2007年 02月 12日

0212:D51見に行ったぞ~ッ

先週から内房線を走っていたD51の最終日。
マニアは試運転の日まで嗅ぎ付けて試運転からも撮影していたらしい。
「男は、車か鉄道か鉄砲だ」と畑先生が言っていたけど、子供の頃はどれかといえば鉄道だった。
それは今でも「どれが好きか?」と聞かれれば鉄道を選ぶだろう。
中学から20歳くらいまでは毎年夏に1週間くらい掛けて、18きっぷで九州行ったり京都行ったり、金がないから駅で寝たりしてたし。
ジャンルで言えば「乗って景色を楽しむ」派、だと思う。
でも、機関車は違うよ。
カッチョエエじゃん。
あんな鉄の塊がガッシュガッシュ煙を吹いて動くんだもん。
機関車なんて小学校2年の時に家族で大井川鉄道に行ったのと、高校生の時に余った18きっぷで真岡へ行ったくらいしか動いているのは見たことがない。
あと、いつだか覚えてないけど山下公園に来た中国のSLくらいか。
今でも機関車トーマスやってると見てしまうし、トーマスは子供の頃からほぼ初版で持っていた(アマゾンで調べたら古いトーマスの絵本ってプレミアム付いてるのね)。
機関車サイコーってことで、先生に無理を言ってなんとか外泊許可をもらった。

ここ1週間でウィキで色々調べたら、日本で動くD51は2台しかないそうで、1台は京都の梅小路にあるそうです。
車籍も残ってるそうだけど、もう走るほどいい状態ではないらしい。
そして、先月末から千葉に来ている498号機は高崎に普段はいて、機関車なのに最新型のATS(尼崎の事故のときに散々話題になった保安装置)まで搭載しているそうだ。
1000両以上も作られた車両なのに、今では客車を引いて走ることができるのはこの1台だけのようだ。
「デゴイチ」って名前程度しか知らなかったし、動いてるのを見るのは初めてだ。
前にバンコクのトンブリ機関区で見た機関車は、全部C56だと思ってたら、形が違うんでネットで聞いてみたところ、どうも「D51を戦後保障としてタイ仕様で作った機関車」であることがわかった。

まぁ、前置きが長くなったが、そんなこんなでD51を見に内房線へ行くため5時起床。
外は当然まだ暗い。
さくらの散歩のために外へ出る。
もっと寒かったらと思ったらさほど寒くない。
公園の脇にまだロードローラーが停まっていた。
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「コンピューターがやってくれないのか。親父が熱中しない訳だ」(byアムロ)
家に戻って布団を畳んで物置から折りたたみの椅子を出す。

弟に久里浜のフェリー乗り場まで送ってもらった。
すぐにフェリーの券を買って乗船。
6時20分の始発のフェリーなのに、船内はゴルフ客でいっぱい。
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正面の埠頭には大分を結んでいる巨大なフェリー。
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初めて見た。
でもボロイ。
浦賀水道を突っ切って千葉へ向かう。
雲の間から日が昇る。
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40分ほどで対岸の浜金谷に到着。
港の前の不動産屋で土地の値段を見た友香さんは、北海道よりも安いと言っていた。
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まずは駅を目指す。
思ったより人は少ない。
最初は駅から出たD51を見ようと、駅からちょっと離れた場所を考えていたのだが、どうも駅で14分ほど停車するらしい。
駅の手前で駅から近くだったら、写真を撮ってから間近で見れるのではと思って、駅近くで場所を探した。
駅に入って東京寄りの最先端にはまだ誰もいなかった。
トンネルが半分見えるが、電柱が邪魔だった。
駅の脇には3人ほどおじさんがいて、「そっちからトンネル見えますか?」と聞いたら、「見えるよー。こっちの方がいいよ」と教えてくれた。
目の前5メートルぐらいだし、線路横切ればすぐだけど、D51止めた爺さんもいたしなぁ。
そう思ってぐるっと回ろうかと思ったら、おじさんたちが「そこに階段あるからわたっておいでよ」と言われた。
どうしようと迷った瞬間、駅の裏に住んでいるらしき地元の若い女性が、堂々と線路を渡っていたので線路を渡った。
先にいたおじさんに断って、入り込まないか確認してポジションを決める。
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D51に近付きすぎて列車を止める人が後を経たないからか、ロープが張られていた。
雲の間から日が当たると暖かいが、雲にかかっているとやはり肌寒い。
1時間に数本の列車で試し撮影をして、椅子に座って待つ。
人もさほど増えないので安心だった。
電柱にロープで巻きつけられていた「立ち入り禁止」の看板が邪魔で、反対方面に回すと、おじさんたちが「みんな同じことを考えてた!」と手を叩いて喜んでいた。

