2004年 10月 02日

1002:新築パーティー

本日はタケオ新館(新・新館?)の新築パーティ。
カンボジアで新築記念は、結婚式の次に重要だそうだ。
元々、建築が遅れに遅れてた新館だが、当初、モムさんが10月1日に客入れを開始したいと話していたので、急遽9月24日の航空券を延長したら、パーティ間に合わせてくれると言うので、帰国を延長したのだ。
結局、10月1日のオープンは無理でも、パーティーはやってくれることになった。

朝6時、起きると既にモム一族の兄弟の嫁さんが集まり、食材の準備や食器の準備もしていた。
準備風景を撮影し、とりあえずデータをネット屋に行ってコピーする。

7時過ぎには尼さんが新館の屋上に集まり始めたので、短パンを長ズボンに着替え、機材を持って屋上へ。
ラチャニーの日本語学校の担任、るーみんもやって来た。

向かい合った尼さんの列が二組。
奥にお坊さんが横に座っている。
寸胴鍋が運び込まれ、お坊さんと尼さんに黄緑色の液体がかかったカンボジア麺、ノンバッチョックとジュースが配られる。
お坊さんのお祈りと食事。
我々旅行者にも配られる。
色でもうダメな俺は、るーみんのを一口もらったが、全くダメだった。
それでも3杯ほどお代わりしている強者旅行者もいた。

一気に式を進ませず、微妙な間を持たせばがら式は進行する。いや、間が長すぎるから進行とは言わないのか。
調理場を覗くと、知らない人も数人いるくらい大勢で肉などを調理している。
よーく見ると、毎朝フランスパンを売りに来るおばちゃんが、白いいいシャツを着て肉を切っていた。
カンボジアの新築パーティーや結婚式って、親類だけでなく、屋台のおばちゃんとか、近所のバイク修理屋のあんちゃんとかが、めちゃくちゃ着飾って(特に結婚式)来るので、面白い。

お坊さんの前に白い布が用意される。
施工主のモムさんが座る場所だ。
儀式が始まる。
他の尼さんがモムさんの斜め後ろにモムさんのお母さんが座る場所を作るが、「尼」として来ているのか、座るのを拒む。
おばあちゃんは相当頑固なので嫌だと言ったら絶対に聞かない。
お経が響く。
同じドミに泊まっているカオリちゃんは、じっと手を合わせて瞑想している。
モムさんが腰を落とし、両手をお坊さんの方に突き出して伏せる。
お坊さんはお経を唱えながら、聖水を木の枝に含ませ、モムさんに掛ける。
結婚式でもそうだが、この行為こそが東南アジアでの水掛け祭りの原点なのだ。
それがエスカレートして今日に至っているのだ。

儀式が終わった後、お坊さんと尼さんは新館の部屋を見学して帰る。
横になる人もいれば、興味深そうにまじまじと見る人、屋上で横になってだらける人もいた。

昼過ぎ、飯だと呼ばれ屋上に上がる。
大工さんたちが車座になって座っていた。
ベトナム人の頭領に呼ばれ、座る。
次々に回されるビール。
業務用の洗剤の空き箱に大量に入れた氷が回され、ビールをグラスに注ぐ。
日本式に「カンパーーーーイ!」とグラスを掲げ、ビールを飲む。
鳥の丸焼きや、ご飯が次々に運ばれる。
陽気なクメール人は、何度も乾杯を繰り返す。
本日は無礼講。
普段は飲まないクメール人の女性も酒を飲む。
お手伝いのトマーもビールを口にしていた。
ビソットの子供も、6歳くらいなのにビールをチビチビ飲んでいる。
なかなか度胸のあるヤツだ。
カラオケ大会も始まる。
大音量で曲が流れ、子供がたどたどしく歌う。
運良く、知ってる曲が2曲入っていた。
歌詞は知らないが、併せて歌うことぐらいはできる。
どんどん酒も飲まされ、るーみんは同じグラスに4種類くらいのビールを混ぜられ、悲鳴を上げている。
これから授業らしいが、皆おかまいなしだ。
同じVCDがリピートされるので、歌って踊って大いに盛り上がる。
隣のねーちゃんが、遠目に見ながら目が合うと笑っていた。

祭りとは寂しいことに、時とともにだんだん盛り下がってしまう。
あんなに多くの人がいたのに、人影はまばらになってしまった。
キリのいいところで切り上げる。

道路の所に、先日の偽バイタクがいた。
モムさんにあいつが偽物だと言う。
酔っている勢いもあり、偽バイタクの元まで行き、
「オラ、この泥棒野郎め。テメー、タケオのバイタクでもねーのに、タケオ名乗るんじゃねーぞ、ボケ。今すぐ消えろ、馬鹿野郎」と罵りまくる。
モムさんが勝手に名乗るなのようなことを、言ったのか言わなかったのかはわからんが、何か言っていた。

今日の式典のために帰国をギリまで延ばし、航空券まで買って飛行機でバンコクへ戻る2人がいたので、ビソットの車で空港まで一緒に行く。
最初は高い航空券にためらっていたが、結果として後悔はしなかったようだ。

バイクをスナダイクマエへ預けるために、先生と一緒に行ってもらう。
バイクを預け、モロッポーへ最後の晩餐。
昨日の写真を持って行く。
最近、ンガーの愛想は以前よりかはいいものの、やはりよくはない。
ビッチャラーは、明日帰ると言うと、泣く真似をしてくれて、帰り際は二階から駆け下りてきてくれた。

タケオ前では相変わらず門番を兼ねた賭けトランプ大会開催。
ビソットやティーに明日帰るからと告げ、握手をした。
「次はいつ来る?」
本当は年内に1回か、年明けに1回くらいは来たいのだが、はっきりとしない。
「来れたら4月」
そうとしか言えなかった。

タケオのロッカーに入っている荷物の整理。
置いて帰る荷物と持ち帰る荷物を整理する。
持ち帰る荷物をドミに持って行き、置いて行く荷物を下へ降ろす。
ドタバタしているうちに、以前フィルムを送ってくれたKYOさんと中村さんが到着。
こっちも髪を切ったし染めたので、目の前にいたのに気づかなかったようだ。
本当は昨日来るはずだったのに、日程が変わり、モムさんが連絡がないと、ずっとやきもきしていた。
こちらも明日の支度があるので、あまり話せず就寝。
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by ong-bak | 2004-10-02 08:57 | 写真日記


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