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エンドー帝国  カンボジア撮影日記

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2006年 01月 19日

0119:せわしくバンコクへ戻る

今回はバンコクへ来たついでに寄っただけなので、シェムリは2泊で終わり。
モムさんに「2泊で帰る」と言ったら、「はぁ?何とぼけたこと言ってるの?」と言う目で見られるし、誰もが「またくだらない冗談言って」と思ったらしい。
チョムナンは「エ?モウ帰ルノ?悪イネ~。モット、モット、アト10日クライ」と言われた。

すごい人に会いました。
チャリーダーの方です。
ただのチャリダーではありません。
2人乗り自転車で旅をしている方です。
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これで国道6号を走るそうです。
今は大分道がいいけど、去年の10月だったら相当キツかったと思います。
このタイプの自転車、軽井沢で見たことあるけどもっと実戦的なタイプで、重戦車のような自転車でした。
コレでカンボジアを走ったら、村人はみんな喜ぶはず。

「山田さんによろしく」とネットでも伝言されたのだが、今日、「山田さんって誰ですか?」と聞かれた。
話を聞いていると、どうも食堂で働いていて、日本人の旦那がいるクメール人だと言う。
いや、知らんよ?
少なくとも俺が知ってるタケオ常連で「山田」って聞いたことないし。
モムさんに「山田って知ってる??」と聞いても「誰、それ」みたいな感じで、バイタクのアバンに聞いたら「知らん」と。
「山田って誰だ~?」見たいな感じで声を掛けると、「ハイ」と出てきたのはチョムナン。
「私ガ山田デス」
って、なんでやねん!
一時期、斉田大長老に、ラチャナー、ラチャニー、タンホンの3人娘が「ハルミ」「ナツミ」「フユミ」と名付けられ、名前を聞かれたら「ワタシ、ナツミ」なんて答えていた時期はあったものの、山田って…

毎回のことだけど、とりあえずモメさんと記念写真。
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当然後で叩かれる。
アンコールクッキーに続いてアンコール煎餅なるものが出た模様。
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確かに、今ままで、日本向けのカンボジアのおみやげで保存が利くものってのは、アンコールクッキーまでなかった。
悪くはないんだけど、「カンボジア行って来ました、お土産の煎餅ですって」なんか微妙な気が。
カンボジアのお土産で、日本語でどーんとアンコール煎餅って…
まるでスキーのお土産状態。
「パリ行って来ました!これ、お土産のエッフェル塔モナカです!」
「オーストラリア行って来ました!これ、お土産のエアーズロックヨウカンです!」
って感じ?
まぁ、お土産の種類が増えることはいいんだけどね、日本だけでなく、やっぱりどの国の人でも受け入れられる商品の方がいいと思うっす。

