家の暗室に記念で並んでいるため、半分ムキになって買ったようなものだ。
とりあえず飯を食いに一度シェムリへ戻る。
二人を待っているビサが外にいて、カメラを向けると腰を振っていた。
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タケオに戻ると、カカディが仮面付きのお菓子を買って来ていて、顔に着けていたので、モムさんにも着けさせる。
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データのコピーと飯を食って、トゥムのネット屋へ。
トゥムはラチャナーとメッセンジャーで会話をしていた。
トゥムは英語が堪能なのだが、トゥムとメッセンジャーで会話するラチャナーも英語でさくさくとタイプをしているようだった。
いたずらで「ラチャナー愛してる」と打って、メールチェック。
トゥムにアンコール・ワットのチケット買ったと言ったら、「4時に来い、ワットへ行こう」と言う。
まぁ、いいか。
アキラ先生から、「暇ならバンテアイ・サムレ撮って来て」と言われ、暇だったからバンテアイ・サムレへ。
プサ・ルーの東から北上する新線でクラバン方面へ抜ける。
以前は何もない道だったが、現在は道の両脇は植林されたり、民家が大分できたり、教習所の縦列駐車練習所もあった。
チケットゲートでチケットチェックすると、係官に「あー、辞書」なんて言われる。
前、辞書を俺に頼んだらしい。
でも俺、高いものは引き受けないから身に覚えがない。
「ソムトー(ごめん)」と言ってごまかす。
クラバン周辺は現在、道劣悪。
しかも水気いっぱい、ぐっちょんぐっちょん。
悪路で揺れる度に、オーバーリアクションしていたら、前を走るトラックの荷台の子供と目が合ったのでバイクを運転しながら一人コント開始。
投げ縄を作るしぐさをして、トラックに投げ縄を投げつける。
それが引っかかったのを確認して、片手で手繰り寄せるジェスチャー。
子供や女性がゲラゲラ笑っている。
手繰り寄せて、近づいて、トラックが悪路のためにスピードを落として接触しそうになるタイミングで顔を歪ますと、笑い声が響いた。
悪路に合わせて再び大げさに振動を受ける真似をする。
荷台の子供と、道路工事の子供が顔なじみなのか、お互いに物を投げ合っていた。
工事現場の周りの人が、後ろをぴったしとくっついて走る俺を見るので、流し目をしてニコッと(気持ち悪く)笑うと、大笑いをしていた。
減速した場所が学校の近くで、授業を終えた子供たちが出てくる。
変な日本人にぎょっとするので、投げキッスをすると、またみんなゲラゲラ笑ってくれる。
「タウナー?(どこ行くの?)」と聞くと、「バンテアイ・スレイ」と返ってきた。
トラックはスラ・スラン北側の舗装された道をスピードを上げて去って行った。
その後をゆっくり追うようにプレ・ループへ。
飯を食ってる警官と係員に服の下にぶら下げたチケットを、めくって見せようとすると、手で「入れ、入れ」とあしらわれる。
金払ってんだからチェックしてよ。
何年か前に、「2日で遺跡いくつ回れるか」挑戦した時とかに、画像押さえてるんだけどなぁ。
観光来ていたお坊さんを撮影する。
b0003143_2332292.jpg
坊様写真また増えた。
そのままプラダックで水を買ってバンテアイ・サムレへ。
ここでチケットチェックの係員見たことなかったけど、今回初めて見た。
しかも、遠くからチケットを首から下げてるのを見ると、プレ・ループ同様、適当にあしらわれる。
遺跡内を撮影。
ここもあらかた押さえてるんだけど。
パノラマ合成の素材でも撮るかと思ったら、マレーシアだかシンガポールか、そっち系のカップルがフレームにずっと入った位置から動かないので諦める。
東側の参道のテラスから見える参道をずっと歩いて参道の端まで。
獣道を歩いて行くと、溜池があった。
同じく南側にも溜池。
200ミリで参道端からサムレを撮影しようと思ったら、マニアックな遺跡な割に、旅行者が楼門から姿を現す。
そのうち、バランの一人がこっちへやって来る。
バランがファインダーに入らない場所まで待って気を取り直して取り直そうとすると、木陰からクメール人がこっちを見ている。
金属の何かを持っているから、恐らく地雷で足を失った物乞いだろう。
b0003143_23332862.jpg
全然どく気配がないので諦めてそのまま南側から西側へ抜ける。
西側から伸びる道をそのまま行くと、参道がそのまま残っていた。
b0003143_23334251.jpg
参道の一部は破壊され、周辺の田へ水を流す通り道になっていた。
制服の小学生が架けられた橋を渡って来た。
相変わらず、この周辺の人は二言目には「1$」だ。
通り過ぎる二人の少年も、「ワンダーラー」と言って去って行った。
次にやってきた子供に、「どこ行くの?」と聞くと、「タゥ、リエン!(学校!)」と返ってきた。
「どこから来たの?」と聞くと「プテア!(家!)」と当たり前の答えが。
b0003143_23403174.jpg
そのまま参道歩くと、集落の道に出て、老婆と少女が歩いてやって来た。
老婆は「バイバーイ」と手を振っていた。
この辺まで来たので、なじみの集落へ寄ってみる。
バイクを停めると子供たちが「写真、写真!」と集まって来る。
