エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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2006年 05月 12日

0512:交通博物館

交通博物館が閉館するんで早く出てアキバへ。
平日の10時くらいなんて、ゴーストタウンのような静けさ。
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移転の話は去年から聞いていて、何度も仕事で近くに行ったので寄ろうとしたが、いつも月曜日で休館だった。
家族で行ったことくらいしか覚えていない。
なくなる前に、子供の頃家族で行った場所へ、もう一度足を運んでおきたい、それだけだった。
子供の頃、横浜へ「おでかけ」するだけでメチャクチャ遠出だったので、東京なんて異世界へ行くようなもんだった。
実際、子供の頃、東京へ出たことは数度くらいしかない。
なにせ、京急の品川駅で、品川止まりの列車が引込み線に入って戻ってくるのが理解できず、行きに降りた品川駅のホームと、帰りの品川駅のホームが、方向感覚を失って同じ方向へ向かうと思い込んでいた。
だから、「同じ方向へ向かうのに行き先が違う」と幼心に思ってしまい、「品川へ行くと、逆の鏡の世界へ行く」と思い込んでいたくらいである。

行くなら今日しかないので行ってみた。
アキバから向かうと、橋のところから外観を撮影する人が多数いた。
ガードをくぐって正面へ行くと、自動券売機に行列ができていた。
平日なのに親子から若いカップル、団体の老人と、実に多い。
若い女性が多いのも意外だった。
館内は思ったよりか混雑はしていなかったが、人は多い。
館内の中心のホールにはSLが2両どーんと展示。
うち1両はSLのカットモデル。
カメラのカットモデルとかはよく見るけど、SLのカットモデルとはスケールがでかい!
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やっぱりSLは漢のロマンですよ!
黒光りした車体!
巨大な動輪!
隣の部屋には巨大な鉄道模型が。
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これの走行展示が一番の目玉らしい。
10時半からの運転にはまだ時間があったので館内を見て周る。
館内に展示されている車体には、さよならヘッドマークが取り付けられていた。
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関門海峡の模型があって、ボタンを押すと断面が持ち上がり、関門海峡の様子が見れたりした。
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ループ橋の模型とかあって交通博物館面白いよ!
子供心が甦る(って、カンボジアじゃいい年こいて精神年齢子供だけど)。
信号機が整列するコーナーは微妙だったけど。
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親の世代では、国鉄はこんなんだったんだろうと思わせる流電の模型が。
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おかんは短大に通っていた頃、まだ横浜では路面電車が走っていたらしい。
それで山手まで通ったとか。
修学旅行列車の座席。
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横須賀の小学校は、専用列車で日光だった。
横須賀駅から日光まで直通。
他の車両は他校の生徒だったから行き来を禁じされていた気がする。
当時、ゲームボーイ(もちろん初代)が出たばかり。
確か、通信ケーブルでテトリス対戦をしたのを覚えている。
多分、創価の信者の子供がいて、バスで鳥居の下を潜る時「潜りたくない」と騒いでいた。
あとは昔よく利用した大垣夜行を思い出す。
豊橋や京都へ行くのに、夜7時過ぎから並んで大垣行きの座席を取ったっけ。
「電車でGO」が出て数年経つのに、アナログシュミレーターに長い列。
若い女性も並んでいた。
数人しか並んでなくても1回に時間がかかるのか、1時間待ちの張り紙。
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1号機関車は「機関車やえもん」のモデルらしい。
確か悲しい絵本で涙したのを覚えている。
現代版「機関車やえもん」←泣ける
当時の車掌の書割の下には、バンコクのワット・アルンのように小さく「40B」なんて書かれてないのでご安心を。
10時半になったので鉄道模型のところへ行くと、身動きできないほどの人でごったがえしていた。
遠足の園児や子供の泣き声が響く中、おねーさんの進行で模型が動き出す。
駅から発車したり、引込み線から発車したり、同時に数編成の模型がぐるぐると走る。
埼京線、京浜東北線、中央線、あずさ、スーパーひたち、その他名称不明な列車が走る。
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子供の頃、Nゲージを持っているのがある種のステータスだった。
女の子のシルバニアファミリーやバービーみたいなもんだ。
Nゲージのカタログの、模型の町並みを眺めて、ドキドキしていた。
最初、根岸の行きつけのおもちゃ屋で、じーちゃんがSLのNゲージを買ってくれたんだけど、おかんが「まだ早い!」と怒って返品させられた。
元来、模型自体が好きだったじーちゃんは、小学校の高学年の頃、発泡スチロールでベースができていて、自分で色塗ったり、建物置くだけでできる半完成品を作ってくれ、誰も持っていなかったらものすごく嬉しかったのを覚えている。
目の前の巨大な模型を見ていると、童心に戻った気分になった。
床に横になって、模型の線路と同じ目線になって、列車が目の前を通り過ぎるのを何度も何度も見たっけ。
小さなカメラを載せて、模型の視線で見てみたい…何度そう思ったか。
模型台の左隅にあった液晶モニターに、動いている列車の中に積んでいるカメラからの映像が飛ばされ、表示される。
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ちんたら走っているように見えた模型だが、モニターに映る景色は、実際の車両と同じ感覚だった。
模型よりもモニターを見るほうが楽しかった。
列車とすれ違ったり、ホームを通過する迫力感。
さすが交通博物館。
模型台の照明は夕暮れになり、そして夜になった。
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家からは灯りが漏れ、遊園地の観覧車が回り始める。
朝になると、高架でずっと停まっていた新幹線が動き出した。
ちゃんと早く走るのかと思っていたら、新幹線は別格でメチャクチャ早く走り出す。
歓声が上がった。
あまりにも早すぎて、携帯カメラじゃテールランプが流れていた。
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子供の頃に戻ったみたいに、あっという間に20分近い走行会が終わる。
慌てて館内を見て周る。
車のコーナーにあった昔のバイク。
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お洒落でカッコいい。
スバル360もあった。
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知り合いの教師で、超スバル360大好きな人がいて、1台乗り潰してエンジンだけ探していたら、エンジンだけの予算でいい出物があったそうで買い換えた人がいたっけ。
「走ってると指さされる」
と言っていた。
天井は腐ったらしくて幌にしていたんだけど、ボタンみたいなのでくっついてるから簡単に車上荒らしができちゃう。
オート三輪も展示されていた。
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前から見ると軽トラっぽいんだけど…
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実はロング車だった。

11時には出ないと会社に間に合わないので、後ろ髪を引かれながら帰る。
さっきの模型、どうやって動かしてたのかと思って覗くと、ものすごーーーく複雑そうな運転盤があった。
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入場券売り場はまだまだ人が並んでいた。
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この新幹線の前で、子供だった俺は、親父とおかんに連れられて、写真を撮ったんだろうな、と思った。
そして同じようにたくさんの親子がここで写真を撮ったんだろう。
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by ong-bak | 2006-05-12 23:26 | 写真日記


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