後から来たおっさんは、前のほうに回り込み張られているロープを体重で伸ばして思いっきり体を乗り出し始めた。
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おいおいおい、邪魔なんだけど。
こっちは7時から来てそのロープの位置に合わせて場所確保してるんだけど。
しかもこのおっさん、自分の荷物をロープの内側でなく、外側に常に置く。
超邪魔。

10時前後になると人が増え始めた。
保線作業員と警備員もやって来る。
隣にやって来たババァは後から来て俺と友香さんが邪魔だと文句を言い始めた。
文句を言うなら早く来いよ。
トンネルの向こうから「ピィッ~」と甲高い音が聞こえた。
館山まで行ったD51は戻ってくる時は逆走らしい。
逆走の場合、ディーゼルが引っ張って、最後尾にD51が連結されるそうだ。
そのため、先に館山に向かうディーゼルがやって来た。
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D51が来る前の普通列車が停まると、駅のホームは降りた人で大混雑。
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どんどんこちらに人が流れてくる。
ロープの外側を歩くおっさんに、若い保線員がブチ切れ「ロープの外に出るなって言ってんだろー!」と怒鳴ってた。
そりゃ怒鳴りたくもなるわな。
後からやって来た家族連れなんかはどんどん前に行って、ロープを体でどんどん押して前に出てくる。
しまいにはガキ共が腕を伸ばして携帯で通貨列車を撮り始めた。
ケータイなんかで撮るなボケェ~。
右隣の後から来たババァは、でかい声で文句を言いまくった後、
「あっちがやってるからこっちもね」
みたいな感じで、張られていたロープを三脚で押し出してロープの外側に乗り出したら、そのババァよりも先に来ていたおっさんがブチ切れた。
「さっきから文句ばっかり言いやがって!後から来てはみ出るなー!」
トンネルの向こうで「ポォ~」という汽笛が聞こえた。
みんな一斉にカメラを構える。
ゆっくりとトンネルの奥から黒い車体が姿を出した。
結構白い煙を巻き上げていた。
結局、横アングルでの撮影を諦め、縦アングルでの撮影を試みる。
ロープよりも前に乗り出して来る家族連れ。
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ああ、ロクな写真が撮れねぇ・・・
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黒光した車体がゆっくりと駅に入って行く。
引っ張られた客車には、何を勘違いしてるのか窓を開けて手を振る客。
邪魔なだけ。
500円の指定席がヤフオクで12万になったと聞いたが、空いてるっぽい座席もあった。
みんな慌てて駅に向かう。
椅子を畳んで、二人で駅に向かった。
駅はすごい人。
入場券を買おうにも、窓口でしか買えないので埒があかない。
「帰りに買おう」
そう言ってホームへ。
ホームには黒山の人だかり。
機関室に群がった人は、機関士にデジカメを渡して運転席の写真を撮らしていた。
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先頭に向かう。
ものすごい人のいい感じの小太りの駅員さんが「危ないですよー」と繰り返していた。
ホームも、ホームの向こうの公民館の前にもすごい人。
ヘッドライトの下には申し訳ない程度の「架線注意」の注意書き。
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反対ホームに先へ行く特急が入線する。
車内から珍しそうに写真を撮るおじいちゃん。
1分程度の停車に外に出てきて写真を撮る人。
先ほどの駅員さんが「出発しますよー、危ないですよー、ぶつかっちゃいますよー」と悲鳴にも似た声を上げる一方、線路に侵入した馬鹿がいて、また保線員が怒鳴ってた。
D51は「ボエ~」と長い汽笛を上げる。
子供の頃よく見てた、銀河鉄道999が頭をよぎる。
サービスなのか、長い、長い汽笛の音。
車輪の辺りから勢いよくブシューッと白い煙を噴出し、煙突からもうもうと黒煙が上がった。
ゆっくりと動き出すD51。
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機関士さんが手を振ってホームに別れを告げる。
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白く変わった煙が、山の合間に消えていった。
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かっこよすぎる。