近くに日本人名で掘られた井戸ができていた。
ここ最近、やたらとオジジが何か言うのであまり来る気はしなかったのだが、予感が的中。
まぁ、「金」「金」ずっと言っていたのをプラダック訛りで聞き取れないフリをしていたのだが。
向かいの家のおっさんがオジジの家の天井を指して、次に自分の家を指し、「オジジに家を建ててやれ」と言い出した。
何で俺がそこまでしなくきゃいけないのよ。
何でも人に頼って楽しようとする悪い癖だ。
普段なら笑って済ませられるのだが、あっちも目が据わってるので頭に来たので荷物をまとめて帰る。
帰りに、最近HPが消えた、某NGOの建てた学校の前を通ったので寄ってみる。
箱自体に天井がないタイプの造りで、トタンで全体を覆う屋根を被せた作り。
このNGOは、毎年学生の休みになると、「スタディツアー」と称して、学校を作っていた。
敷地内には「思ひ出」の跡だけが派手に残されていた。
日本人が「造りに来る」よりも、1人でも多くの工夫を雇う方が、地元の人間のためになると思うんだけど。
他の学校では授業が行われているのに、教室は施錠され、使われている気配はなかった。
東メボンへ抜ける辺りで、子供がパイナップルを突然差し出し、「2000R!」と言っていたが、いらんっつーの。
大回りで帰ると時間が掛かるので、スラ・スランまで戻って、そのまま直進。
バンテアイ・サムレとタ・プロームの間を抜ける。
タ・プロームの前でくつろぐビセットを見かけたので、バイクを停めて顔を出す。
「どこ行ったの?」と聞かれたのでチケットを見せ、「バンテアイ・サムレ」と言うと、珍しくチケットを持っていることに驚いていた。
そのままタ・ケウの前を抜けてアンコール・トムへ。
王宮前の北側のプラサット・スール・プラサット周辺にバイクを停める。
日本のJSAのプロジェクトが終了し、やっと近づけるようになったプラサット・スール・プラサットを全部見る。
b0003143_23342872.jpg
北クリアンも。
北クリアン周辺には、まだ修復しきれていない彫刻のある石を仮組みして置いてあった。
近くから楽器の音がスピーカーから流れていた。
どこかで祭りでもやっているのだろうか?
音のするほうへ行くと、民家の奥の寺で儀式が行われていた。
覗いていると、おばぁちゃんが座れと椅子を差し出してくれた。
b0003143_23344582.jpg
おばぁちゃんの写真を撮影し、見せると、孫か、若いおねーちゃんが、「その写真を欲しい」と言う。
明日の夜以降でもタケオに取りに来てもらおうかと考えていると、この儀式で、明日もこの寺にいるというので、明日持って来る約束をした。
時間はもう4時。
そのままコニカに寄って今の写真を現像に出しておく。
トゥムのネット屋へ行くと、「トゥムは今日はアンコール・ワットに行かないよ」と言われる。
なんだかトンレサップのビアガーデンで飲み会らしい。
誘われたので行くことにする。
トンレサップの水上レストランで、海老とから揚げ食べる。
b0003143_23352146.jpg
海老の頭やから揚げの骨を湖面に投げると、瞬く間に、魚がやって来てつついていた。
隣の店の客らしきクメール人が、足こぎボートに乗っていた。
乗りてぇぇぇぇ。
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でも、見てると途中で乗り捨てて泳いで店に戻っていた。
ボートは流されそのまま座礁。
反対側の店では、店内の奥から大勢が猛ダッシュして走り抜けていた。
元気のある若者たちだなぁと思っていたら、子供が湖に落ちたようで引き上げていた。
帰る頃、きょんちゃんから電話。
今日なら飯食えるらしい。
んじゃちょうど今からタケオに戻るのでタケオ待ち合わせ。
戻っていなかったので、シャワーを浴びて降りると来ていた。
結局飯はタケオで。
軽く食べてビールでも、となる。
その時、モムさんが「○○という宿を知っているか?」と言う。
いや、知らん。
そうしたら日本人のねーちゃんがぐわーとやって来て、何か言っている。
落し物をその宿にしたらしい。
モムさんが遠まわしに「言って来い」という態度なので、チャリアのバイク借りようとしたら、「1200ダラー」と言われる。
きょんちゃんに飯頼んでおいてもらい、カブで移動。
どこに着いたのかがうろ覚えらしいのだが、川の向こうであることと、宿から左に曲がってしばらく歩いて6号に出て、そこから左折してタケオに来たらしいので、だいたいの見当は付いた。
プサ・ルーの手前右折した通りでしょう、たぶん。
ガスがなくなりかけ、ぷっすんぷっすん言い出したので、そこだと思われる通りでガス補給。
そこで宿の名前を出して知ってるか聞いてみると、すぐ隣だった。
その宿へ行って、尋ねてみるがないとのことでタケオへ戻る。
戻った頃にはから揚げもできていた。
から揚げつまみながらビールを飲んでいると共通の友人が着たのでみんなでわいわい。
きょんちゃんをバイクでアパート近くまで送った。
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by ong-bak | 2005-10-22 21:40 | 2005秋旅
2005年 10月 21日