今回はタクシーの同乗者を募集したものの、タクシーの方が楽で便利だと言うことを知らない人だらけのようで、名前を連ねた一人も「2人だけなら行かない」などと言っていたそうなので、仕方なくポイペトまでバスで帰ることに。
愛犬はタソムの前まで見送ってくれますた。
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ここで何故かバンコク行きとポイペト行きで違うバスに乗せられる。
バンコク行きはどこ経由なのかとちょっと疑問。
市内をぐるぐる回って、空港へ近づくと、係のあんちゃんが流暢な英語で
「これより皆様をシェムリアップ空港までご案内し、飛行機でバンコクまでお連れします」(ってたぶん言った)と言うと、西洋人には大ウケ。
このあんちゃん、どっかで見た覚えがあるんだよなぁ。
ニコンの看板の下で、ポイペト方面に行きそうなクメール人家族に声を掛け、席が空いていたので乗せる。先日フィルムカメラの縮小を発表したニコン。
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そのラインナップを暗示していたかのような看板で、裏面は
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FM10(爆)
さらにこの看板の隣には、カメラ部門から撤退のコニカミノルタの看板が建っている。
ああ、そういえば、うちらがいつも利用してるコニカショップはどうなってしまうんだろう??
バスは30分走って、9時過ぎにササールスダムを通過。
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その5分後に舗装道路の西端、エンド・オブ・アスファルト(今命名)に到着。
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バスは一時停止し、運転手が窓を閉め、エアコンのスイッチを入れた。
もう、何年もここで舗装が停まっている。
いつだったか、雨季にオラオラオラ~クラランまで遊びに行くぜぇ~とバイクをぶっ飛ばしてたら、こっから先が道悪すぎで、嫌になって引き返した。
バスはそこから15分ほどで、プレイ・チュルックを通過する。
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そしてそこからさらに20分、第一休憩所のクラランへ到着。
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すんげぇおしっこしたかったので、運転席から飛び降りて休憩所のトイレへ猛ダッシュ。
顔なじみの休憩所だったから何も言われない…というか、子供たちに発見され、外でいつもどおり写真を撮らされる。
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はっきり言ってキリがないから嫌だ。
一通り撮影して切り上げようとしたら、「横位置で撮れ!」って言われ、横位置でも撮影させられますた。
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縦位置の方がカッコいいんだよ!
以前、先生がクラランで休憩したら、「あんた何人?」と聞かれ「日本人」と答えたら、「眼鏡の人、知ってる?」って聞かれたらしい。
それ、うちじゃん…
ここの休憩所の親父は、いつもへらへらしてて、よくわからんのだが、ベトナムの警察だったか軍だったかで、部屋に軍服を着た写真が飾ってある。
おばちゃんは、いっつもお絞りやら、コーラやらをほいほいくれる。
その脇で、普通の旅行者には、タバコのアンコールを子供たちが1箱1$で売ってたりするからすごい。
撮った写真をばら撒いてその結果があるのが、ここ。
ちなみに2番目はアンコール・ワット周辺の警官やらバイヨンのレストラン。
子供たちの写真攻撃撮影攻撃をなぎ払い、バスへ戻る。
本当にきりがない。
持ってくるときのプリント代だって馬鹿にならない。
15分ほどの休憩の後、出発。
クラランのすぐ西が州境。
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1時間20分ほど走って、スワイの手前2キロほどのレストランで飯休憩。
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以前は街中だったけど、街中だと向かいの店で簡単に安く飯が食えるからだろう。
街から離れた何もない場所で強制休憩。
仕方ないから確か6000Rのインスタントラーメンで我慢。
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携帯電話の料金をチャージしてたら、近くのテーブルにいたクメール娘の集団が、「この日本人、何で携帯持ってるの?」といった感じで後ろから覗き込んでいた。
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便所の脇の木に、猿が繋がれていて、氷を食っていた。
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12時7分、スワイ通過。
国境のポイペトに向かう。
ポイペトの、ピックアップ乗り場は、カムリ乗り場に変わってた。
そこに乗り換えバスが停車していて、国境のロータリーまで旅行者をまとめて運ぶ。
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ロータリーで降りて早足でイミグレへ。
激空いていた。
すぐに出国。
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カジノ通りを抜けて国境へ。
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さようなら、カンボジア、また会う日まで。
国境線も記されていない端の東側に、カンボジア国旗が風になびいていた。
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橋を渡るとそこはタイランド。
タイ人は長蛇の列だったが、外国人はスカスカ。
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アライバルカードに、宿泊施設を「YMCA」と書いておく。
女性係官に「サワディカップ」と愛想よくパスポートとカードを渡す。
すると、「どこに泊るか書け」とカードを返された。
YMCAと書いてあんだろ、このヴォケ!
その脇に「HOTEL」と書いて差し出すと、「どこだ?」と抜かす。
んなの知る訳ねーだろ!
適当に(スペルも適当に)「スクンビット」と書いてカードを窓口に戻した。
心の中では、「このアホ女め!」と思ったが、タイ語でなんて言ったらいいかわからない。
何が腹が立つって、このアホ係官、俺がカンボジアで一番会いたくないアホな日本人の女にそっくりなところがますます腹立だしさ120%(当社比)増。
いや、本当に二度とカンボジアに足を踏み入れて欲しくないくらい俺が頭に来ているといえば、よっぽどであることは判ってもらえると思う。
「恩を仇で返す」
しかも二度もだ。
人として最低ですな。
同じ沿線に住んでいることだけでも耐えられないくらいなんですよ、俺としては。
知っている人は知っていると思いますが、ワタクシ、「好き」か「嫌い」かはっきりしておりまして、「好き」な人間には徹底的な忠誠をしますが、「嫌い」な人間は徹底排除です。
まぁ、その女に似ているだけで耐え難いのに、気の利かないこのアホ係官には嫌気が差し、普段はパスポート返されたら「コップンカップ」と愛想だけはよくしているのだが、奪うようにパスポートを取り返し、とっととイミグレを後にした。

タイ側の国境マーケットでモックを探すが、シンちゃんから貰った地図がイマイチよくわからんくて、結局どこなのかわからなかった。
やっぱりポイペトか?
でもポイペトでミニマートってビザセクション近くしかわかんないんだよなー。
仕方ないからモトサイでアランの町まで。
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タイは本当に道がいい。
アランのバスターミナルには、2時半のモーチット行きが停まっていた。
何時間か尋ねると4時間と言われたので、サケオで待つよりもこっちが早いと思ってこのバスに決めた。
おばちゃんたちをからかって、写真撮って、ビール2本買ってバスに乗った。
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動き出したバスでデータのチェックをする。
すると、昨日撮影したフ●チンの写真がことごとくない。
ヤラレタ!!
先生にデータをコピーするのにメモリースティックを預けてタケオに戻っている間に、消された。
撮影している時はノリノリだったくせに、後でイマイチそうな事を漏らしていたのを思い出した。
油断した。
データは財産なのに。
使うつもりはなくても(ってかアレはさすがに使えない)、油断していた。
悔やまれるが仕方ない。
1時間で到着したサケオのバスターミナルで、スナック菓子とウインナーを買った。
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途中、どっかの町のガソリンスタンドで長時間停車して、結局バンコクへ到着したのは7時半。
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モトサイでBTSの駅まで。
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「歩きたい距離ではない」と聞いてはいたけど、これは確かに荷物持って歩く距離ではないわ。
その足でMBKに行ってDSを物色。
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日本じゃないない騒いでるようだが、バンコクじゃ普通にある。
でもタイの物価から考えたら、金持ちじゃなきゃ買えないわな。
BTSでオンヌットへ。
駅前からモトサイ利用で宿へ。
駅前のモトサイ、これ一度使ったらやめられない。
楽だ。
宿に着くと、出発前から泊っていたやたら日本人びいきのスイス人が、「もう帰ってきたのか?カンボジアはどうだった?」と言っていた。
制服のエーンがいたけど、絶対スタッフTシャツよりエーンは制服の方がいいと思う。
ここのネットは、近所にネットできる場所がないからか、外国人や、片言の日本語を話せる女子大生が、長時間に渡ってチャットしていることが多い。
うちらがカンボジアへ行くと前後してチェックインしたお姉さんが、タイマッサージの講座を修了したのやらせてくれと言っていた。
いやいや、こちらこそ大歓迎ですよ。
やってください。
って話だったのに、おねーさん、いなくなったと思ったらドミのベッドで爆睡していた。
荷物をまとめ、ロビーの椅子の上で、1時間半だけ仮眠を取る。

by ong-bak | 2006-01-19 23:57 | 2006冬旅


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