ホームの上では地元の観光協会がパンフレットを配っていた。
改札では、しっかりと駅員さんが入場券の回収をしていた。
清算口で込んでたので先に入ったと告げ友香さんが清算してくれた。
駅員さんは窓口で清算したことを切符回収していた駅員さんに告げてくれた。
駅からは続々と人が出てくる。
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元気なら鋸山にでもこのまま行きたいけど、そんな元気がないので周囲を少し歩く。
電柱に貼られていた別荘の広告。
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安い…
フェリーで対岸に渡っただけなのに、静かな町並みが続く。
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まるでカンボジアとタイの国境を越えたようだ。
大通りまで出て、大通り沿いを歩いてフェリー乗り場へ。
途中で見つけた看板とお店。
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港の前の大きなみやげ物屋に寄って覗いてみる。
地ビールがあった。
レストランもあった。
個人商店ががんばれるように、ぽつんと建っていたラーメン屋で一押しメニューっぽい「磯ラーメン」を頼んだ。
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よくわからん海草、わかめ、あさり、海老、よくわからん貝などがもりもり入った塩ラーメン。
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店内には、先日の試運転と本運転の写真がもう飾られていた。
地元のおじさんたちが入って来て写真を見て話をしていた。
「すっげぇー人だなー。こんな過疎に人が集まるなんて驚いた。いつも走らせてくれればいいのになー」
JRは今回の運行のために、億単位の金で保線したらしい。
毎週とは言わないけど、たまに走ってくれればナァ。
ラーメン屋の隣の小さなみやげ物屋には、中尾彬の写真が貼ってあった。
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ちょっと若々しくないか?
それでもやっぱり首元は「ぐるぐる」なのね。
でもTVSじゃなくてTBSでしょ。
大きな土産物店で売ってた地ビールを買って、船に乗り込む。
ラーメン屋で売ってれば買ったんだけど。
12時半の船に乗る。
D51はもう一度来るけど後ろ姿だし、そのためにさらに数時間待つのはしんどいし。
上の船室の窓際に座るが暑い。
早速ビールを飲む。
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やけに味が濃いナァと思ったら黒ビールだった。
ああ、しまった。
友香さんの買った方は爽やかな味わい。
フェリーに揺られ居眠りしながら久里浜港へ。
バスで久里浜駅まで出る。
久里浜駅の乗車目標、2ドア、3ドア、4ドアで位置ばらばらすぎ。
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なんとかなんないのかね、京急。
そのまま夕方まで昼寝。

起きてさくらの散歩へ。
さなえちゃんから電話。
病院へ来たらしい。
家に帰って荷物をまとめ、風呂に入って病院へ戻る。
バスは行ってしまったばかりで、次のバスからちょうど遠回りのルートだった。
バスを待ってる間、コンビニで買った酒を飲んで待つ。

病院へ戻ると、さなえちゃんが時間を潰して待っていてくれた。
部屋に入るとジャンクフード満載のビニール袋が。
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職場の小山さんが持ってきてくれたようだ。
いなくてすみません。
さなえちゃんは昨日日光へ行ったそうで徳川の紋が入ったにおい袋をいただきますた。
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今日もNHKのイッシーカンボジア紀行の日だったのだが、睡魔に襲われる。
「これが、た、闘い…」(byアムロ)
なんとか録画だけし、バックトゥザフューチャーのパート3のDVDを再生して力尽きる。

超泣けるフラッシュ
「機関車タムタムの夢」←以前も書いたけど。
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by ong-bak | 2007-02-12 21:26 | 写真日記


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