1021:変人いっぱい

愛ちゃんの友達が今日タケオに来るらしい。

写真屋へ写真出しに行くと、タケオのお客さんがデータ読み込み用のパソコンと格闘。
どうしてもデータの読み込みができない。
何度やってもダメ。
そんなにデータが壊れるってことはないと思うんだけど…
ディスクを取り出すと、レーベルに書いたタイトルがボールペンで削れてしまってダメになっていた。
出発の時間も迫っているので郵便局までバイクで送り、帰りにサトウキビジュース買って帰る。
ちょうど愛ちゃんとひろこさんが来て、先に着いていた愛ちゃんのお友達も来た。
一人はエンドー帝国の愛読者だそうです。
びっくり。
モロ3でみんなで会食。
帰りにネット屋へ。

タケオに戻ってドミへ行くと、新しく来た女に、「ここ女性何人いますか?」と聞かれる。
「そこと、そこで2人ですよ」と答えると、「おじさんは何人いますか?」。
「ここと、今日、一人来たみたいですけど。でも、ここの佐々木さんは変な人じゃないですよ」と言ったら、返ってきたた言葉が、
「私、おじさんダメなんです」
はぁ?
誰も好きにおじさんになったわけじゃぁねぇんだよ。
オメーだっておばさんになるんだよ。
んじゃぁドミに部屋取るなよ。
今日来たオメーに、数年住んでいる佐々木大先生に文句言う筋合いないっつーの。
よっぽどドミに貼ってある「自分勝手な人は個室をとってください」との貼り紙を見せてやろうかと思ったが、
「じゃぁ、個室にでも移るしかないですね!」と言ってやった。

ひろこさんが来て、頼んでおいたお買い物をしてきてくれたので代金を渡す。
今日だか昨日やって来たおっさんがふらふらとやって来て、突っ立っている。
俺になんか用があるのかな?と俺も思ったし、そう思ったひろこさんと愛ちゃんも場所を移動して話せるようにしてくれた。
そうしたら、「あのー」と言い出し、「今、お金の受け渡し、僕のところから丸見えだったんですよ。こうゆう所でね、お金が見えるってのはどうかと思うんですがね」と言い出す。
「ちょっと20$借してもらっていいですか…」
実演しようとするおっさん。
「住んでいる方ですので」と言おうとしたところ、先にひろこさんが「私、住んでいるで」と言った。
そうすると、すごすごとどっかへ行った。
後でそのおっさんと話していた日本人女性と聞いたら、80カ国旅しているらしいい。
彼女が言うには「女の人好きみたいですよ」。
って、アンタどれだけ旅してるのかしらんけど、まぁどうせ「80カ国旅した」って事だけがアンタの人生の全てで、それしか取り得がないんだろうケドさ、カンボジア来て数日の人間より、数年住んでる在住者や長期通ってる俺の方がこの国についてよーく知っているんですけど。
ここはタケオであって、プサチャで20$受け渡ししてるんじゃないし。
現に、このおっさんは愛ちゃんが友達と飲んでたら、愛ちゃんに気付かずに「一緒に飲もうよ」と誘って来たそうで、愛ちゃんの顔を見て、それ以上何も言わなかったそうだ。

両替に行くと、両替屋の近くに「アンコールフォトグラフィフェスティバル」なるポスターが。
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キヤノンも協賛してるじゃん。
日数的に行けそうなので行ってみよう。
タケオでは先日俺が食ったマズイ中国ヤキソバをクンサムが食おうとしていたけど、作り方が違う。
カップラーメンと同じ要領で作っていた。
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佐々木さんと、作り方が違う、マズイよなんて言ってると、クンサムは「オイシイ!」なんてヤケクソになって言っていたが、夜、ヤキソバだが、汁ラーメンだか何だかよくわからなくなったその物体は、そのまま放置されていた。

夕方、明日からのチケット買おうとチケットゲートに行こうとすると、モムさんが珍しくブチ切れている。
最近タケオに出入りしている男に対して切れていた。
一番馬鹿丸出しだったのは、モロにビール片手にやって来て、知り合いらしい日本人を見つけると「あーーーーー!!今日は仕事終わったのぉ!!」と馬鹿でかい声で叫んでいた。
顔が日本人顔じゃないため、一緒にいた日本人があまりの日本語のうまさに驚き、目を丸くしていた。
先日モムさんが、「アイツは勝手にここ(エントランス)で泊まって、扇風機もつけっ放しだった。泊まったのに代金を払わない」と怒っていたのだが、今日は洗濯カゴを指差して猛烈に激怒していた。
「ちょっと来て」と言われたのだが、奥のほうで怒鳴っていて、時間が掛かりそうなのでチケットゲートへ。
行く途中でバイクの調子やっぱり悪い。
チケットゲートで写真を配る。
先日の日本語堪能なおねーちゃんが、「ワタシネェ~、コレホシイノ!」と100円ショップで売っている会話集を持って来る。
「んじゃ、メールアドレス教えて、わかんないからメールするから」とめんどくさくて適当に言うと、メールアドレスと欲しい会話集をメモして持ってきた。
「カンコクゴモホシイナァ」
はいはい、わかりますた。
「明日のチケット作って」
そう言うと、「アシタノネー、チケットハ、ゴジカラダヨォ。マダハヤイヨー」と言う。
写真の警官がゲートにいなくて、道の途中にいると聞いたので、「じゃぁそっち行ってからまた来る」とバイクに跨るが、完全に不調。
キックしても反応ナシ。
こないだコイル交換したばかりなのに、コイルがおかしい症状。
警官が二人がけで走ってエンジンを無理矢理かけてくれた。
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数年前のポリスだったら、これで宿へ来て、金をよこせなんて言ったもんだ。
うちもツーリストポリスがバイクのエンジンを掛けてくれ、後でタケオに警官がやって金を請求されたことがある。
中にはアンコール・ワットで具合悪くなった女性を送り届けてガソリン代200$請求。
在住者の話だと、ツーリストポリスの上層部はダメだけど、下の人がみんながんばっているとか。
確かに、物盗まれてもパスポートはよく出てくるし。

