エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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2006年 09月 30日

0930:それが大事

7時前に目が覚める。
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昨夜はそのまま寝てしまったらしい。
点けてあった電気が消えていた。
棚の上に検尿のコップがあったので検尿。
先生の回診には研修医らしき若い先生が3人着いていた。
飯食ったら外出していいとのこと。
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9時過ぎたらおかんが部屋に来て、そのまま駐車場へ。
しばらく運転する機会がないと思うからハンドルを握った。
本町山中から横横に乗って、叔母の家のある葉山島まで。
途中の高校の前に、妙な標語が。
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こんな標語を高校生になっても掲げないとできんのかよ??

車のラジオから、今時「それが大事」が流れていた。

負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと
ダメになりそうな時、それがいちばん大事

つい先日、まだ病気が判る前、友香さんと電話しながら口ずさんだ曲。
特に意味はなかったんだけど、なぜか出てきた。
今改めて聞くと、その歌詞は今の俺に聞かせようとラジオが流しているかのように思った。

俺は、この病気に負けない。
治るために投げ出さない。
この病気から逃げない。
先生と看護師さん、応援してくれてるみんなと、自分自身を信じる。
すげーよ、名曲だよ「それが大事」!

叔母の家は幹線道路からちょっと奥へ入った小さな川沿いにあり、川のせせらぎが聞こえてくるナイスな場所だ。
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6月には蛍が飛ぶ。
リビングの外にあるデッキがまたイイ。
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裏には小さな畑があり、色々な野菜が実っていた。
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海鮮入りのパスタうまかった。
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一番上のおじさんがやって来て、作った輪ゴム鉄砲を見せてくれた。
おじさん竹とんぼを趣味で作ってて、また凄いうまい。
今度は5連射できる輪ゴム鉄砲を作ったらしい。
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いじらせてもらったら、これがまたよくできている。
いい年こいて夢中になって遊んでしまった。
今日は老人ホームに入っている祖母の誕生会で、一同が集まる予定だった。
行く予定だったけど、こんな病気になったもんだから諦めてたら、運良く外泊許可が出た訳だ。
叔母の家から程近い老人ホームへ向かう。

祖母はおかんの生みの母で、戦後貧しかったため、幼かったおかんを幼女に出すしかなかったそうで、一緒に住んでいるばぁちゃんは育ての母になる。
10年ほど前、おかんが生き別れた兄弟を見つけだし、50年ぶりに兄弟が再会したという訳だ。

相模川の見えるホームで、地元のカラオケ愛好会によるカラオケ慰問会。
終わった後に、祖母の耳元で
「れいの息子の俊介です」
と声を掛けると、それまで曾孫の差し出すコーヒーゼリーを嫌々食べていたのに、言葉が届いたのか、ぎょろりと目を見開いた。

叔母の家に戻って、一番上のおじさんが陣頭指揮を取って庭で色々焼いてくれる。
おかんは目を放した隙に飲んでいやがった!
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誰が運転するんだよ!
帰りも俺か…
「あんたも飲めば?」
家にさくらだっているし、治るまで飲まないって決めたの、俺は。
デザートのパイナップルが甘くてめっちゃうめーの。
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叔母の家でいつも出されるうどんがまたうめーの。
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さくらも心配なので遅くならないうちに帰る。
帰りの運転中に数度くにえから電話があった。
帰宅して電話すると、桃ちゃんから電話があって「今どこ?」って言われたらしい。
自宅にいると答えたら小田原まで車で来たそうで、横須賀に向けて車をぶっとばしていたそうなのだが、藤沢周辺で3時間の渋滞。
大船に車乗り捨てて、電車で乗り継いで面会時間終了10分前の病院に駆け込んだところ、病室はもぬけの殻。
「1日返せ」
笑って言われた。
ごめん、ありがとう。
パソコンのデータなどの整理。

明け方憲ちゃんからメールが来たので電話。
「おめーが死ぬわけねーだろ!」と励まされた。
ありがとう。
布団に横になるが寝付けない。
死の恐怖。
眼鏡を外しているのに明るい光点が見える。
眼鏡を掛けて見ると星だった。
気がついたら寝ていた。
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by ong-bak | 2006-09-30 23:50 | 写真日記


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