エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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2004年 11月 07日

1107:学祭2日目

学祭2日目。
朝8時20分から渋さの客が並ぶ。
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渋さの準備で駆け回る。車の移動や氷屋へ氷を買いに行く。
意外に近いところで氷を売っていて、しかも気軽に販売してくれた。
道路掃除しているご近所さんたち。
挨拶をすると手には「公明党」の腕章が。
おめーら創価学会じゃねーか。
挨拶してものすごく後悔。

開場15分で渋さの整理券は配布終了。
開場の方は着々と準備が進む。
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タルボット授賞式が始まっていたので駆けつける。
東京工芸大学には、フォックスタルボット賞という、学内での写真コンテストがある。
それなりに審査員は「大御所」なのだが、公募展ではないので、微妙な賞だ。
俺は、去年第3席を頂いた。
今年の1席は同じ研究室の韓国人留学生、ヤンさん。
暴れん坊将軍(失言)な心強い兄貴だ。
元軍人で、武勇伝はたくさんあるらしい。
学生時代のムカツク先輩が軍に後輩として入ったので、シャーペンだか、ボールペンを突き刺したとか・・・
7月に研究室で韓国へ行った時も、オーダーを取りに来たおねーちゃんに飯屋で二言、三言何かを言い、一緒に言ったキム君が訳すには「つべこべ言わず、早く持ってこい」と言っていたそうだ。
「みんな、本当に韓国語わかると、ヤンさんが何を言っているかおもしろいよ」と言っていた。
数年前は新宿で「撮ってはいけない何か」を撮影し、数週間行方をくらましてたとか・・・
そんなヤン兄貴、今は院生だが、入学してすぐ、1年生でタルボットの頂点を取ってしまった男である。
そして、今回も頂点を極めた。
2度も1席を受賞するなんて、間違いなくホンモノだろう。

既に表彰は終わって、講評だった。
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外部の人が、おそるおそる覗きに来た。
「入って大丈夫ですか?」
と聞かれ「大丈夫ですよ」と答える。
立木さんが講評している姿を見て、明らかに驚いた顔。
連れの女に声を殺して「立木さんがいる」と言って、逃げるように去っていった。

おかん来場。
厚木、中野を通しても、大学に足を運んだのは今回が初めてのおかん。
ちょうど会った場所のすぐ脇にしんくんがいたので紹介する。
畑先生、圓井先生、学生課の佐藤さん、圷さん、浅沼さん、小川先生、関さん、アカイダさんと世話になっている方々に、俺の設計基盤の片割れを紹介した。
学生は、驚き方が皆同じでけっこうウケた。
パスタを注文したところに、車の移動依頼。
工芸車を山手通り向こうの駐車場へ運ぶ。
戻って飯、再び。

2時過ぎ、愛さん来場。
愛さんは数年前、カンボジアで出会った。
現在はオーストラリア人の旦那と西新宿に住んでいる。
差し入れにパイの実を頂いた。
入り口にいた、うちの学生は、同じバイト先の人らしい。
自転車を中に置いて、おかんに紹介し、写真即売所へ。
ポストカードになったガーの写真に大喜び。
チェンマイに住んでいる、ユキさん(♀)に送るからと買ってくれた。

愛さんには一人で回ってもらっている間、ドタバタしていたら、富山さんから電話。
富山さんは、俺が1.2年の時、暗室でTAをしていた人だ。
ハービー山口さんが販売会場に来場してて、俺の写真を買ったとのこと。
猛ダッシュで階段を上ると、会場でハービーさんが写真を受け取っているところだった。
しんくんが「作者です」と言ってくれ、ハービーさんがこちらを向いた。
何を隠そう、俺は、ハビーさんの代官山17番地という写真集がメチャクチャ好きだ。
同潤会という、近代建築が好きだった俺は、この写真集を自然に手を取った。
そこには、代官山の同潤会アパートに集まる青年や、そこで暮らす人々の姿が、6×6という特殊は世界に、モノトーンで柔らかく描かれていた。
写真集なんて金がない俺には、図書館で見て終わりだったのが、毎日見ているうちに手元に置いておきたくなって、ネットで探し出して購入したのだ。

この写真集には俺の今のスタイルが詰まっている。
鏡越しにハービーさんが撮影しているカットに、ローライが映っていて、それに影響されて2眼レフを買ったり、常用フィルムをイルフォードにしたり。
イルフォーフォードに関しては、最初は代官山17番地に写り混んでいたのがお洒落に見えて使ったのだが、結局、コダック系は硬すぎて、フジのアクロスは軟調すぎたので、イルフォードを俺は多用するようになったのだが。

そんな、憧れの人が目の前に立っていて、しかもどこのだれだかわからん俺の写真を、お金を払って購入してくれたので。
嬉しくないわけないだろう!
感激である。
「裏にサイン入れてよ」
そう言われてそうしたらいいかもうわかんない、俺。
いつも海外で使う崩した「S endo」というサインは持っているのだが(パスポートは漢字で書いているのに、いつもこれ)いざ、書くとなると失敗は許されない。
ノートの切れ端に二回ほど練習したが、結局、普通に漢字で書いた俺。
嬉しかったです、本当に、ハイ。