以前、マイセンがデジカメとパスポートすられた時、パスポートだけ発見され、最初上半身裸だった警官が、おもむろに上着を着ると、どこからかカメラマンがやって来ていた。
警官は、マイセンに「紙にサンキューと書け」と言い、マイセンがハート付で「サンキューサンキュー」と書くと、パスポートの受け渡し姿をパチリと記念撮影。
そして、その写真は後日警察に貼られ、共通の友人が彼女の写真を見つけ驚いていた。
ポリスが死に掛けのバイクに無理矢理蘇生術を施し、エンジンが復活したので逃げるように「また来るから」と言って、シェムリ市内へ戻る。
やはり力を入れようとすると、エンジンは悲鳴を上げていた。
バイク修理屋に行く。
相変わらず「どこ行って来た?」と聞かれるので、行ってないけど「コンポン・プルック」と言うと、オヤジさんをはじめ、全員がゲラゲラ笑う。
もう、意味わかってるんですけど。
コイルを差して、「新しくして」と伝える。
併設しているソファー屋の息子がスタンドで立っている自転車にまたがって車輪を空回りさせている。
その姿を撮影していると、雨。
少年は雨のシボタ通りをじっと見つめていた。
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小雨になったのでタケオに戻ると、ソカーが来ていた。
ラチャニーと一緒の写真を撮る。
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「結婚いつなの?」と尋ねると、「3月のいつか」と答えが返ってきた。
3月はメチャクチャ結婚式多いからなぁ、と日程が決まってないことも納得してしまった。

夜、モロ3でラーメンさんと雑談していると、ガチャピンが突然、「マッサージ」「写真」がどうのこうの言っている。
よくわからんけど、ヒマだからOKすると、ちょっと待てと。
ビールを飲んでラーメンさんと談笑していると、準備ができたから上に呼ばれた。
ラーメンさんも話を聞いていないようで、きょとんとしていた。
3階のマッサージ室へ連れて行かれ、着替えるように言われる。
西洋人のデジカメ持ったあんちゃんと、照明を持ったおねーちゃんが来た。
どうやら雑誌か何か取材らしい。
ボケようとしたけど、オーナー婦人もいるのでそれは控える。
着替えている間に、マッサージ師の女の子がはうっかり入ってきて、「オゥ」と声を上げて出て行った。
あとは言われるがままにマッサージを受け、撮影される。
普通に足が汚れているから恥ずかしい。
20分程で撮影終了。
今度マッサージサービスしてくれるらしい。
1階に戻ると、今度はラーメンさんと二人で呼ばれ、カウンター上の荷物全て撤収。
ガチャピンがビールを注ぎ、話しながら飲むように支持される。
「これは、我々でいいのでしょうか?」
なんて言いながらビールをあおる二人。
撮影中に飲み干してしまったのでもう一杯。
二杯目の途中で、今度はアイスクリーム登場。
「これはメニューにないんですけどね」
ラーメンさんがつぶやく。
今度はアイスクリームを食べるところを撮影。
いい年の野郎が二人でアイスを口に放り込むシーンを撮影。
「俺たちでいいんですかねぇ」と言いながら食べた。
後ろの席にいた日本人の集団の視線もキビシィ。
食べ終わっていい時間だったのだが、ガチャピンが「ご飯、食べる?」というのでペペロンチ-ノを。
今日はサービスしてもらっちゃいました。
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by ong-bak | 2005-10-21 20:40 | 2005秋旅
2005年 10月 20日

1020:コーケー攻略戦

早起きして身支度を整える。
今日は、アンコールから直線距離で100キロ離れたコーケーへ。
コーケーはかつてアンコールから16年間だけ遷都された都で、放棄された後は密林に埋もれていた。
数年前まで、その名を知っている者は、遺跡マニアか研究者。
道はないも同然で、先生が行った頃は、コンポントムから北上するという大回りのコース、もしくはヘリだった。
テレビ番組でコーケーを訪れた番組もあった。
近年、ベン・メリアから北上し、スバイ・ルー経由でコーケーまでの道ができ、遺跡マニアでなくても誰でも行ける様になった。
去年、やすえとしんちゃんと行く予定だったのだが、風邪でダウンし、一人留守番。
道は最近もよくなり続けているとのことで、先生も「ダイジョーブ」と言ってはいた。
後輪タイヤスパイク履き換えとガス満タンってことでドリームを借りた。
ガスを満タンにし、食料・水を買って6時半、タケオ出発。
国道を東へ60キロで走行。
あしーーーーもとにーーーからみーーーつぅくぅーーーー
あかいーーーーなみをーーーーーけぇええええーーーえってぇーーーーー
とルパンを口ずさむ。
ロリュオス過ぎてから速度を上げ、80キロ走行。
ドリームは速度を上げても安定して、エンジン音も静かに走る。
先生が3万キロも走っているので、シートは先生の尻の位置でしっかりとへこんでいた。
ダムデックまで30分で到着。
ダムデックから北上。
そのままベン・メリアへ向かう。
途中の工事現場は以前よりも工事が進行している。
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ベン・メリアのチケットゲートには7時40分着。
はえーー。
チケットを買って道路状態や道を聞く。
ベン・メリアの手前を左折して、土舗装の道を行く。
10キロでスバイ・ルー着。
町の様子を記録し、近くにいたおばちゃんに道を聞く。
「右がコーケー、まっすぐがアンロンベン、左がクーレン山」と教えてくれた。
右折してしばらく走ると、道が遮断され急遽なんとか通れるようにした場所が2箇所あった。
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さらに進むと、小高い丘を越える。
4人の少年僧が歩いていた。
こちらが外国人だとわかると笑顔で手を振っていた。
200メートルほど前方にバイクを停め、カメラに200ミリのレンズを装着。
歩いて来る少年僧を撮影。
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さらにバイクを走らせる。
数箇所の丘を超える。
一部、路面の固い場所が岩で走りにくい場所もあるが、状態がいい場所では60キロで走行できる。
景色は、先日の山の畑のような光景に変わった。
なだらかな丘陵に、黄色い花が咲いていた。
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ぽつんぽつんと民家が建っている。
大きな分岐点に到着。
近くにいたバイクが止まったので尋ねると、右折するとスラヨンの町、直進するとコーケーだと言う。
まずはスラヨンへ。
十字路の民家に、コーケーゲストハウスと書かれた看板が転がっていた。
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大きな高床式の住宅。
近くにいたおじいさんの家のようで、聞くと部屋を見せてくれるという。
部屋はなかなか綺麗で、問題なく泊まれる。
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高さのある高床式なので見晴らしもいい。
値段は3$。
今度来たら泊まってみよう。
ガソリンを補給し、町の入り口まで戻って遺跡の方へ。
なんか看板が建っていたが、そのまま突き進む。
また同じような看板。
その先には黒くなった砂岩の塔が建っている。
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うっひゃぁ、これがプラサット・ネアン・クマウ(黒い貴婦人)か?
慌ててバイクを停めて、Uターンし、さっきの看板へ。
看板のお根元から森へ向かう道をバイクで入っていくと、木々の間から遺跡が見えた。
ひっそりとした森の中に建つ祠堂。
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一通り撮影し、ネアン・クマウまで戻って撮影。
さらに北上。
道が分岐していたので、看板の出ていた方へ進む。
だけど、遺跡の近くには、タイムボカンシリーズでおなじみの、爆発した時の雲と同じマークが、ニタ~と笑みを浮かべてあちこちに貼り付けられている。
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木々は赤くペイントされ、未撤去を示す赤い杭が所々に刺さってる。
いや~ん。
位置関係がよくわからんので、近くにあった警察の詰め所みたいな場所で話を聞くと、ぐるっと回るようになっているらしい。
「どこから来たのか?一人で来たのか?何時間かかった?そうかそうか」
いつもと同じパターンの会話。
でも楽しい。
遺跡を回ってると象の彫刻が。
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ああ、これがプラサット・ダムレイ(象)か。
実質残っている象は一体だけだったが、正面に回ると盗掘されてはいるものの、力強い堀のリンテルが残っていた。
次の遺跡へ。
CMAC(地雷除去チーム)のトラックが停車していた。
若い男性が車内から出てきた。
「地雷はありますか?」と聞くと、「遺跡は除去したよ」とのこと。
止まっていた車の先にはまだ道があったので、「この先に遺跡はありますか?」と聞くと、「あるけどここはまだ地雷があるよ」とのことだった。
撤去してあると言う目の前の遺跡に、恐る恐る入る。
ここの遺跡の前面部分は、崩れてなくなっていた。
コーケーには砂岩が黒くなっている遺跡が多い。
次の遺跡へ移動する。
今まで1塔や、レンガの遺跡と違い、アンコールにあるような小規模の砂岩の小型寺院が姿を現した。
バイクを停めて遺跡の中へ行くと、赤いバイクに乗った、警官の制服(ズボンだけ)と帽子をかぶった子連れの男が現れた。
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彼は、自分は今制服は着ていないが警官であること、制服は職場に置いてあるのでそちらに行けばあること、コーケー遺跡のセカンドチーフであることなどを名乗った。
「チケットを持っているか?」と聞かれ、見せようとすると、「持っているならば後でいい」と言った。
そして「一緒に遺跡を回る」と言い出した。
このような場合、後で数ドルなど請求されるから避けたかったのだが、様子を見ることに。
遺跡の中に先導して、見所を教えてくれる。
そして、「ちょっと待て」と言い、彫刻にかかっていた木の枝をどけてくれたりした。
警官が先導して案内してくれる。
造りが非常にバンテアイ・スレイに似ている。
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建築時期が近いからか?
警官は次々に見所を案内してくれる。
落ちてるリンテルの場所を教えてくれたり、残っているレリーフの場所を案内してくれたり。
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試しに「日本人のアキラを知っているか?」と聞くと、「…細い奴か?俺くらいの?」と言った。
やっぱり知ってるぅぅぅ。
「よく来る奴だろ」
はい、そうです。
思った以上に見れる遺跡がるので、時間が少し気になるがマニアとしては行かなければならない。
警官の後に着いて次の遺跡へ。
道端に巨大な建造物。
でっけぇぇぇ。
これだけかと思ったら、ちらっとリンガの頭が遺跡内部に見えた。
これが巨大リンガかーーー!と遺跡に入る。
中には1メートル半くらいの高さの巨大リンガが。
すっげぇぇぇ。
警官が何にもない所で止まった。
そこにはながさ2メートルくらいのリンガが、斜めに放置されていた。
「あと2箇所あるよー」
そう言われ着いて行くと、先ほどと同じ巨大な建物がさらにふたつ。
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特に最後の建物は、リンガだけでなく、ヨニ台もいい状態で残っており、さらに北側へ聖水が抜ける水路もまだ残っていた。
外へ出ると、水路の先は遺跡の中から貫通してちゃんと外へ排出されるようになっていた。
警官の後ろの着いて行くと、開けた場所へ出た。
数件のお土産屋が並ぶ。
どこで覚えたのか、こんな僻地で片言の日本語で飲み物を売りつけてくる。
警官は上着を取って来て、着て、きちんとした格好になって俺を呼び寄せた。