時間も3時が近くなる。
渋さのライブを見るため、人が情報館に集まり始めた。
ホールではまだ最後の調整。
今回は仕掛けが大がかりだ。
中の準備が終わって、10分遅れで開場。
次々に人が押し寄せる。
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ふるやんが20Dで右側から、あきら君がKISS Dで舞台前、俺が10Dで左から撮影。
すっかり意気投合したおかんと愛さんが、最前列の椅子席に座り、おかんは手を振っている。うっとおしい・・・

渋さのメンバーが客席の脇からステージに上がる。
去年は、床で演奏してもらったため、後ろからは何も見えなかったので、今年はステージを設営。
演出は、ステージ前に幕を敷き、その後ろに渋さが隠れている。
映像が映し出された。
黄色と白のカツラに衣装を着た、渋さ知らズのダンサー、ペロ嬢とさやか嬢が、ふんどしの渡部さんと一緒に正門前から大学に潜入している。
いつ撮ったんだ?
そのまま校舎と校舎の間を抜け、階段からデザイン学科棟の屋上へ。
画面の隅には、突然現れたこの集団に驚く学生が映っていた。
屋上でポーズを取る三人。
スクリーン代わりになっていた幕が外され、渋さ知らズ登場!
まずはバカボンのテーマ。
不破さんの指示で、メンバーがステージから降りて客席を練り歩く。
ボンボンバカボンバカボンボン♪

渡部さんのMCで「去年に続いて、またやってきた。
ここは俺たちの絵を描いている青山画伯の母校だ。卒業してないの!?
でも、俺たちも母校に帰ってきたつもりだぜぇ」と言うのが嬉しかった。

そして、初っ端から「ナーダム」。一気にヒートアップする会場。
客席で白い服を着た肉の塊が激しく踊り狂っている。
どこの誰だと思ったら、今井君が体全体で踊っている。
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あまりにも激しすぎて、周囲が避けて、隙間ができている。
こりゃ相当飲んでるな。
それに誘発され、一部が盛り上がりすぎる。
今井君の周辺に押され、一部がステージの方にせりだした。
花道が斜めに曲がってしまった。
向かいのフロアにいる、ニヒに花道が曲がって危ないからなおすように、隣にいたシンタと体全体で合図をするが、全く見ていない・・・
完全にステージに目が行っている。
大きく手で、「今井」とジェスチャーするが、まったく見えておらズ。
逆に、こっちの正面にいたふるやんが、何のサインか理解に苦しんだと後で聞いた。
俺のおかんは、出演した学生奏者の衣装のずれを立ち上がってなおしている。
余計なことするなヨ。
駆けつけたシンタの指示で、どうにか花道は戻った。

去年はぺろ嬢とさやか嬢がいなかったのにも関わらず、あれだけ盛り上がった。
今年は花道で二人が客席を煽りまくる。
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いくら撮影しても足りない。
1Gのコンパクトフラッシュ2枚だったが、数回中身を吐き出した。

あっという間のライブ。
サックスの片山さんのワンマンショーは、クリスマスソングあり、鉄腕アトムありで盛り上がる。
本多工務店で上から紙吹雪を舞わす。
送風機tが壊れたので手伝う。
ラー、ラー、ラー  ラァーラ、ラァー♪
というメロディーに合わせ、客席に雪が降る。
思えば、去年の5月のライブで、客席に紙吹雪が舞った時、俺は、猛烈に感動した。
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ライブで涙を流せる人たちなんて、彼らしかいないだろう。
偶然、どこかでばったり出会わない限り、こんなおもしろい人たちには出会えない。
まるで、誰も知らないおもしろい深夜番組を見つけてしまった時のような感覚だ。
こんなおもろいのに、何で誰も知らない?
そう思ってしまう。

ライブ終了、そして撤収。
おかんと愛さんは「メール、交換しちゃったもんねぇ」なんて言っているくらい仲良くなっていた。
中庭は、いつまでも宴会が続く。
このまま毎日学祭だったらいいのに・・・
渋さの楽屋で、星野さんに「あれ、お母さん?渋さファンなの?」と聞かれた。
「いえ、初めてです」と言うと、「いやー、おかぁさんノリノリだったよぉ」と嬉しそうに言っていた。
なんだか、おかんは色々やらかしたようで・・・
皆さん、うちのおかんが迷惑かけて本当にゴメンナサイ!!

学校を閉めた後、最後に中庭で祝杯。
みんな、本当にお疲れ様でした。
ずっと手伝ってくださった、大豆鼓の皆さんは、帰り際
「じゃぁ、アレがアレだから」と言い出す。
次々にメンバーが
「そうそう、アレだからさぁ」
「ああ、アレね。うん、アレで」
と言うので、こちらも
「アレがアレでアレっすね!」
などと言い返す。
これは学生課の佐藤さんと圷さんのツボに相当入ったようだった。
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by ong-bak | 2004-11-07 12:07 | 写真日記


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