真新しいコピーには、プラサット・トムとプラサット・クラハムの再現図面が記されていた。
現在地と遺跡の位置関係を説明される。
ツナギを脱いで、Tシャツに7分丈のパンツになり、警官の案内で遺跡へ。
中に入ると、警官が足元を指差す。
床すれすれの場所に彫られた彫刻が並ぶ。
遺跡の内部には、木々が生え、プラサット・クラハムの門の奥に、別の祠堂の姿が見えた。
格子窓は、アンコールのようなそろばんの形ではなく、竹のような形をしている。
警官の先導で、プラサット・クラハムへ。
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一際大きいレンガ造りの祠堂だ。
祠堂の中で警官が地面に転がった石を指差す。
シバ神を地雷で破壊し、放置されているそうだ。
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「シェムリに持って帰っていい?」と尋ねると、当然のことながらダメ。
「写真はいいよ」と言われたので撮影する。
明らかにシバ神だと思われる手や足、装飾品が砕かれて散っていた。
クラハムを出ると、半分倒壊した参道が現れる。
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参道の奥には、レンガの建造物が建ち並ぶが、アンコールのような四角形、サンボール・プレイクックの八角形ともまた違う、多角形の祠堂があった。
門の向こうに、ちらちらとプラサット・トムのはしごが見える。
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木々の先にコー・ケー遺跡群の目玉、ピラミッド型寺院のプラサット・トムが姿を現した。
高さ35メートルもある巨大寺院は森に隠れ、ここまで来ないとその姿を見ることができなかった。
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憧れ続けた密林に埋もれた伝説の都、コー・ケー。
やっと訪れることができた。
先に、プラサット・トムの裏の「白い象の墓」に登る。
これは、かつてベン・メリアから白い象がやって来て、この地で死に、そこに山ができたという伝説が残っているからだ。
しかし、実際はベン・メリアよりもコー・ケーの方が古く建設されているのである。
プラサット・トムの右側から裏へ回り、山道を登る。
山頂に、白象を弔う線香立てが置いてあった。
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クメール人の家族が登って来た。
どこから来たか聞くと、ストゥンと答えた。
家族と一緒に山を降り、いよいよプラサット・トムへ。
案内の警官は下で待っているからと言うので、一人で登る。
遺跡の自体の階段は削れて登れない部分もあるので、近年掛けられたはしごに近い階段で登るのだが、今までにない急勾配。
後ろを見るのが本当に怖い。
はしごの手すりを必死に掴みながら頂上を目指す。
たどり着いた頂上は、意外に狭く、中心に大穴が開いていた。
かつてこの遺跡の頂上には巨大なリンガが収められていたという。
そのリンガの行方はわからないが、リンガを収めていた台にはガールダの装飾が施されていていたハズなんだけど、埋もれてる…
うっそーん、見えないの?
見なかったら、絶対先生に「えーーーー、見てないのぉ!」と言われるので焦る。
基壇をぐるっと回ると、ガルーダの彫刻が現れた。
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小さなカンボジア国旗が、時折吹く風になびいていた。
2年前に行ったプレア・ヴィヘアの巨大国旗とは違い、ひっそりと静かに風になびいていた。
遠くに山が見える。
アンコールエクスプローラーズ3を読むと、馬鹿でかい山はクーレンかと思ったら、タベンだった。
でかすぎ!
下では警官がたまに手を振っている。
今日見てきた遺跡は全て、森に囲まれ見えない。
プラサット・トップの麓から近い距離に、田んぼを有する村が見えた。
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先日もらった、最後の粉末アクエリアスを溶かし、スターマートと併設されたカフェで買ったロールケーキを食べる。
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数人の子供たちと男性が登って来た。
子供たちが「ロックルー」と呼んでいるので先生らしい。
ケーキ1個多すぎで食えないので子供に「食べる?」と差し出すと、恥ずかしそうに拒否された。
しかし、先生がもらいなさいと言った様でもらってくれた。
先生と子供たちの写真を撮って降りる。
下にはさらに数人の子供と、女の先生もいた。
どこから来たのか尋ねると、プレア・ヴィヘアと答える。
時間を尋ねると、バイクで2時間かかったらしい。
プラサット・トムを背に、写真を撮る。
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先生が、英語で「今日、あなたに会えて私たちは楽しかった」(←たぶん)みたいなことを言っていた。
一緒に遺跡の外まで行く。
警官の奥さんがやっている屋台でコーラを買う。
2000R。
僻地にしては適正価格か。
警官の写真と奥さんと、子供の写真を撮影し、ビソットに届けさせると言った。
ビソットの写真をパソコンで開いて見せると、「知ってる、知ってる」と言っていた。
持ってきたアンコールエクスプローラーズを警官にあげた。
ガイド代金をよこせと言われるかと思ったが何も言ってこない。
いい警官だったのか。
渡そうかと思ったが、前例を作ると、後から来た人に「金、金」言うようになるのが困るのでやめておく。
次回来ることがあれば、タバコでも1カートン持って行こう。
ツナギを着て出発しようとするが、裏かえっしに着ていた。
大爆笑されながら着替える。
2時半出発。
貯水池前を通り抜ける。
道沿いに遺跡がひとつあったのでそこを見て、スバイ・ルーへ向かう。
来た道なのでスピードも出る。
来るときは登り道だったのだが、下り道は走りづらい。
眠気に襲われる。
飴でもなめようと、途中で停車する。
ポケットから飴を取り出し口に入れた。
ふと、距離計を見ると、33333.3キロ!
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ぎゃーーー!
物凄い偶然、神降臨!
走り出すのがもったいないくらい。
スバイ・ルーで給油。
「遺跡ありますか?」と聞くと、「右に曲がった寺の中にあるよ。小さいけど」と言われたので右に曲がると、寺の中と民家にものすごく近づきすぎな城壁発見。
規模は小さいが、しっかりと城壁残っている。
少し見てからベン・メリアに向かう。
ベン・メリアとコー・ケーのチケットゲートで朝の係員が手を振っていた。
そのまま南下。
ダムデックに5時着。
先生に電話し、5時50分にモロ3で。
いつもの長期移動の後、モロッポー直行コース。
帰りもテーマソングはルパン熱唱。
聞こえるのかクメール人がこっちを見る。
ルパンがスーパーマリオ→スペランカー→ゼビウス→マッピーと変わるが、やはりスーパーマリオが一番長続きするわ。
左前方に巨大な雲が目に入った。
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「竜の巣だぁぁぁ!デケデケデケデケデケデケ♪(←ラピュタで竜の巣の時のイントロ)」と口ずさむ。
雲の中から地上へ、雷が落ちるのがはっきりと見えた。
「だらら~らぁーらぁーらぁぁぁぁ~、らぁーらぁぁら、ら、ら、ららぁぁぁぁカラ!!♪(←ラピュタのメインテーマ。しまもなぜかオペラ調)」
ラピュタを一人で大熱唱して国道を突っ走る。
モロ3で先生と合流。
ヘルメットのままカウンターへ。
いつもどおり出されたおしぼりで手をふきまくる。
おしぼり真っ赤。
そのままヘルメットのバイザーもふく。
ガチャピンが「もうそれあげるから自分で洗って!」と言っていた。
また従業員の兄ちゃんがバイク交換しろと今度は先生に迫る。
先生はまだ俺のバイクの鍵を持っていたので、笑顔で応じようとすると、昨日の鍵と同じと気づいた従業員は慌ててやめた。
頼んだピザが出てくると、先生にすかさず投げ込まれた。
b0003143_11233051.jpg
以前の、「コンポン・プルック」についての件について先生が調べてきた。
予想通り下ネタだった。
日本語で抑揚のない、コンポンという読み方で、プルックだと、「朝からチョメチョメしてる」という意味らしい。
なので、「コンプォン」と発音しなければいけないそうだ。
だから、バイク屋の皆さんはいつも大笑いしているのね。
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by ong-bak | 2005-10-20 22:35 | 2005秋旅
2005年 10月 19日

1019:チケットゲートにて撮影

バイク修理。
キャブ清掃。
アンコールへ。
いつも通りチケットゲートで停められる。
前回撮影した写真を渡す。
新人のおねーちゃんを撮れ、撮れと言われたので撮影するが愛想が悪い。
望遠レンズにして、チケット販売のねーちゃん撮影。
こっちは愛想がいい。
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やたら日本語がうまい。
どこの日本語学校かと聞くと、「○○、○○○センセイデス」。
どっしぇー。
ラチャナーの学校じゃん。
なんたって、むかーしラチャナーがカンボジアでの避妊についての日本語スピーチをした時、プノンペンでの決勝大会で、そりゃぁ年頃の娘にヒドイ仕打ちをしたんですよ。
まるでオニのような…
あまりにもひどすぎて書けないくらいヒドイ内容。
ラチャナーの晴れ姿だということで、モムさんに見せるため、先生がビデオまで用意して撮影してきてもらったのだが、そのままお蔵入り。
しかも、その日本語学校は生徒が浴衣で登場するという、あまりにも痛い演出。
そして、この教師、飛行機に乗る時は、これみよがしに日本語テキストを広げ、隣の日本人に声を掛けられるのを待って家に誘う人物。
「あーイチニイサンの学校?」と聞くと「ソウデス。モイ、ピー、バイデス」と返事。
他の女の子に「あなたはどの日本語学校に行っていたのですか?」と尋ねると、「トウキョウマッサージノムカイニアル、○○トイウガッコウデス」
何で「東京マッサージ(エロマッサージ屋)」で場所を教えようとするのよ。
警察の所にいた犬は、眉毛+落書きされていた。
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すっげー、タケオ以外で初めて落書きされた犬見た。
バイヨンまで行こうとしたらエンジン不調。
途中で引き返す。
追い抜いたクメール人が、「ガソリンないよ」と言うが、ガソリンは先ほど入れたばかり。
携帯のメールが来たので、見ると、先生から「今モロ3」とのメッセージ。
モロまで行けるかな。
騙し騙しバイクを運転してなんとかモロへ。
モロの従業員のあんちゃんが、自分のバイクの鍵を差し出して、「交換しようよ」と言ってくる。
マジでー。
大歓迎。
こっちの鍵を差し出すと、おかしいと思ったのか、外のバイクを確認していた。
それで、どうもうちのバイクがボロバイクだとわかったらしく、慌てて自分から
バイク交換を拒否しだした。
望遠レンズ持ってたのでガチャピンとシーコン撮影。
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飯食ってから二人でバイク修理屋へ。
先生のバイクを明日借りる代わりに、うちがタイヤを履き替え代を持つ事に。
新品のスパイクタイヤに交換。
俺のバイクも見てもらう。
「トンレサップまで走ってみてよ」
と言うと、従業員がバイクに乗ってどこかへ。
結構長い時間帰ってこない。
二人でぼけーーっとシボタ通りを眺めていると、タケオの専属ドライバー、ティーがラチャナーを乗せて走っていった。
「ラッチャナーーーー!」と叫ぶとこっちに気づく。
先生が、手で「T」を再現し、「ティー!ティー!」と叫ぶので、真似をして、「ティー!」と叫んでみた。
しばらくして戻って来た従業員。
「どこまで行ったの?」と聞くと、「プノン・クロム」。
そこまで行かなくても重要部分わかったでしょ。
「問題ないよ」
って、問題だらけだから来たんだよ。
先生と別れ、その足でネットへ。
夕方は酒を飲んでだらだら。
先生から「モロ3来い」とのメッセージ。
雑談して過ごしてバイク交換してタケオに戻る。
最近、よく飯食いに来ている、馬鹿NGO、●V●Gを辞めさせられた(その時点でダメ人間)という糞ジジィが「彼がモムさんの弟ォ?よく似てるねぇ」とでかい声で言って近づいてきた。
「は?日本人ですけど」
「あ!君日本人なの?いやぁ、モムさんに似てるよ」
「似てません」
「いや!似てる、うん、似てる!」
うっぜぇぇぇぇぇぇのでシカト。
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by ong-bak | 2005-10-19 16:14 | 2005秋旅
2005年 10月 18日

1018:プサルー

プサルーへ。
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朝だから人が多い。
ぐるっと裏のほうへ回る。
5年位前までここは、足元ぐちょぐちょの劣悪な市場だった。
今は綺麗に整備されたが、やはり周囲の一部はぐちゃぐちゃだ。
以前は、大きな市場は、町中のプサチャとここ、プサルーくらいだったのが、最近は新しい市場、旅行者向けの市場などがどんどんできている。
プサルーの裏は肉コーナーだった。
体調が完全でないので、血の臭い、肉片を見るのもあまりよいものではない。
つい数時間前まで生きていたであろう、動物の肉を、大きな包丁で刻む女性たち。
ドン!ドン!と、包丁がまな板に叩きつけられる音が響く。
毛をむしりとられ、逆さまにボールに入れられた鶏の脚が、小刻みに動いたように感じた。
中に入ると、むわっとした空気が体を包む。
頭を隠した大勢のチャムの女性が肉を解体している。
いろんな臓器や肉片があちこちに吊るされている。
さらに奥へ行くと豚の顔が並ぶ。
なぜか豚の鼻には尻尾のようなものが突っ込まれていた。
飽きたので帰る。
朝飯はオムライス。
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チャムの村へ。
あまり期待はしていなかったがやはり学校やってない。
モロでカンボジア日本人会の広報誌発見。
開くと、カンボジア猛虎会特集。
カンボジアの奇人、変人の特集コーナーらしい。
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これ、「タケオゲストハウス友の会」も特集してくんないかいね。
豆腐を買ったんで食おうとすると、いつもの反応。
「何だ、それは?」
「うまいのか?」
「豆腐だろ、豆腐。知ってる」
言いたい放題だけ言って、必ず聞くのが「うまいか?」
だから食ってみろっての。
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タケオのお客さんで「3階のトイレ使えって言われたんですけど」と言われ、3階へ案内する。
扉を開けるとそこには床で爆睡する佐々木大先生が!
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午後、某HP用の紹介写真撮影に。
タケオを出る前に雷ガンガン鳴っていたが、タケオを出て橋を渡ると、雨がぽつぽつと。
撮影場所へ着くと大雨。
雨が止むまで雑談して過ごす。
雨が止んで撮影開始。
しかし、うちと先生のように、カメラを向けると「何かをしないと絶えられない」人種らしく、撮影したうちの9割が「ヒドイ顔」という結果。
雑談しているとき、そのヒドイ結果の集大(醜態?)成アルバムを見せてもらったがこれがまたヒドイ。
他人の写真なのに笑える。
そして俺のヒドイ顔まで入っている。
撮影終わって、一度タケオへ。
今日ドミにやってきた草合さんがビール好きだと言うので今日もトンレサップへ。
相変わらずバイクは悲鳴を上げていた。
昨日よりも今日は人が多い。
最初は見えなかった月も、雲の間から月が昇る。
オレンジ色の月が、ゆっくりと闇夜に顔を出した。
湖面にオレンジ色の月が浮かび上がる。
ハンモックに揺られ、ビールをあおり、いい気分。
騙し騙しバイクを運転してタケオに帰る。
小腹が空いたのでモロ3へ。
ばったり先生がラーメンさんと話していた。
ラーメンさんイチ押しの消えかけメニュー、ピーナッツシェイクをオーダー。
すげぇ、ピーナッツの味しかしない。
タケオに戻ると、ここ最近では珍しく、カオサンバスで10時前に到着した人がいたが、あまりにも無計画すぎな上、バンコクで騙されて金を取られた話を聞くと、こりゃぁまだまだトラブルの予感。
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by ong-bak | 2005-10-18 22:14 | 2005秋旅